満足度★★
屋外での生演奏付き朗読劇
新妻聖子さんの一人舞台で、朗読に演技や照明、生演奏を交えてジャンヌ・ダルクの生涯を語る作品でした。
いわゆるリーディング公演とは異なり、ちょっとした衣装替えがあったり、本を持たずに時には客席に降りてきて演じたりと芝居的な要素が強く、視覚的にも楽しめる作りになっていました。
新妻さんはジャンヌ以外の役の台詞も巧みに演じ分け、役に溺れない客観性が感じられる演技が良かったです。途中で歌う場面もあり、澄んだ歌声が美しかったです。2時間弱を1人で演じきる集中力が素晴らしかったです。
新妻さんの凛とした演技は良かったのですが、構成や演出(誰が担当したのかどこにも記載がなかったのが残念でした)が単調に感じられ、もう少しドラマ性があった方が良かったと思いました。
スパニッシュ・コレクションによる演奏は迫力も叙情性もあり素敵でしたが、BGM的に扱わればかりだったので、しっかり演奏を聴かせる時間がもっとあっても良いと思いました。
フランスの話、しかも他国との戦争が描かれている話なのに、冒頭にドイツの作曲家であるバッハの無伴奏チェロ組曲が演奏されたり、途中でアイルランド民謡のロンドンデリーの歌が歌われたのは違和感がありました。