満足度★★★
3部構成
1部。地元に根づいた人と帰郷した人とが再開。そのうちの一人が何に悩んだか海に身を投げ・・・。役柄のバックが見えてこないのと、ときおり「勢い」を振りまく演技についていけず展開もいまひとつ親身に入ってこない。
2部。設定だけ与えられた役者5人が15分間の即興芝居をする。
出演者も日替わりで、「そのとき」にしか観られないもの。
これが意外と面白く、話の落としどころは、ありきたりといえばそうだけど、短い時間内にうまく収まっていた。
3部。前回の『シーチキンサンライズ』とはまた趣向の違った作品。お見合いパーティであえなくカップルになれなかった数人がバスに乗れずに電車で帰ることに。そこでも、なんであなたはダメだったの?なんて話やそれぞれの考え方が交差する。なぜか学生が登場してちょっと場面をかき回して去っていく。かき回された結果カップルになれなかった事実=切実で落ち込む精神状態が、希望と夢に移り変わっていく様子は綺麗。