満足度★★★
改訂版での再演希望
イジメをテーマにした力作(上演時間155分)だが、前半は盛り込み過ぎ気味な上に異様に濃いキャラがいたりもして物語が「線」になりきれないのがもどかしい。
対して後半は2つの主な流れがうまく絡みあい、また「90年代のアイドル映画」(後述)的なニオイもして好み。
よって前半をもう少し線が繋がるようにした改訂版での再演希望、的な。
しかしイマドキ熱血教師系を登場させるとギャグかパロディになってしまうというのは創り手にとっては辛いのではあるまいか?などと考えさせられたりも…。
(補足)「90年代のアイドル映画」については、女性アイドルグループの部分にMAX、フリースクール生徒たちにジャニ系のコが起用されたモノのニオイを感じた。具体的に似ているのではなく、漂う雰囲気的なものが、なのだけれど。