実演鑑賞
満足度★★★★★
印象がここしばらくとはなんだか触感が異なる感覚で。その要因を探ると…やはり佐竹さんになるのかなと。昭和頑固親父の説得力が強くて。強くて。舞台全体の昭和のリアル感を引っ張ってくれる。
この物語は舞台を昭和にすることで成り立つ。それを令和の時代に降臨させることでより際立つ…のだけれど。そのこと自体に疑念を抱かねばならないことではないのかと。令和の今の世はあまりに息苦し過ぎないか。理屈が、屁理屈が、小賢しさが、先立ってやしないか?
個人的には、二言目には昔は良かったなどと言う懐古主義的なものは、好きではない。昔が良くて今が良くないなんてことも全くない。そういうことではなく。心を失ってはいけない。理屈ばかり捏ねるのではなく、本質を視る目と心を放棄してはいけない。
そんなことまで思考を泳がせてくれたヒマワリの親父は、近所の子供にもしっかり鉄拳喰らわせる令和ならアウトな昭和の頑固親父。すぐ怒鳴るし鉄拳喰らわすし話も通じない。でもね。心がしっかりあるの。一本筋が通ってるし思いやりもあるの。
何より裏で悪意を巡らすなんてこと絶対しない。誠の心と言葉で真正面からぶつかっていく。あんな清々しいことあるだろうか。受け止める側が成熟しきってないと受け取られない事もある。表面の厳しさしか見えないこともある。それが分かる時が来る。それが大人になるってこと。
めちゃんこ熱かった。清々しい真っ直ぐで歪みのない心があった。温もりのある家族の絆があった。失ってはいけない人の心、人情に溢れてた。今の世には難しいのかもしれない。だからといって諦めてはいけない。そういう大切なものがそこにありました。わたしはこの人達が大好きだ。
二回目の観劇。いつもなのだけれども。やっぱり一回目は物語を浴びることでいっぽいいっぱいで。二回目になって、みえてくるものがたくさんあって。あぁ…そうなんやなぁ、あぁ…そうやったんかぁと、ひとりひとりの人生がなお染みる。残り一回、終わるまでは胸のうちに。今年もしあわせでした。
実演鑑賞
満足度★★★
家族の絆みたいなものを強く感じる、そんな作品やった印象
こどもを思う親の気持ち、反発する部分もありながらも親を思う気持ち
なかなかに複雑なんだけど、よくよく考えるとストレートで単純なのかもしれないですね
思うからこそ突き放す、それが素直な感じでは無いからぶつかる、しかしその時の気持ちの高ぶりからその真意は読み取れなかったりする
そしてそれはある状況、ある瞬間に気がつく
序盤のパワフルな感じから、いつの間にかテンポや空気感のシフトチェンジしてる感じが見事
そして描かれる年代によって変化するキャラの印象もいいんですよね
このあたりの描き方、見せ方がほんと上手いなって感じの作品やったんですよね
そして見るものの気持ちを揺らす
今回やはり #佐竹仁 さんがいいキャラを作られてますね
そこに #石井テル子 さんのからみがまた良かったりする
この夫婦の信頼関係いいですね
#青城里花 さんと #菊崎悠那 さんて組合せも良かったりする
笑いのいいとこもっててたのが #ハラマサ さんやった気がしますね
#芳本紗良 さんのこんなキャラもハマるんやって感じもほんと良かった
#喜多彩葉 さんの変化していくキャラがほんと魅力的この振り幅いいですね
#香村彩矢 さんがやはりいいですね
最初から全開って感じはあまり見たことない雰囲気かな
そして #SHASEN 卒業おめでとうございます
実演鑑賞
満足度★★★★
奥様と観劇。
古き良き頑固親父と肝っ玉母さん、
海千山千の3姉妹と長男!
それぞれ家族の事を思いながら口に出せない、不器用な家族のハートフル物語に涙😢
癖の強い女優陣、体当たり男優陣、そして…
裏方SHASEN卒業生の皆さん、とても胸熱な舞台ありがとう😆