実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/06/04 (火) 13:00
MIXAでの公演も回を重ねるにしたがって会場の使い方がうまくなり、以前のもっと小さな劇場やテント、廃工場での公演のようなアットホームな雰囲気も徐々に増してきました。
実演鑑賞
満足度★★★★
今まで観てきた おぼんろ公演は、ラストには滋味に溢れ 心魂が揺さぶられるといった印象だったが、敢えて この公演は面白く そして楽しませるといったことを前面に出したようだ。確かに近くに座っていた学生集団(参加者)は、喜んでいた様子。
公演はコロナ禍の不平等・不寛容といった状況下 いや もっと言えば戦時下の不条理を思わせるような内容だ。それを おぼんろ らしいー奇抜で派手な衣装、白塗りメイクー世界観で描く。それは一見 不気味で奇怪な寓話劇のようでもある。
おぼんろ らしさと言えば、やはり舞台美術や技術であろう。童話の挿絵のようなセット、美しくも妖しげな照明、優しく包み込むような音楽、その不思議で魅力的な雰囲気に酔いしれる。
説明にあるダニ・ノミ・マダニ、野良猫、もちろん人間も どんなに姿 形を変えようとも、その本質は変わらない。タイトルにも関連するが、その真を見極められるか否か、現代の世に問う祈りの物語のようでもある。
(上演時間2時間30分 おぼんろ らしい前説含め 途中休憩なし) 追記予定
実演鑑賞
満足度★★★★
衣装も舞台美術も素敵でした。何より開演時のお出迎えや、鍵の係りが決められたりしてコロナ前のおぼんろが帰ってきたようで、とてもうれしかったです。
このまま感染症の心配などなくなって、以前のような上演形態に戻ったらさらにうれしいです。吉祥寺シアターやテント公演のおぼんろがまた見たいです。
ちょっと残念だったのはタイトルにあった「曲芸団」らしい出し物がなかったことです。
客演の皆さまについてはよく分かりませんが、イキザマにはもっとそれらしいことをして見せて欲しかったです。