ロケット・マン 公演情報 ロケット・マン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-7件 / 7件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/11/29 (金) 14:00

    「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」に始まり「ライト・スタッフ」を経て「2001年宇宙の旅」で締めくくるソリッドSF。
    「技術の進歩に伴って失われるもの」を芯とした物語はσ(^-^) の好きなテーマである「不老不死の孤独」に通ずるものもあり引き込まれる。10年前にテアトルBONBONで観た時よりも主題が強調されたのではないか?
    また、舞台前面の上手・下手にあるオブジェもSF作品の舞台っぽくて好み。
    当日パンフレットでカーフを「ロリコン」としているし、目にした感想にも序盤のカーフが「キモチワルイ」としているものがあったが、σ(^-^) としてはあれは「純愛」あるいは「少女との約束を果たそうとした真摯な姿」に思えてしまうんだな。
    もしかするとカーフは本当にロリコンで、序盤の依乃さんはキモチワルイ表情をしていたかもしれない(爆)。だとすると終盤での清々しさ(?)で浄化されたのかもなぁ。(笑)

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    確かにハードSFしてました
    レトロな感じが古典SF好きな
    小生の好みにマッチしてて
    大変楽しめた〜♬
    約二時間の作品です

    劇団設立30周年だそうで
    おめでとうございます(^ー^)
    ほんに生き残った者が勝者なんですから
    これからも勝ちつ透けてくださいね~♬

    ネタバレBOX

    ブラッドベリの話よりも
    インターステラーの方が近いかなーって
    思ったデスね

    主人公は普通に年をとってるんだが
    うるう年の2月末日生まれの方の様に
    経過年と実年齢がズレてくんだよねー
    宇宙船に乗るたびに

    オチ的には
    質量をもったモノは
    光速の壁を越えられず
    概念のみが光速の壁を越え
    過去の時間に到達できる
    という事で
    主人公の愛したロリな
    妻の元へ帰って来たが
    認識はされないというー
    ファンタジーな結末でした

    人造人間に
    電脳化に
    陰謀と 色々と盛り込んでて
    凄かったデス
    星数はオマケしますよー

    舞台セットは幾何学的なオブジェとかを配した
    SFチックなもので
    雰囲気は昔のSFドラマ タイムトンネルとかを
    彷彿させる感じでしょうかねぇ
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/12/01 (日)

    観てきました☆ 笑えて感動もありで とても良かったです☆ 

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです!登場人物が多いし(出演者はそうでもない)、目まぐるしい展開で途中からついて行くのがちょっと大変でした(私はですが・・・)が、着地点ではうるっとしてしまいました。
    そうだ、鋼鉄村松さんてこう言うのもあったんだわ。原作はだいぶ違うようですが読んでみようと思います。
    ヘアスタイルって外見にすごい影響を与えるのだと実感しました。
    ボス村松の命名サインがなくなっていて寂しいです。再開をお願いします。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    宇宙開発モノ大好きな自分には感情移入するところが多くて、ドツボにハマる話でした。年末まで後1か月あるけど、今年の私的No.1ですね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     30周年おめでとうございます。こういう作品を劇団初期に初演していたとは。凄い!
    今回が3回目の公演、自分は初見で自分の考えていることと重なる部分もあり大変驚くと同時に楽しめました。残席の或る回もあるとか、ベシミル!

    ネタバレBOX

     劇団初期に書かれたということは30年近く前に、国家間の紛争や戦争を回避する手法として世界統一政府を樹立して国家VS国家の戦争を失くすことに成功。プロメテウス計画を立ち上げ推進して光速を越えようと実証・実験を繰り返してゆく。この実証・実験に欠かすことのできない証人が、今作の主人公である宇宙飛行士即ちロケット・マンである。今作の凄い処は、これだけ宇宙に関する科学的知識を持ち仮説を含め光速を越える為の論理を構築検証してゆく中で現代物理学で質量を持つ物は光速を越えられないという原理(これは相対性理論で最も有名な公式E=MC²を紐解いてみれば容易に分かる。今更だが一応説明する。因みにEはエネルギー、Mは質量、Cは光速である。要は質量とエネルギーは同質であり条件次第で物質にもなればエネルギーにもなる。光は電磁波の一種の波エネルギー。ところで質量とエネルギーは同質であるが物質が光速に近付けばその形態はエネルギーにより近づくから物質としては存在し得なくなる。これが質量を持つ物は光速を越えられない理由だ)をプロメテウス計画遂行の為に莫大な予算を注ぎ込み世界人口の半分以上は今や食うや食わずの極貧、教育も市民権等ヒトとしての諸権利もあったものではない。この貧民層から偶々エリートコースに掬い取られその内部でそれなりの地位を築いた者たちの中から中央エリートに敵対する勢力も育ってきていた。人類の半分以上を占める下層民が氾濫を起した時彼ら貧民をサポートし反乱の主導権を握り上層部の企てを破壊しようと蜂起した民心の念の深さとプロメテウス計画で探求される宇宙の奥深さのうち、どちらが勝るかについての答えも出して物理学から人間と科学の問題に巧みにすり替え、以て先に説明した物理学的正解ではなく、質量でない概念で光速を越えようとする論理を用いて形式論理として矛盾の無い形でとても観客に分かり易く軟着陸させてみせたシナリオの見事なこと。演出も切れのあり、役者陣の演技も良い。
     浦島太郎が抱えていたであろう果ての無い寂寥にも、より受け入れやすい答えが出せているのではないか。この点も見事である。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ㊗30周年記念公演…面白い、お薦め。
    宇宙という悠久のロマン、そこに関わる人々の思いを人間的そして国家的といった観点で描き出す壮大な物語。人間にとっては長い時間軸、しかし宇宙的な感覚からすれば瞬く間、それを硬軟ある観せ方で飽きさせない。まさに観劇はアッという間の感覚だ。

    説明にある「人類は光速到達実験『プロメテウス計画』を開始」…科学的な専門用語(台詞)もあるが 物語の中で不思議と解っていく。小難しいことは抜きにして楽しめる。そして1人何役も担うが時間の経過とともに現れる(人物が違う)ため、混乱することはない。ただ 1人の宇宙船乗組員 カーフ(通称 ロケット・マン)の宇宙への思いと彼を地上から見守る人々の思いは なかなか重ならない。ロマンとリアルの思いの鬩ぎ合いのような…。

    少しネタバレするが、冒頭に出てくる 世界最初の宇宙船乗組員である一匹の犬 ライカ、それがラスト、カーフと邂逅する。始めの台詞「スプートニク(ロシア語)」こそ、この物語そのものを言い表している。それは観客を<(宇宙)旅の同行者>として誘っている。勿論 某国の人工衛星打ち上げ計画に因んでいるが。
    (上演時間2時間 休憩なし) 追記予定

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