満足度★★★★
続くこちらは「応用編」?
奇しくも風蝕異人街と手の加え方が近いが、前半と後半を入れ替えたのが大きな特色。
これによって教授の授業が延々と繰り返されている感が強調されて不気味さ倍増。
「基礎編」の後に「応用編」な上演順が功を奏した感じ。
また、不条理に思われる授業の内容も、何かの隠喩ではないか?とうがってみたり。
あと、風蝕異人街は演技エリアの手前と奥で、長堀博物館は上手と下手で、前後の生徒を見せていたのも面白かった。
満足度★★★★
授業
初のイヨネスコ作品観劇でした。いやはや不条理でしたね(笑)
おもしろかったです。ベケット、オルビー作品にしか触れたことがなかったのですが、イヨネスコ作品にも興味が沸いてきました
演出では、ヘリの音や手錠が不条理とは違って見えてしまって、やり過ぎ感を感じたかな~。二つの劇団を見てどちらもおもしろかったんですが、最初の劇団さんの演出の方が不条理な世界に関しては作り込まれていた気がします。(最初の方の世界観を感じている状態で二回目を見たから、補整もあるのかな…)
やばいブーム不条理劇高レベルで感激。聖地神楽坂デイプラッツ7月涙の閉館みおさめ。
さよならデイプラッツ。(T_T)もう神楽坂の老舗劇場が牙をむくこともないか。坂道をくだりながら思った。とんがった公演が多かったデイプラツ。日本でもこれくらいの聖地はあるのだ。長堀、授業はさすがでした。効果音、音楽のつかいかたは秀意がうtおころは逸。最後の演出に関してわたしの考えとちがうところは、役者同士の演技の呼応があまりなくて、演劇が不成立ぎみだ。悲劇は最大の喜劇という法則ならなおのこと劇でなくてはならない。劇のエッセンスをばらまけば、それは劇だろうか。ちがいますそれは前衛です。演劇のアンチにあるわけで前衛は劇を必要としていない。不条理劇の定義は劇をねらってするものだ。悲劇はおもしろいという結論なら演技的に成立して不条理な形になってるが劇でしょう。キャストは感情の交換をすべきだろう。
満足度★★★★★
いわゆる「不条理劇」
このジャンルに分類される作品群は、非常に多様な演出の可能性を有するということを、今回、ディプラッツのフェスティバルは証明したのではないか。今後も様々な解釈の、優れた演出作品が演じられることだろう。
今日、評者は、2通りの演出を見た。どちらも興味深い演出であったが、なぜ、生徒は女性ばかりなのか? を問う演出があっても良いのではないか。今回見た2通りの演出では、その点は問われていなかった。然し、それぞれの演出家が、それぞれのスタンスで舞台化した作品自体は、とても面白く拝見した。今後も、このような企画をどんどんやって欲しい。