満足度★★★
「ヘル」に惹きこまれる。
距離のあるところから観劇したのでよかったかも。
「ヘル」の世界。暗く、静かだけどうめき声がずっと聞こえるような空間。
濃厚な世界。美しい少年にほっとしてしまう。目のやり場に困った時は
少年を見ていた。
終演後のアフタートークで観劇後のもやもやが消えたところがあり、
かなり感想がクリアになりましたが、無かったらちょっと煮え切らなかったかも。
地獄の「炎」ではなく「水」。
象徴的で迫力のある演出でした。最後が切ないです。
満足度★★
これだけ実力派キャストが揃いながら……
「上手い」じゃなくて、「凄い」ってレベルのことがしたいんだってのはよくわかる。で、それができるメンツだったとおもう。だけど、「凄い」のと「面白い」のとはまた違う。高校生が何人か見にきているのを目にしたけれど、彼女たちは何をおもいながら家路につくのだろう。とりあえず私は「5000円は高けーな」とおもいながら帰りました。
満足度★
「ヘル」い・・・
終始張りつめた空気の中、奈落の底で蠢くような者達がそれぞれ見せる「ヘル」い状況。本人が思う以上に墜ちていて、本人の自覚の薄いまま足下から雪崩れ続けて行き場が無い。逃げ切るつもりで追い込まれ、逃れようのない袋小路に嵌っていく。観ているコチラも息苦しい程の閉塞感を覚えた。