実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/07/15 (月) 14:00
野田らしい舞台だが、いつもより分かりやすい気がする。面白い。(3分押し)139分。
「カラマーゾフの兄弟」の父親殺し裁判の場面から始まり、花火師の長男(松本潤)・物理学者の次男(永山瑛太)・修道僧の三男(長澤まさみ)の正三角関係を軸に、裁判シーンが続く中…、の展開。いつものように、ある物語を翻案した流れの中に、野田が言いたい題材を紛れ込ませる舞台だが、本作は元の物語を展開する部分は非常に分かりやすい。養生テープを使った美術も見事だが、長澤の2役返信は実に見事。