満足度★★★★
独特の世界観を堪能
面白かった。舞台の使い方も、先の読めないストーリーも、狂気を含んだようなキャストの皆さんの熱演も。AI・HALLって元々どんな形だったっけ、と思うくらい、客席への入口から独特に作りこまれた舞台に開演前からワクワクしました。ストーリーは割とヘビーな内容でしたが、サリngさんの不思議な世界観と、主演の蔵本さんをはじめ個性的なキャストの熱演に、時間を忘れて引き込まれました。やっぱり突劇金魚の舞台、好きです。
満足度★★★★★
【おすすめ】夏の残骸
7月のショートバージョンの時にも感じたのですが、これまでの突劇金魚の作品は曇りガラスで隔たれた向こう側で作品が進行しているような感じを持っていたのですが、本作ではガラスが開け放たれて、舞台上も客席も同じ空気を吸っていたように思います。抽象的な感想ですが、おすすめです。
満足度★★★★
劇団名に惹かれて
劇団名に惹かれて初めての観劇です。
前後する時間の運びと台詞の選択を大事にした戯曲は苦労が伺え、ストーリーテラーとしての醍醐味を感じました。
前半のシーンと同じシーンが繰り返される後半では意味合いの全くことなる状態を自然な形で伝え、観る者に多面的な人間模様を感じさせ、とても不思議なお芝居を堪能しました。
舞台美術もとても面白く、観劇後には「なるほど」と思わせるものであり、音響も照明とてもバランスが良い状態で安心して観劇できました。
役者さんは皆さん良かった、田中さんは「おはよう朝日です」リポーターのイメージのみでしたが、TVより本気演技で素敵でしたし、蔵本さんは女性の可愛さと怖さと特有の情緒不安定を見事に魅せていました。
但し、1h45mという上演時間としては、途中のダレバが少し長いかなと感じました。
関西劇団の現地での初観劇でしたが、この価格でこのクオリティで体験できたことを嬉しく思い、今後も「突撃金魚」に期待します。