12人のそりゃ恐ろしい日本人 2012 公演情報 12人のそりゃ恐ろしい日本人 2012」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★

    今更ですが
    自分の好きな時事ネタ満載でたのしかった

    となりの人がごそごそしてて気になった
    終演後すごく急いで客席を立たれたが、トイレ我慢してたのかな

  • 満足度★★★

    見せ方はいまいち
    セットを動かすためとは言え、ほぼセンターのみ見せられるのはちょっと箱サイズに合ってないように感じた。(左右ブロックから見ると死角があるし)
    ただ、見終わって約二時間経ってたのにはビックリしたが。

  • 満足度★★★★

    てんこもり
    時事のねたや、過去の事件、裁判員制度とてんこ盛り。
    少し悪ふざけであったが、結構面白かった

  • 満足度★★★★

    役者が真直ぐに脚本に乗って
    役者達の個々に力を感じつつ、
    個人技ではなく、あくまで脚本の力で
    物語に観る側を引き込み、
    笑いもとって・・・。

    その舞台力にしっかりと引き込まれました。

    ネタバレBOX

    この作品、初演も観ていて、
    中盤からのぶれのようなものに
    息を呑んだ記憶があって・・・。
    今回、その感覚が、
    劇場の大きさ分凄くなった感じ。

    で、その歪み方が、あざとさを模さず
    不思議なくらいナチュラルに。
    キャラクターの色をきっちりと舞台に乗せていく
    舞台の流れがあって、
    その流れが役者達もしっかりと舞台の流れにのって
    物語を紡ぎこんでいく。
    個々の役者の個性はたっぷりと感じるのですが、
    それが個人的な踏出しなどではなく、
    舞台の空気の流れにのって
    やってくる感じ。

    毒カレー(ハヤシ)事件や裁判員裁判のほかにも、
    さまざまな要素がごった煮のように盛り込まれ、
    だんだんシュールに舞台上の価値観が揺らいでいくのですが、
    それらのことが、団子になったり交じり合ったりすることなく
    ちゃんと観る側に収まっていく。

    一人ずつの役者が演じるものの色や質感もきっちり残るし
    舞台上の色の変化もくっきりと感じられて。
    でも、すこしももたれることなく、
    要所がすごくシュールでこっけいで可笑しくて。

    終わってみれば、大好きな役者達の豊かなお芝居を楽しみつつ
    物語に浸り、笑い、その先に浮かび上がってくる感覚に
    しっかりと取り込まれて。。。、

    時間があっという間でした。


  • 満足度★★★★

    枠にはまらない魅力!
    演劇で,キチンとした筋立てで作ると「テレビドラマ観に来たんじゃない」って方が必ず現れます。適当に,壊す・崩す,それが当劇団ぽくって満足です。真面目な方には,当劇団の演出する混沌がちょっと付いていきにくいかも知れない。でも,思いつきばったりでは決してないと思います。広い舞台を4畳半で使ってる!と思ったのですが,やはり仕掛けあり。ワタクシ的には満足な感じでした。

  • 満足度★★★

    「ふざけた社会派」
    エンタメ色が若干強い。

    ネタバレBOX

    四畳半の部屋に住む男(熊野善啓)は元教師。女生徒・黒川(提千穂)と過ちを犯すもその精算もせず、黒川へのいじめ?に関して黒川を守れず、黒川は自殺してしまう。その罪悪感から逃げ続けている…。

    裁判員制度をはじめ、多種多様な社会問題のエッセンスを投入して、男の混乱する精神を描く。正直、120分は長い。もうちょい絞っても良かった。

    タイトルの「恐ろしい日本人」ってのはリアル。原扶貴子がこの点、いい味出してた。
    「事件は会議室で起きてるんだ!ってのは言い得て妙」ってのも、恐ろしいけどリアルだなと。

  • 満足度★★★

    「正しさ」の不確かさ
    裁判員制度を中心に、死刑制度やホームレス、生活保護、差別、テロ、マスコミといった様々な社会問題ネタを扱い、それに悪夢的で不条理なエピソードが絡まる、盛り沢山なブラックコメディーでした。

