満足度★★★★★
バラエティあふれた6本
唯一の新作となった瀧原弘子(三角フラスコ)の「はなして」で描かれる静謐かつ豊かな広がりを持った、3,.11以降の世界。劇団無国籍さんらしい菊田由美さんによる不条理チックなジェットコースター的コメディ。物語の構造と確かな演技力で魅せたA級MissingLink・横田江美さんの「暗くなるまで待てない!」「はやぶさ」を擬人化した谷屋俊輔さんの汗だく熱演。全力でコメディに徹した大塚宣幸さんの「101人ねえちゃん」、脚本と演出、そして俳優の総合力でメタシアターにもなりうる劇世界を提示した加藤智之さん「マラソロ」。6本全てカラーが違って同じ30分とは思えない充実ぶりでした。個々のクオリティの高さと、ラインナップの勝利。素晴らしい体験をさせて頂きました。
満足度★★★★
選りすぐりの対バンライヴの楽しみ
全体に、バリエーションに富んだラインナップで粒揃いでした。フェスの積み重ねてきたすばらしい層の厚さに思いをはせました。そして「一人芝居」の幅の広さを堪能しました。 おすすめです!
特に、『マラソロ』の迫力に脱帽しました。俳優さんの体の周りがスパークするんじゃないかと思うほどのヴォルテージ。
また、『はやぶさ』は好きな題材で、楽しみにしていて、期待度も一番高かったのですが、全く裏切られず、ぼろ泣きでした。科学館等、教育施設で需要がありそうだと思いました。小学生に観て欲しい!
時間の都合で『暗くなるまで待てない!』だけ拝見できなかったのが残念でなりません。いつか、どこかでぜひ拝見したいです。