期待度♪♪♪
空は晴れるか風吹くか
劇団「空晴(からっぱれ)」、福岡での公演は三回目だそうだが、前2回は未見。前回は楠見薫さんがゲストだったので関心はあったが、日程が合わずに見損ねた。
劇団自体の事前情報としては、大阪の劇団ではあるが、東京などの劇団とも交流しつつ、ほぼ毎回、客演を募って舞台を作っているらしい、ということくらいしか知らない。今回は同じ関西の南河内万歳一座の俳優が二人、ゲストで出演するようだ。こちらはもう北九州では常連、かなりSF志向の強い悲喜劇を得意としている。
従って、今回の公演について、観劇の頼りになるのは「あらすじ」くらいのものである。ところがこれが、チラシにも劇団ホームページにも載っていない。かろうじてamcfの特設ページにストーリーが掲載されていたので、ようやく変わり映えがしないと思っていた日常に、奇妙かつホラーな出来事が連発する様子を泣き笑いで描く不条理人情喜劇(そんなジャンルがあるってわけじゃないが)なのだろうか、という予測は付けられたが(だから間違っているかもしれない)、ちょっと地方公演を打つにしては、宣伝が足りないと思うのである。
小劇場系の役者さんたちの知名度は一般人には決して高くはないので、やはり「題材」で勝負してほしいと思うのである。