満足度★★★★
原作との良い相性をみせてくれた。
作品に無駄がなかった。
筒井原作を野田さんが愛していること、そしてその表現の相性の良さを見せてくれた舞台だった。
曲の使い方も良かったし、世間の無機質さ、狂気も感じさせてくれた。
宮沢りえが出ることは知っていたのに、カーテンコールの時までなぜか気付かなかったのも個人的には良い印象だった。
満足度★★★★★
いくつもの「BEE」
ずいぶん前に戯曲集で読んだだけだった。
読み物として面白く、読み物として捉えたので映像作品よりの想像をしながら読んだ。
その読後感は消えず、あの戯曲を舞台にあげるとどうなるのか?という想像にシフトする事はなかった。
今回、とても見やすい席であったこと、周囲の観客が「芝居のうそ」を楽しめる人たちだったことも幸運だった。
装置や効果の工夫ももちろん楽しんだけど、とにかくあの戯曲にこれだけの「BEE」が現されていたこと、それを目の前で展開されたことに嬉しい驚きがあった。
細かい部分を見ていけばいろいろと「あそこがすごい、ここがすごい」と言えるけど、つくづく、表現したいことを実現するための努力というものは、舞台に現れるんだなと思った。
満足度★★★★
凝縮された70分を疾走しきった
重い課題が凝縮された70分を疾走しきるという出色の舞台だった。
詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。