満足度★★★★★
無題85
渡辺様、昨日はありがとうございました。
いきなりですが、もともと有名どころの戯曲や演出家によるお芝居に関心がないので(ほとんど生理的にダメなので)、「サよりよろしくバー」という奇妙なタイトル、それもT.ウィリアムズだと確実にパスするのですが、渡辺さんの演出ということで(小瀧ソロに続き)観劇。
あまりサイトなどみないうえに、予習もサボるのでずっとこのタイトルだと思っていました(恥)。観劇後、ちょっと悔やむのでした。
さて、ここは始めてで、入ってみると中央に椅子が15脚ほど丸く配置されています。その真ん中には、ちょうどお腹の高さ位に天井から灯りがひとつ。部屋の周囲はすべて黒。床には黒いシートが敷かれています。椅子も黒くて、白のストライプ、シマウマのようで、渡辺さんも同じような服を着ていらしゃいます。
円陣を組んでいるようなものなので、目線を上げると他のお客さんが見えます。結構近いです。役者さんは3名。円の中では1人か2人。3人全員ということはありません、2人でいっぱいです。
終演後、お聞きしたのは、前作もお客さん同士、顔が見える配置だったのでそのような設定を続けているのかということ。最近はそうですというお答えでした。以前は映画ばかり観ていたので、他人の顔が視野に入るということはありませんでした。芝居の場合、円形劇場、舞台の左右、コの字に配置など見えることはよくありますが、今日はまるでみんな集まってミーティングでも始まりそうな雰囲気です。座席のわずかな隙間から役者は出入り。中、外で演じます。
帰りの電車のなかで検索すると直ぐに脚本がでてきました。娼婦街でのお話しだったんですね。終演後、お聞きした2つ目、男性は「男性の役なのか女性の役なのか…」、答え、娼婦の役です。相当迷って同性愛のお話しだと思ってみていました…(恥)。※8/17:追記です。どうしてかというと、ゴールディがベルトを外そうとするシーンがありましたよね。知らない人がみたらそう思う、と思いました。
自分に対しては「お勧め」。