ぶた草の庭 公演情報 ぶた草の庭」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    率直な感想として、台本がイマイチ。設定が生かし切れていないと感じられるし、状況と心情がミスマッチで不自然に軽く稚拙な印象。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    〈庭チーム〉

    未来の日本、ヨコガワ病と呼ばれる奇妙な伝染病が発生している。感染すると身体のどこかに赤い痣のような斑点が現れ進行と同時に変色、徐々に記憶障害が酷くなって死に至る。感染者は各地にある隔離居住区に分散されて生活。その内の一つ、瀬戸内海に浮かぶ離れ小島、廃村となった蓮池村の集落にあるコミュニティーセンターが舞台。
    青年団の『S高原から』や今作の作家・土田英生自身の『燕のいる駅』を思い起こさせる。不条理にも誰もに確実に訪れる“死”との対峙を描く。これは人間の永遠のテーマ。“死”を前にしないと人間は“生”について考えられない。

    主演の佐藤達氏の魅力爆発。まさに適役。彼の持つ技術が遺憾なく発揮されている。
    石川佳那枝さんは香坂みゆきっぽい余韻。味がある。
    松田一亨(かずあき)氏は満島真之介系、笑いの作り方が巧妙。山口良一系か。
    田上大樹氏は安田大サーカス・団長安田っぽい。
    菅沼岳氏はいつもながら剛腕でなぎ倒して場をかっさらう。
    花渕まさひろ氏は吉田豪っぽい。

    佐藤達氏のキャラ、事を荒立てない生き方。脳裏に流れてくるのは氷室京介の「ANGEL」の歌詞。
    いつでも優しさを弱さと笑われて 弱さを優しさにすり替えてきたけど

    流石の完成度。是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    かつて南シナ戦争があり、アジアに多くの難民が発生。日本に逃れた多国籍難民達はガンジ山周辺に居住。その子孫達はガンジビトと呼ばれ、日本名として姓を「高台」と割り当てられた。被差別地域であるガンジ山に謎の研究施設「アカヤネ」が新設。その周辺からヨコガワ病が発生した。

    ガンジビトのおやつであったツノギ虫、これに噛まれると高熱に苦しむ。だが主人公の記憶障害が治癒されたようにも。

    小林花絵(かえ)さんがノートに綴る未来の妄想日記。「ぶた草の花粉に含まれる成分にて特効薬が出来る」との妄想。

    ラスト、「どうせ死ぬんだから何やったって仕方ないだろ」と思ってきたが、いや全ての存在はいずれにせよ死ぬのが必定。だが、今現在はここに生きている。まだ死んではいない。生きている限りやるべきことがある。やらなくちゃいけないことが。佐藤達氏が叫び声を上げる。「どうせ死ぬんならそのギリギリまで生きてやる!」

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