実演鑑賞
満足度★★★
大原櫻子さんの回を観劇
ミュージカルシーン中のアンサンブルのモーションが上手い。大戦中の日本が舞台であり、和のテイストがある曲にも関心した。動きは輸入の動きであったため、新たな表現にはたどり着いていない。
構成は分かりにくく脚本家の力量が足りていない。多くの場面や人を感動的な思い出として描こうとしており、シーンが物切れかつ、会話の積み重ねではなく印象的な台詞に頼った流し方をしている。最後まで見ると理解できるが、時系列や起こったことの意味が分かりにくい60分くらい進むのは、原作を知っている前提ということだろうか。実際に2曲目から客席に泣き声があり、ほかの媒体で筋を知っていれば感動作なのかもしれない。
演出、脚本に一貫性がなく舞台として十分に成立していない。