コルトガバメンツ -revisited- 公演情報 コルトガバメンツ -revisited-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    ちょっぴり青臭い男の子物語
    ONEOR8の田村孝裕さん脚本の・・時空を超えたちょっぴり青臭くてセンチメンタルな、コルトを巡る “男の子物語” でした。フライヤーの写真がいつも4人ずつに分かれていたのはこういうことかぁ〜と・・。パンクでロックなライブ(覚えやすいご機嫌な歌ばかり)とライブと演劇を融合させたお芝居は初めてだったのですが、とても楽しかったです。
    ステージでは正面でも左の端っこでも楽しいことをやっているので、わくわく度合いがハンパなかったです。

  • 満足度★★★★★

    チーム男子
    タイトル同じだけど、毎回加筆して話を変えてくる舞台作。
    今回はライブ演奏と芝居がミックスされているけど、心躍る演奏に歌って騒いで楽しんでるうちにあっという間に終っちゃったといった感じ。
    お祭りは終った後が切ないけど、この舞台もそんな感じでした。
    客席の傍らで見ていた右近さんの表情が、穏やかで楽しそうで印象的でした。

    ネタバレBOX

    小学生時代の仲良し4人組がバンド演奏と、30代の成人した3人と1人の対比の構成。ドラえもんのタイムマシンのように、ピアノ下から順番に登場。
    フジイは中学入学を機に3人とは別の中学へ、何も知らない3人。
    同窓会がキッカケで全員会う事になるが、いろいろ事情があって。
    そんな中、仲間の男がモデルガンを持ってきていた。

    会えば会ったで、子供時代の遊びを懐かしがり「戦争(自己流?に作ったゲーム)」やら、コブラツイストかけたり、長嶋の無茶ブリ物真似させたりと、男の子特有の騒々しさに思わず微笑んでしまう。

    小説書いていると思われたゾメは引きこもり同然の在宅ワーク。
    アキは家族で自営業だがあまり景気は良くない。
    銀行員だと思われてたフジイは銀行の警備員だった。
    寿司屋のシンちゃんの子供は来年中学に上がる。
    自分も持っていないパソコンを強請られたりして、ふいにフジイに「なんで別の中学に行ったのか」と詰め寄ったり、コブラツイストかけられて腰を痛めたゾメに湿布探して、フジイの母親の部屋に入った時に何か見つけ、たわいない話から無意識にフジイを追いつめていく。
    それぞれの胸の内と今の生活の葛藤が交差した瞬間、フジイの心に今までのジレンマの様なものが一気に吹き出し、隠してたモデルガンを手にして銃口をかつての友達に向けて引き金を弾いてしまう。
    が、もちろん玉は入ってない。
    そこのフジイの切なくって複雑な表情が良い!
    仲間内で集まり、寄り添って救っていく場面が見ていてホッとしました。
    かつての状況からの「卒業」に至るまでを、ちょっと懐かしめの心躍るバンド演奏で騒ぎ、舞台脇で小さく振付けて楽しんでいる4人組を見てるこちらも楽しめました。
    お酒飲みながら見ていたので一部解釈に語弊があるかと思いますが、楽しい舞台でした!

    「昔の事は美化したがる」という台詞に共感。

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