藤原歌劇団創立90周年記念公演
藤原歌劇団創立90周年記念公演
実演鑑賞
東京文化会館 大ホール(東京都)
2025/02/01 (土) ~ 2025/02/02 (日) 開幕前
上演時間:
公式サイト:
https://www.jof.or.jp/performance/2502-falstaff-tokyo
期間 | 2025/02/01 (土) ~ 2025/02/02 (日) |
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劇場 | 東京文化会館 大ホール |
出演 | |
作曲 | |
演出 | |
料金(1枚あたり) |
3,000円 ~ 18,000円 【発売日】 S席18,000円 A席15,000円 B席12,000円 C席9,000円 D席6,000円 E席3,000円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | ▶︎第1幕 ヘンリー四世が治めるイングランド王国のウィンザー。 〔第1場:宿屋ガーター亭にて〕 太っちょの老騎士ファルスタッフ(Br)と、使用人のバルドルフォ(T)、ピストーラ(B)の前に医師カイウス(T)が現れ「お前の使用人2人は泥棒だ!」と老騎士に詰め寄るが、あっさりと追い返される。宿屋の主人(黙役)が請求書を出すと、ファルスタッフは「金がないから市民層の金持ちの細君を誘惑してやれ」と計画。バルドルフォにはフォード夫人アリーチェ(S)へのラヴレターを言付け、ピストーラには別の男の妻メグ(Ms)に宛てた手紙を渡す。使用人たちは「恋文を取り持つなど、沽券にかかわる!」と拒む。ファルスタッフは怒り、二人を追いかける。 〔第2場:フォード邸の庭〕 アリーチェとメグは手紙をそれぞれ受け取るが、たまたま「文面が全く同じ」と知り、「これは許せないわ」と言って、友人クイックリー夫人(Ms)とアリーチェの娘ナンネッタ(S)と四人で、「あの太っちょを罰してやる!」と決意。一方、バルドルフォとピストーラは、紳士フォード(Br)に主人の企みを密告する。そこでフォードは変装してファルスタッフのもとを訪れ、彼を出し抜こうとする。一方、ナンネッタには恋人の青年フェントン(T)がいるが、父のフォードは年上のカイウスと娘を結婚させると決め、ナンネッタは嫌がっている。ここで、一同の歌声が二組のアンサンブルになり、悪戯の仕返しを考える女たちと、目論見好き好きに述べる男たちの声が、巧妙に絡み合う。 ▶︎第2幕 〔第1場:ガーター亭の一室〕 ファルスタッフのもとに、フォードの命を受けたうたちが舞い戻り、低姿勢で「再びお仕えしたい」と述べる。そこにクイックリーがアリーチェからの使者として登場。二重唱〈ご機嫌よろしゅう〉で大仰な挨拶を繰り返したのち、「アリーチェさんは、午後2時から3時までならお宅で独りですよ」と耳打ちする。ファルスタッフは喜び、ソロ〈行け!老練なるジョンよ!〉と自分に気合を入れていると、変装したフォードがフォンターナという偽名で現れ、「自分はアリーチェさんに恋をしているが、彼女の貞操は堅い」と述べ、「お金を払うので、貴方に彼女の頑なさを解きほぐして貰いたい」と頼む。するとファルスタッフは「実は、今日の2時から彼女と逢引きの予定でしてな」と伝え、着替えすべく別室に向かう。残されたフォードは愕然とし、モノローグ〈夢か現か〉を歌うが、戻った老騎士の前では何とか平静を取り繕い、一緒に宿屋を出てゆく。 〔第2場:フォード邸〕 夫人たちは計画を巡らすが、父親から「カイウスと結婚せよ」と言われるナンネッタは不安に駆られるのみ。でも、「そんなことはさせないわ」と皆で安心させる。 老騎士が到着し、小アリア〈わしが小姓であった頃〉を口ずさみ、アリーチェを口説こうとするが、メグが飛び込んできて「ご主人が帰ってきたわ!」と告げるので、ファルスタッフは大きな洗濯籠の中に隠れる。物陰ではナンネッタとフェントンが抱き合うが、フォードと配下の者は家じゅうを探し回り、結果、物陰に居た恋人たちを見つけてしまう。それでひと騒動になるが、その隙に、女たちは洗濯籠を窓からテムズ川に落とすことに成功。大きな水音に一同は笑い声をあげる。 ▶︎第3幕 〔第1場:ガーター亭の前〕 ずぶ濡れになったファルスタッフは嘆くが、ワインが体を温め、元気を取り戻す。クイックリー夫人が現れるので、彼は怒りを爆発させるが、夫人に再び言いくるめられて、今度はアリーチェと真夜中に公園で逢引きすると承諾する。一方、フォードは妻を疑ったことを詫び、女たちと共に太っちょの老騎士を罰するべく、「お化け話に絡んだ計画で懲らしめよう」と話す。そこでナンネッタは妖精の女王に変装することになるが、フォードはカイウスに僧侶の衣裳を着せ、どさくさに紛れて二人を結婚させてしまおうと企む。しかし、その言葉を耳にしたクイックリーが、そうはさせまいと急いで場を離れる。 〔第2場:月明りが照らす公園。大きなオークの木の下〕 フェントンが現れ、恋の喜びをアリア〈唇から喜びの歌が〉を歌う。ナンネッタと夫人たちも到着し、フェントンも僧侶の姿に変装させ、フォードの計画を阻むことにする。ナンネッタは妖精の女王の姿でアリア〈夏のそよ風吹く上を〉を歌いながら闇に隠れる。ファルスタッフが現れてアリーチェと言葉を交わすが、変装した人々が彼をこづくので呻き声をあげる。しかし、バルドルフォが自分を叩いていると気づいたファルスタッフは、俄然勢いを取り戻し、怒鳴りちらす。しかし、フォードが自分の正体を明かすので、ファルスタッフは報いを受けたことを悟る。フォードは「この場で結婚式を開く」と宣言し、僧侶姿のカイウスと妖精の女王が入場。すると、仮装した別のカップルが現れ、アリーチェのとりなしで、彼らも式を挙げてもらう。 しかし、蓋を開けてみると、カイウスの相手は女装したバルドルフォ、もう一組はナンネッタとフェントンと分かる。そこでフォードは紳士らしく鷹揚さを見せ、全てを認めるので物語は大団円に。ファルスタッフが音頭を取り、締め括りのフーガ〈世の中みんな冗談だ!〉を全員で歌い上げ、華々しく幕を下ろす。 (岸 純信) |
その他注意事項 | |
スタッフ | 【指揮】時任康文 【演出】岩田達宗 【出演】 総監督:折江忠道 ファルスタッフ:上江隼人、押川浩士 フォード:岡昭宏、森口賢ニ フェントン:中井亮一、清水徹太郎 アリーチェ:山口佳子、石上朋美 ナンネッタ:光岡暁恵、米田七海 メグ・ページ:古澤真紀子、北薗彩佳 カイウス:所谷直生、及川尚志 バルドルフォ:井出司、川崎慎一郎 ピスト―ラ:伊藤貴之、小野寺光 合唱:藤原歌劇団合唱部 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 |
ヘンリー四世が治めるイングランド王国のウィンザー。
〔第1場:宿屋ガーター亭にて〕
太っちょの老騎士ファルスタッフ(Br)と、使用人のバルドルフォ(T)、ピストーラ(B)の前に医師カイウス(T)が現れ「お前の使用人2人は泥棒だ!」と老騎士に詰め寄るが、あっさりと追い返...
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