満足度★★★
リーディングも面白いね
出演は、佐々木蔵之助×市川亀治郎×佐藤隆太。
日替わりゲスト、3/4は手塚とおるさん。
宮部みゆきの小説を朗読用に再構成した台本で、三話。
「首吊りご本尊」「神無月」「紙吹雪」
宮部みゆきなので怪奇ばなしかと思いきや、江戸の人情風情のお話でした。
とはいえ、「神無月」は強盗を、「紙吹雪」は殺人を扱っているのですが、犯人の心情に肌理細やかに描いていて、リーディングに相応しい味わいのある文章でした。聴いているだけで人物像がいろいろ想像できて、ぞくぞくしました。
出演者の個性が違っているのも、聞いていて逆に楽しい。
亀治郎さんの語りはやはり江戸情緒豊か。遊びも十分。
佐々木さんも安定しているし声もいい。佐藤さんは「まっすぐ」な感じ。それが「神無月」の
ゲスト、手塚さんも「首吊りご本尊」の大旦那役といい、「紙吹雪」の主人公の伯母さん役といい、滋味がありました。
満足度★★★★
最終日観劇
連日ゲスト出演があったらしいが、最終日はメイン3人のみの出演。
本番前の場内アナウンスとマナー注意が三者三様+劇場スタッフによる出来過ぎのコント芝居。見てて楽しかった。
チーム申に限らず、パルコはこんなリーディング公演を固定化して上演企画してくれないかな。
宮部みゆきの時代物小説。
最終日演目「器量のぞみ/神無月/紙吹雪」