実演鑑賞
満足度★★★★
世にも奇妙な物語にありそうなSF話と、劇中劇のB級サイバーパンク映画。
この二つが重なることで、不思議な、めくるめくような見え方になってて、浴びてるだけで楽しかった。
からくりがわかって冷静に切り分けて観ることも可能で、そうするとすっきりすることも出来るんですが。
なんだ、これは?の状態を味わうのが自分にとっては醍醐味だった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
ネタバレしてから楽しみが倍増する作品…なので2回、3回観ても飽きるどころか、また観たくなる作品です。
私は舞台を10回観ましたが、まだ観たりないです(笑
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/05/02 (木)
繰り返しの美学?いや、ネタバレの美学ね!!
いやぁスピード感もあり既視感も重なりスゴイと思いました。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/05/02 (木) 14:00
ある種のSF系では定番的な「あのパターン」と少なくともσ(^-^) は複数観た「そのパターン」、どちらか一方だけでも1本の物語のネタにできるのに、2つを掛け合わせるとは何と贅沢な、そしてσ(^-^) にとって盆と正月が一緒に来たような……(笑)
また、劇中劇的な映画の内容場面と地の場面が序盤では併走しているように見えるが、やがて一方がもう一方に影響を与えるようにクロスして奥行きを出すのは平面と平面が組み合わさって立体になる(←比喩が下手だな(爆))ようで「演劇ならではの面白さ」にゾクゾク。
実演鑑賞
満足度★★★
過去をやり直すタイムループとは違い本作は時系列でループするので過去が積み上がる。そうした意図、ループの理由が今ひとつ掴めずかなり消化不良…
絶賛の嵐なのでもう一度確かめたいという思いもあるがスケジュール的に無理かな、残念。
実演鑑賞
満足度★★★★★
映画『フィクショナル香港IBM』の話はSF映画として面白かったし、舞台美術も素敵だったし、なのですが、違う。なんか違う。この映画を見たことになっている2人の世界が実はもうRPGなのではないかと思えてしまう。
こうして2人は2度と会うことはありませんでした・・・の話を、こう考えられたら2人はその後もうまく行っていたのではないかと言う捉え方の指南をしているかのようにも思えて見ていたのでしたが、そこがRPGの分岐点だったのではないか?と、RPGなど一度もやったことのない私は思ったのでした。
そして人生は一度きり。
実演鑑賞
満足度★★★★
スタイリッシュな舞台美術の中で、同じような場面が繰り返されるが、少しずつ変化していく。物語は1988年の初デートから2088年の近未来までの男女2人の回想劇といったところ。それも単なる回想ではなく、仮想空間(電脳都市ーフィクショナル香港 IBM)という非現実の中に 自分たちのリアルな記憶(人生)を重ね紡いでいく。
人生は、「縁は異なもの味なもの」「生きるって素晴らしい」といった言葉では言い表せない不思議に満ちている。人生は先々何が起こるかわからないから面白い、といった哲学めいたものではなく、例え これから観る映画のストーリーやラストを知っていようとも、また この人と一緒の人生を歩みたい。「これから観る映画のこと、なんで全部言っちゃうの」という非難めいた言葉より「これからいっしょに観る映画(人生)はとっても面白いんだ!」という前向きな言葉のほうが楽しめる。
この公演、結末を知っているにも関わらず リピーターが多いのは、何度観ても飽きず 楽しめる(魅力がある)からだろう。ちなみに、自分の隣席の人は5回目だと…。
(上演時間2時間 途中休憩なし) 追記予定
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/05/06 (月) 17:00
価格3,500円
突出して上手いと思った役者さんはいない気がするが、一応一定レベル以上の演技力はあると思う。
中華の食べ物配る役の女性の役者さんは演技良かったと思う。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/05/04 (土) 13:00
あまりにも面白かったので、2度目の観劇。ストーリーを知っていても面白いし、エンディングの感動もまた…。121分。
繰り返しを多用しつつ、少しずつ違う展開から、最後のまとめで泣く。2度目でも泣く。2つのマグカップにこそ泣く。作・演出の笠浦の頭もスゴイが、タイミング重視の演技を全うする役者陣も見事。
実演鑑賞
満足度★★★★★
不満な点がない訳ではないが、それでも☆5つをあげたくなる刺激的な舞台。もう1回観たくなったが、このGW、残りの日もみな予定を入れてしまっていて残念。もう少し早く観にくるべきだった。
実演鑑賞
満足度★★★★
改めて笠浦さんの鬼才ぶりをみせつけられた作品。観劇後にみるとフライヤーに色々と情報が詰まっているが、予想のはるか上を行っておりました。
実演鑑賞
満足度★★★★
『濫吹』効果なのか?熱気ムンムン超満員。超人気劇団になっていた。浴衣姿の平体まひろさんが観劇に来られていたが、違っていたらごめんなさい。
作家・笠浦静花さんの見ている先がヤバイ。早急に何かしらの賞を捧げないと世間的には不味いだろう。演劇だ小説だ音楽だ映画だジャンルを分けて与太っている場合じゃない。人に何かを伝えようとする行為の話だ。人々は相変わらず金稼ぎにしか価値を見い出せないだろうが、もうそんな悠長な時代でもないんだ。終わりは近い。
ヒロイン、加藤睦望さんが可愛かった。下着姿までサービス。自分は普通に彼女のファンであることを自覚した。
彼氏の森田亘氏、ハナコの秋山寛貴っぽくもある能天気な善人。聞かれるとすぐに何でもベラベラ反射的に答えてしまう。思慮深さゼロが良くも悪くもある。
1988年5月に公開された映画、『フィクショナル香港IBM』、初デートで観に行く二人。下見がてら先に一回観て来た森田亘氏は、冒頭から展開からオチまで加藤睦望さんに事細かく説明してしまう。「凄い面白いですよ。」「何でそれを言うの?」
能天気な男にキレて何度も別れを告げることに。
その映画のストーリーは、2088年の未来、仮想空間に再現されたかつての香港が舞台。脳に電極を刺し、それにログインした作家(奥山樹生氏)は管理責任者(小林義典氏)から宣伝用ルポルタージュの執筆を依頼される。その街をぶらついていると、饅頭を配る綺麗な女(梶川七海さん)に一目惚れ。彼女こそ自分の作品の主人公にふさわしいと追い掛ける。
口をパクパクさせ唾を吐く赤ん坊、さんなぎさんが魅力的。役者の調理法が抜群。
小林義典氏は八嶋智人や浅越ゴエっぽくて漫画キャラのよう。
これぞ演劇の恐ろしさ、代替不可能な世界。キャラが次々に入れ替わっていくスピードは押井守や今敏の作風。筒井康隆的躁病患者の疾走。
上演台本をXで完全ネタバレ公開中!狂っている。
是非観に行って頂きたい。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/05/01 (水) 19:00
頭オカシイとしか思えない(褒めています)傑作。観るべし!観るべし!!観るべし!!!120分。
何を書いてもネタバレになるのだが、「IBMが作ったフィクショナルな香港の話」くらいなら書いてもいいかな、の感じ。とにかくスゴイ。見事。繰り返しや断片的なシーンの連絡が最後にまとまると泣く。