道雪 公演情報 道雪」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-2件 / 2件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    関谷真由さん出演。
    「死んだ筈の立花道雪」と、大友家を中心とした九州の戦乱の物語。チラシ(フライヤー)でそれだけ把握して会場に。いわゆる当日パンフレットに関係図がありました。
    あとから言えることですが、「よしひろ」は姓だということだけは把握しておきたかった。名前っぽいので大友氏の身内かと思ってしまいましたが、家臣なのです。

    2部構成で、10分の休憩をはさんで2時間50分。会場についてからその時間配分を知ったので、ちょっと驚きました。長いかなあ、と。でもいらぬ心配でしたね。目が離せなかったです。

    シアターχ(カイ)は座席の勾配が緩やかです。通路は緩やかな坂で、段差がありません。だからこそできるのですが、その通路を「デンレーーー!!!」と、すごい勢いで伝令が走ります。階段だったら無理ですね。
    伝令以外でも、2つの通路を存分に活用します。私はほぼ最後尾の席だったので、そのすべてを見ることができてラッキーでした。

    関谷さんの「誾千代」(ぎんちよ)。自分は知らなかったのですが、極めて希な女性城主で、ゲームなどでは女武将として表現されたり、とても人気が高いようです。
    5年前の「YOSHITSUNE」で徳子(安徳天皇の母)を演じられたとき、戦国もの・歴史ものでもいける!と思いました。そして今回、みごとにハマっていたと思います。
    関谷さんの特徴のあるお声。私は聞きなれているのでさておき、初耳の方はどのように感じたか、興味があります。

    野村龍一さんは朝劇の主宰をされている方。関谷さんはロングラン公演「恋の遠心力」のレギュラーだったので、共演回数はかなりの数になります。
    田原親賢の役、私のイメージする野村さんそのものでした。憎たらしく、かっこいいのですが、結局は三枚目になるところ。2014年の天才劇団バカバッカさん舞台「POLYNPIC TOKYO!」で都知事に「5千万!」と叫んでいる野村さんを思い出しました。

    由布惟信役の森谷勇太さんも朝劇のレギュラーで。関谷さんはSNSで、3人で「朝劇チーム」と呼んでましたね。ここまで激しい演技を拝見するのは初めてでしたが、強いお声と風ぼうが、戦乱ものにピッタリだと思いました。

    田畑潤弥さんは2018年「BURRRN!!! 〜無稽・本能寺〜」で拝見していました。感想はネタバレBOXにて。

    ネタバレBOX

    冒頭、観劇者の目に飛び込んでくるのは、足軽たちの尻です。強調されているわけではないですが、間違いなく目に飛び込んできます。これから戦というところで、貧弱な武器とふんどし姿。この舞台の本気度、足軽の現実についてある意味での「リアリティ」を感じることができます。

    十人ほどの足軽。きっと辛いことが起こるだろう、みんな死ぬだろうと想像します。実際、第1部で道雪以外全員死にました。家族含めて。
    そのクライマックスで、臼杵が道雪(権兵衛)の妻と2人の子を殺すところ。鬼気迫るというのでしょうか。とてもとても大事なシーン。臼杵の二反田雅澄さん、母の長谷川かずきさん、子のいち君じろう君。お見事でした。

    第2部で、誾千代に婿入りして道雪の後継ぎになる立花宗茂が初登場。最初頼りない感じだったのが、道雪の秘密を知って怒り、その後道雪に感銘を受け、最後に道雪の亡骸を守るべく突進していく姿。田畑潤弥さん、すごくかっこよかったです。

    突進できる通路、それを存分に使った演出。とても良かったです。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    出演者は多いですが、全部覚えようとしなくて大丈夫(これこれ(汗))当日パンフとチラシで大体の所属を押さえておけばお話はわかりやすいです。
    何故道雪が甦ることができたのかもわかっていきます。
    「国を守る」「国を守る」と言って、全然民は守らないのは今と一緒ですかね。
    殺陣シーンもカッコ良かったですし、通路側の席だったので「伝令ーーー」と叫びながら駆け抜ける武者を始めとして、皆さんが通路を走る時の風も感じることができて良かったです。

    ネタバレBOX

    THE CONVOYの徳ちゃんも見たくて行ったわけですが、登場したのは2幕目も大分過ぎてから「やっと腰を上げたな」と言っていましたが、それはこっちのセリフだわと突っ込みたかったです(笑)。

このページのQRコードです。

拡大