    過去に関係を持った女子生徒を間接的に殺してしまったことに負い目を持ち、また、「林ライス事件」の裁判員として選ばれ、有罪の判決に荷担してしまったことに悩む元教師の住むボロアパートに、他の部屋の住人や大家、生徒の両親、一緒に裁判員をした人達、さらにはホームレス等が訪れて精神的に追い詰められて行く様がコミカルに描かれていました。
    虚実ないまぜになって破局を迎える終盤の展開が、何が正しいのかが分からず混乱する現代人の姿を描いているようで印象的でした。

    多くの人が立ち代わり入れ替わりでやってくる構成や、ギャグ的なしつこいやりとりや、横にスライドして転換する舞台セット等、典型的な長屋を舞台にした人情喜劇をイメージした形式の中に様々な倫理的な問題を盛り込み、はっきりと結論を出さない終わり方は、観客もそれらの問題と無関係ではないというメッセージが感じられました。

    色々と盛り込み過ぎて焦点がボヤけた印象になっていたのが残念でした。不謹慎系の笑いはもっと過激でも良いと思いました。

  • 満足度★★★★

    全部のっけ
    四畳半に現代日本の問題点を全部盛りにした感じの“ふざけた社会派”は
    ふざけていちゃあ出来ないようなマジな問いかけを投げて来た。
    受け止める私たちに心の用意はできていたか?

    ネタバレBOX

    ほとんどの登場人物には名前がない。
    女子高を舞台に生徒同士が呼び合う場面以外は
    「大家さん」「先輩」「隣の女」「下の女」「裁判長」・・・これで十分なことに愕然とする。
    私たちは名前など無くても全然オッケーな社会に生きているのだ。
    逮捕されテレビに出て初めて、個人の名前は連呼される。

    その連呼された「林眞須美」被告の裁判員裁判で、
    最後は聞き入れられなかった少数派意見の男の部屋が主な舞台だ。

    彼の部屋には職探し中の友人が転がり込み、
    裁判員仲間が「やっぱり納得いかないですよね?!」と押し掛けて来る。
    押し入れを開けてもトイレを開けても、絞首刑になる被告の姿が現われて
    男はゲーゲー吐いてばかり、誠に気の毒な状況だ。

    マスコミの報道があらゆる判断を主導するこの国の危うさ。
    「裁判は仇討。被害者の家族に代わって無念を晴らす」という国民性。
    ウルトラセブンの歌にのって「♪ 死刑!死刑!死刑!…」と
    元気よく歌って踊る日本国民は確かに異様に映る。
    だがこれが私たち小市民の現実ではないか?
    「ほんとかな~」と言いつつ「テレビで言ってた」「新聞に出てた」と
    報道の流れにのって私たちはぞろぞろと巨大な船に乗り込む。
    何たって「事件は現場で起きているんじゃない、会議室で作られているんだ!」から。

    松本サリン事件の被害者を「犯人」として吊るし上げた日本国民である。
    冤罪のひとつやふたつ“誤差のうち”だ。
    忙しいんだよ、次から次へと事件は起こるし人は死ぬし、
    隣にテロリストが住んで、お札が葉っぱになって、もう大変なんスから。
    今月は「毒物カレー事件強化月間」だぁ!
    というわけで、報道陣も一億総コメンテーターの小市民も多数決を頼みに言いたい放題、
    ”素人の感覚が大切”なはずの裁判員制度だって、
    検察側の手慣れた誘導で素人裁判員はどんどん引っ張られていく。
    この辺りの描写が”テレビの前のあなた”を如実に表していて面白い。

    もし自分が間違っていて、これが冤罪だったら…という恐怖心を
    人はねじ伏せて勢いよく「有罪」に挙手をする。

    男(熊野善啓)の、周囲からいいように振りまわされる優柔不断ぶりがリアル。
    しみったれた生活感あふれるセットとドラマチックな照明も素晴らしい。
    ちょっと四畳半に詰め込み過ぎかと思うほどの“全部のっけ”状態で舞台は回る。
    人種差別、DV、テロ、イラク問題、女生徒と教師、孤独死、ホームレス・・・。
    劇団初見の私は想像するしかないが、
    80分でエピソードを絞った初期のバージョンも観てみたい気がする。

