満足度★
一度目も二度目も悲劇
28日(土)、29日(日)と2回観劇したが、2回に分けて詳述するのは面倒なので、まとめて書く。
「三谷幸喜大感謝祭」の掉尾を飾る作品として相応しかったかどうかと問われれば、今イチ、今ニ、いや、今サンくらいかな、と言わざるを得ない。
「90分」というタイトルが先にあって、それに合わせた内容を後付けで考えたことが明白な舞台である。勢い、設定と展開にかなり無理が生じる結果になった。三谷幸喜は事前のインタビューで「今回は“笑い”を封印します」と宣言していたが、実際にはかなり「くすぐり」を入れて、もたつきがちな展開を何とか繋いでいる。しかし果たしてこの題材は「笑い」に相応しいものであっただろうか。テーマと方法論にも乖離が生じているように思えてならなかった。
その無理や乖離を、二人の俳優が何とか演技で繕おうと懸命になるのだが、如何せん、西村雅彦の方が役をかなり掴み損ねている。三谷幸喜は殆ど役者への当て書きでしか戯曲を書かないが、当ててもなお、その役をこなせないほどに西村の演技力は拙い。
それでも1日目よりは千秋楽の方が、二人の掛け合いの間がよく、その分、客席での笑いの反応もよくなっていたのだが、前述した通り、ここで笑わせてしまっていいものかという疑問が、私の胸にわだかまっているのである。
満足度★★★
ラスト
中央前方寄り。
前日ほど酷くないが、やはり音が悪い。マイクが原因のような気がする。
前方でも音が悪いのは調整し損ねているのか、それとも劇場そのものが問題なのだろうか。
今まで同じ劇場で観た作品でも音が気にならなかったものもあったから、調整の問題かと思う。
福岡千秋楽だが、この回の客席はやたら笑っていた。
普通なら笑わないようなシーンでも笑いが起きる。何が可笑しいのか分からい。
計5回観た訳だが、西村さんにはこの役は無理だと思う。
演技や声質も合わないし、力量も足りてないと思う。
どんなに上手い人でも、合わない役はやれないので西村さんだけの責任ではないと思うが、西村さん特有の癖の演技を毎回するのはどうかと思う。
低い音を出すときに聞き取り難いのは誰でもそうだが、舌を奥の方で使っているようなので、音を出す位置をもっと前にすれば少しは聞き取りやすくなるんじゃないだろうか。
満足度★★★
音が悪い
北九州芸術劇場に続き、キャナルシティ劇場でも鑑賞。
上手側後方。
北芸に比べ音が酷い。
マイクが悪いのか劇場の反響が悪いのか、特に西村さんの声が聞き取り難い。
芝居は北九州の時よりも少しこなれた感じがした。
満足度★★★★
コメディではないとは思っていたけど
おもしろかった。
三谷幸喜は映画のほうから見始めたので
生舞台は初めて。近藤さんのほうがより自然だったけど、
西村さんの芝居芝居した感じも嫌いではなかった、何より
2列目で観れたことに感謝。後ろだったらどうだっただろう?
こんな重い話を笑も混ぜながら90分にまとめているのがすごい。