シーザー真田 公演情報 シーザー真田」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    ドタバタしない
    バックステージモノだと、だいたいドタバタ展開になるのですが、ドタバタ展開とせずに物語で引っ張っていくパターンであったが、それでもバックステージモノとして完成していたのは素晴らしい。
    もう少し長くてもよかったかなと思う部分はあったが、面白かったです。

  • 満足度★★★★

    基本コンセプトそのまま
    まさに基本コンセプトが体現されている。

    若干さらっとした感じがあるので、濃いのが好みの人には少し物足りないかもしれないが、笑いからしんみり系まで盛りだくさん。

    一輪車・縄跳び・火吹き・バク転という芸もあり。一部反則もあるがそれもご愛嬌。

  • 満足度★★★

    派手さはないが丁寧なツクリ
    サーカス版バックステージもの。派手さはないが、丁寧に作り上げられた感覚に好感を持つ。
    また、一輪車やジャグリングなどを披露する出演者もお見事。
    それにしても『ねずみの夜』から観始めたが、4作それぞれ味わいが違うとは、板垣さんってばポケットを沢山お持ちだこと。

  • 満足度★★★★

    好き
    相変わらず丁寧に作り込まれた芝居が好印象。
    特に何が起きるわけではないが、思わずクスクス笑ってしまう殿様ランチの世界観が好き。
    タイトルの意味が笑った。

  • 満足度★★★★

    帰りながらの、思い出し笑い
    なんとも言えぬ普通な感じがうまい。
    「なんとも言えぬ普通な感じ」と言われてもアレだけど、佇まいというかそんなことだ。
    役者の佇まいを、台詞のやり取りで楽しむということ。
    肩に力が入ってないように見せるうまさがある。

    ネタバレBOX

    舞台は桜田ファミリーサーカスののテントにある、舞台の控えの間のようなところ。
    サーカスで働く人々の話。

    タイトルの「シーザー真田」が主人公というわけではなく、群像劇というほどの大げささもない。
    そこに集う仲間たちの「ある1日」と言ったところか。

    中には声を出して笑ってしまうシーンもあるのだが、概ね帰宅途中とか、家でお風呂に入っているときとかに、ふと思い出して、笑ってしまうような類の面白さがある。

    特に今回のこの作品はそういう要素が詰まっていたように思える。

    例えば、舞台はサーカステントの控えの間なので、サーカスが行われていたり、練習が行われているときの、舞台から聞こえたり、見えたりするいろいろなことで、舞台の様子をうかがい知ることになるのだが、それがとてもいい。想像をかき立てられる。
    例えば、社長の現役感とか、観客の頭の中だけのもの凄さなど。
    あるいは、本番中の出入り前の表情とその変化は、当然そうくるだろうな、と思って観ていても、思わずニヤリとしてしまう。
    そのニヤリが、思い出し笑いになってくる。
    リングマスター真田(服部ひろしさん)が言いかけた台詞や舞台袖での入口での変化は、今思い出しても可笑しい。

    それと当たり前のシーンであっても、台詞の間やタイミングのうまさで、何気ない会話を表現していく良さがある。役者が演じるときに、肩に力が入ってないように見えるというのもいい。

    大きなエピソードや展開は特にない。以前観た作品のいくつかも、同様だった。
    ブランコ乗りの葛藤も一見すると、それほど大きなわけでもない。あっさり解決してように見えるし。

    つまり、そこにあるのは、普通の会話の面白さだったり、普通なことの面白さだったりする。毎日繰り返されるある1日なのだ。
    ちょっとしたバカバカしさはあるものの、あえて無理に笑いを持ってこようとしないところの巧みさが、役者がいいから出せるのではないだろうか。
    哀愁とかそんな方面へ向けることもできる設定なのだか、それも選択しなかった。それは不思議でもあるのだが。
    しかし、作れば簡単にできそうな大きな山場を排し、役者の佇まいの良さをうまく見せていくということが、この劇団のポイントなのだろう。
    それは成功していると思う。

    どの役者にしても、アウトラインがくっきりと脳裏に残っていくのだ。

    敢えて言えば、シーザー真田の娘がやって来ることで、「何かが起こること」を期待していた観客の1人としては、特に何も起こらないことは少し残念でもある。

    ただし、娘とシーザー真田が昔付き合っていた彼女が2役なので、結局結ばれてこの娘が生まれたのではないか、なんていう想像はできるのだが、そういう面白さの「余白」はあるのだということで。

    「桜田ファミリーサーカス」って「サクラダファミリア」からだろうけれど、なんとなくダジャレ責めが多いような…笑。
  • 満足度★★★

    バク転
    初殿様ランチ。
    こういうのを軽演劇っていうんだろうな。
    達者な人ばかりで安心&気軽に楽しめる90分。
    中嶋さとみ愛らしい。
    中村貴子の健康美にドキッ。

    ネタバレBOX

    薄々気付いてはいたけど、やっぱりシーザーサラダだった(笑)
  • 満足度★★★★

    あれ
    細かい演出、クスッと笑わせる会話など殿様ランチ節は出ていたが、ストーリーとしての盛り上がりがなく、少し残念。次回に期待!

  • 満足度★★★

    なんでもタイム
    皆演技うまい。序盤から中盤で期待のできる舞台かなと思ってたら、終盤やや平坦な印象なってしまったのが残念。

    社長役の桜垣雄亮が特に良い。

    ネタバレBOX

    とあるサーカス小屋のバックステージもの。

    空中ブランコ乗りの志穂(中村貴子)と引退した関川(小笠原佳秀)との関係や、リングマスター・シーザー真田(服部ひろとし)と娘の麻里(中嶋さとみ)の関係とかの関係性の話と、サーカスに生きる人間の悩みを描く。中盤にあった、桜田社長と真田の女の話を含め、興味惹かれるエピソードが多々あったのだが、それぞれが独立した話になってしまったためか、ストーリー的な一体感が得られなかった。自然な舞台といえば自然な舞台だったけど。

    カーテンの向こう(サーカスの舞台面)を見せずに舞台面をイメージさせる演技と演出はうまいと思う。
  • 満足度★★★★★

    無題269(12-022)
    14:00の回、雨は何とか大丈夫、鉄扉が開き13:00受付(整理券なし)、外は寒いのでロビーの椅子に座って待ちます。13:30開場、場内にはインストナンバーが流れています。14:00前説…英語でやってる、初めて聴いた。初めてでしたけれどたいへんよかったです。内容を確認せず予約、「カエサル」に関係するお話かと思っていましたが、全然違いました。舞台は倉庫みたいで、縄梯子、加湿器、椅子にテーブル、コーヒーメーカー、ティッシュ、「安全祈願」神棚、白い顔のお面、縄跳びにカラフルなボール、下手には深紅のカーテン??これらをみて、いったいどんなお話か見当もつきませんでした。ので、当パンで確認...なるほどー。15:31終演。

    ネタバレBOX

    クラウン(確かに涙がない)が読んでいるのは三島の「獣の戯れ(新潮文庫)」。ここはサーカス団の楽屋。時間が飛び、戻り、2世代を演じたり、途中、ちょっと気をつけなければならないかも。
    サーカスの舞台は深紅のカーテンの向こうにあるのですが、出番になり出て行くとき、終えて戻ってくるとき、聞こえてくる音や照明の様子が巧い。華やかさの裏側が描かれ、事故にあった同僚のその後、離婚し独り身になった男に会いにくる娘、人生模様ですね。

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