満足度★★★
趣向は面白いが、少々冗長
舞台(と言ってもフラットな空間だが)の左手には、
浅い釣堀のように水が張ってあって、水がちょろちょろと流れている。
一方、右側には、乱雑な室内があって、空き缶も転がっている中、
小さなテーブルとソファ、それに冷蔵庫などが備えられている。
さて、この芝居は、不仲で、長らく会っていない姉を訪ねてきた妹の物語。
満足度★★★★
期待以上の面白さ
音信不通の姉を探して、川沿いの廃屋を化した建物を訪れる妹。期待以上の面白さでした。トラウマを抱えた人達とのやり取りが実にいい。映像とともに挿入されるヴァイオリンとギターの生演奏も効果的(ヴァイオリンのお姉さん美人でした)。蝉の鳴き声や川の音も印象的でした。次回作が楽しみです。
満足度★★
それぞれが抱えるトラウマ
川沿いの小屋を舞台に、姉妹と男3人のそれぞれが持つ心の傷をじっくりと描いた作品でした。可愛らしいユニット名から想像していたのとは異なる、シリアスなテイストでした。
妹が長らく連絡を取っていない姉が住んでいるはずのアパートに来ても、そのアパートは既になく粗末な小屋があるのみで、その小屋の主である元科学者とその幼馴染みや元同僚、姉との関係が明らかになるつれて、それぞれの悩みも見えてくる物語でした。
人は皆、人に言えないトラウマを持ちながら生きているというテーマがストレートに描かれていましたが、ありきたりな展開で2時間強の時間で描く内容としては物足りなさを感じました。
役者達は落ち着いた演技で良かったです。妹役を演じた人(当日パンフレットに配役が記載されていなかったので名前が分かりませんでした)の多彩な表情が魅力的でした。
下手には川を摸したプール、中央~上手は拾った空き缶が散乱する室内を表していた美術は雑然さの中にセンスの良さを感じさせました。
バイオリンとエレキギターの生演奏があったのですが、間奏曲みたいな扱いになっていて、演技との相乗効果がないのがもったいなく感じました。曲もワンパターンな展開や安っぽい打ち込み音源、メロディーラインと合っていないコード進行など、あまり魅力が感じられず、長過ぎると思いました。バイオリンの演奏は安定感があり、美しい音色が素敵でした。
演奏時に流れる映像は凝ったアングルや編集で作られていた洒落た雰囲気でしたが、物語との繋がりが不明な内容で意図が分かりませんでした。
開場時間まで窓のない入り口を閉めきって、雨が降り出す中、屋根がないところで待つ客を放置していたり、明らかに席に余裕があるのに端の席から詰めて座るように促したり、配役が記されていないのにアンケートに「良かった役者は誰ですか?」という設問があったりと制作サイドの動きが残念でした。
満足度★★★★★
無題111
この前にラビネストでみているので、駅をはさんで反対側に人力で移動です。今日のお天気は不安定でざっと降り始めたかと思ったら、すぐ晴れたり。会場の外で待っていてる間もそんなかんじ。外から見る限り、劇場とは思えません。清澄白河のSNACといい勝負です。20分前開場、席を詰めずに一番よさそうな場所に座ります(スタッフの方、ゴメンなさいね)。目に入ってくるのは、乱雑な舞台。下手...これは川。ブロックが置かれ、水が流れて奥の壁が揺らいで、ガレキが放置されています。中央にはテーブルとソファ、雑誌。上手床にはビニールシート、手作りの機械(?)。そこらじゅうに空き缶。上手奥、ギターとMarshallの小型アンプ(白)。ヴァイオリンケースも見えます。ちょうど18:00に始まって140分くらいあったでしょうか。私の感覚にぴったり。「観たい!」が7/16でした。ようやく「観てきた!」が書けますが、すみません、少し時間をください。
姉しずか(西野さん)、妹あさこ(やないさん)、伊達(中尾さん)、南部(佐々木さん)、モリワカ(畠沢さん)でしたよね?