満足度★★★★
祝!勘九郎襲名
襲名披露の演目として新・勘九郎自身が「土蜘」と「春興鏡獅子」を選んだそうである。踊りに自身があるらしい。確かに若々しくて力強い踊りだった。特に変化してからがいい。昼の部は、「鳴神」の七之助が、あまり色気はないが(ありすぎてもキモイ)、とても美しい。現代人から見てもかなりエロい演目。昔の人にはかなり刺激的だったであろう。夜の部の「じいさん、ばあさん」は、三津五郎がいいだけに、福助の過剰演技が鼻につく。声がまるで志村けんのおばあさん。(ほめてないから)白塗りに笑ったときの赤い口もコワイ。
満足度★★★★★
初日昼の部
六代目勘九郎、襲名公演行ってきました。
初日だったから、ハプニングが続出。
鳴神で坊主のひとりがトンボに失敗して鼻血まみれのまま芝居を続けたり、土蜘蛛の糸が信じられないほどに絡まったり。
けれども、勘九郎は立派でした。同じ代の若手の中でも頭一つ抜きんでた印象です。
土蜘蛛では大幹部の太郎冠者次郎冠者がごちそうでした。
仁左衛門さんの次郎冠者なんて、こういう場で無いとみられませんからね。
その仁左衛門さんの河内山、よかったです。
河内山というと吉右衛門さんの印象がつよいのですが、仁左衛門さんも素敵でした。
仁左衛門さんの口から「江戸っ子は気が短いんでぇっ」とか言われると、新鮮(笑)
終演時間が、初日だから10分押してしまって、16時10分でした。
その後、16時30分に開けられたのかなと心配です。
しかし、通常でも30分しか間がないんですよね。めいっぱいやっていただいてありがたいです。
某花形が2時間くらいしかやらなかったのを思い出しました。