    シュールな展開に戸惑いがちな後半、力技で現実に引き戻し問いかけて来るのは
    顔も体型も激似の林眞須美被告(下中裕子)だ。(作っているのかもしれないけど)
    日常生活に支障はないかしらと、余計な心配をしたくなるほど似てる。
    彼女が「やってません!」と叫ぶ声を、私たちはどこまで検証しただろうか。

    主宰の楢原拓氏は、“茶番コメディ”と言っているが
    それを真に受けて口開けてぽけっと観ていると、家に帰ってから絞首刑が夢に出そう。
    こういうテーマをエンタメとして成立させようという試みは貴重だと思う。
    チャリT企画、これからもがつんとやってください。
  • 満足度★★★

    ラストでなんとなく
    いろいろ盛りだくさんで、笑いたくても「これ笑えないよね」みたいな、観ながらあっちに行きこっちに行きな自分を見た舞台でした。

    ネタバレBOX

    天地真理のあの歌好きだったなぁ。日本人なんだなぁ、ともつくづく思いました。
  • 満足度★★★

    実在の事件である必要性???
    演劇ってマイナーな存在だし、世間への影響も少ない訳だから不謹慎であったり反社会的であろうと、とんがった部分があった方がむしろ良いと思う。が、この話、一見 “ 毒カレー事件 ” を基に裁判員制度・死刑制度・冤罪の問題を笑いを交じえながらも提起する、みたいな形をとってはいるが、何ひとつ強烈な主張もメッセージもない。
    批判・批難されてでも伝えた事があるで無く、話題づくりの為に実在の事件を題材にしているとしか感じえなかった。
    色々、話しの収束もされる事も無く、脚本が浅い。

  • 満足度★★★

    ちょっと消化不良
    役者さんの演技や、舞台装置・照明などはものすごく自然で
    引き込まれる。

    主人公の感情のメリハリや、それぞれの思いもなかなか。

    でも話がどうしてもつながらない。パーツパーツはわかるのだけど、
    全体にしてしまうと、どうしても頭の中が???になってしまうのが残念。

    ネタバレBOX

    結局どういう設定だったのかがわからない部分がおおいし、
    なんとなく現実離れしすぎていて、
    私が昔感じた「演劇って意味がわからないものなんだ」という典型的な印象を思い出してしまった。

    お金が葉っぱになるはなし、最後の「亀山モデル」、派遣村になってしまう、
    ネコの話、裁判員のわけのわからないロジック(風刺かもしれないが、だとするともってキレがほしい)…

    ちょっと残念。

  • 満足度★★★★★

    連日
    またまた観劇してきました♪
    チャリT初めてですが、連日行っちゃいました!
    おくむらさん素敵です☆

  • 満足度★★★

    茶番
     毒入りカレー事件をベースに国名こそ出さないものの、アメリカであることが明らかな「対テロ戦争」「誤爆」事件とを絡めて、事実と正義のギャップを笑い飛ばした作品ではあったが、笑い飛ばすことで何が見えてくるというでもない所に自嘲と世界の茶番を見抜きながらどうにもならない憂さ晴らしが見て取れるようであった。実際、和歌山の事件の犯人が誰であるにせよ、事件は、エアコンの効いたビューローで制作されるのである。アフガニスタンを攻撃したアメリカの目的は明らかにBTCパイプラインであり、タリバンがビンラディンを遇したことではない。またイラク攻撃にした所で、イラクは大量破壊兵器を持ち、且つ迅速に西側に多大な損害を与えることができるという大ウソも捏造されていた。9.11も未だにヤラセ疑惑を払拭できないばかりか、イランの「核」開発については矢鱈、とやかく言うのに、イスラエルの核武装については口を閉ざしたままである。情けないのは、こんな茶番に我が国も大きく関わっていることである。その日本の、事実に対する、また、人間の権利に対する哀れな対応も笑われているとみてよかろう。

  • 満足度★★★★★

    笑った!!
    久しぶりにたくさん笑わせたもらった!!
    また逝きます!もとい、行きます!!

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