光の帝国 公演情報 光の帝国」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-3件 / 3件中
  • 遅ればせながら・・・
    とても温かいお話で、あっという間に終わってしまいました。teamりんくすさんのお芝居を見て原作も読んでみたくなりました!

  • 満足度★★★

    面白かった
    社会人だけでやっている劇団であるが、かなり練習をしているようで、発音も聞き取りやすく、楽しめた。いろんな超能力を見れるかと思っていたのだが、そこは続編に期待したい。

  • 満足度★★★

    ドラマチックな原作と脚本
    恩田陸の「大きな引き出し」が原作、キャラメルボックスの脚本、
    それにフライヤーの、うつむいた聡明そうな少年の横顔も魅力的だ。
    まだ原作・脚本頼みな気もするが、ここからもっと入りこんで作り込んで
    面白い作品にして欲しい。






    ネタバレBOX

    はるか昔から特殊な能力を持った一族が存在していた。
    未来を予知したり、遠くで起こっていることを視たり、触れるもの全てを記憶したり…。
    「常野(とこの)一族」は、それらの能力が世間に明らかになると
    迫害されるのを怖れて転々と住まいを変えながらひっそりと暮らしている。
    たまたまその噂を耳にした映画監督が、それを映画にしたいと考える。
    15年前、不思議な力を使って映画監督と彼の父とのわだかまりを解いた姉弟が
    その映画化を阻止しようとして訪ねて来る。
    不思議な能力のことが世間に知られれば、一族は危険にさらされる。
    実際彼らの両親は、迫害から逃れて逃げる途中死んでしまったのだった…。

    「驚異的な記憶能力」を持つ少年や、狂言回し的な映画監督など、
    説明を要する台詞量が多いのだが、声・滑舌が良くてとても判り易い。
    姉役の柚木茉季さん、父親役のぽっちゃりイケメン川原圭さんに安定感がある。
    全体的にはまだ台詞に気を取られていて、
    表現方法を選びながら人物像を深めて行くにはもう少し時間がかかるかも。

    ストーリーがドラマチックなので1時間を引っ張るけれど
    ちょっと物足りない印象も受けた。
    特殊な一族の能力について、実例とそれが引き起こした悲劇的な結末を
    エピソードとして充実させ、常野一族の能力故の悲劇の歴史を強調したら
    姉弟が映画監督を説得しようと必死になる理由がもっと納得できると思う。
    両親が亡くなる場面の緊迫感も増したのではないか。
    映画監督が長年温めて来たテーマを、姉弟の懇願を受けてあきらめる場面も
    その無念さがより伝わってくるような気がする。

    臨終前の医師がこれまで関わった人々と言葉を交わす場面や、
    弟がその医師に触れただけで、彼の人生を記憶することが出来る場面などは
    印象的でとても良かったと思う。
    ところどころにはさまれた笑いネタも受けていて面白かった。

    これで終わらせるのは勿体ないドラマチックな原作と脚本、
    それにこの本を選んだteamのセンスは素晴らしいと思う。
    ぜひ次に生かして看板作品にして欲しい。
    「知ってるでしょ?僕は忘れませんよ」という光紀の台詞、
    私も忘れませんよ。

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