カンテン「The Foundations」 公演情報 カンテン「The Foundations」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/01/27 (土) 19:00

    <Select B:閉>を観た。昨年の「視点」と同じ様な企画で、2劇団を観る。(1分押し)前説2分(つなぎ3分)50分(つなぎ4分)57分。
     こそ会『ゆうてん』はアンデルセンの「すずの兵隊」を、ある意味で丁寧に舞台化した。エンディングをどう見るかで、一種新たな視点を提示しているとは思う。
     The Stone Age ブライアント『あなたは何も悪くない』は、オウム真理教事件がベースの物語。サンモールスタジオで上演される Crime シリーズの別バージョンという位置付けだが、結構辛い物語が展開される。
     後者に出演の前有佳が目当てで見に行ったのだが、目当てとは違った芝居も観られるのがこういう企画のいい所。こういった企画はドンドンやってほしいと思う。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    selectC 接
    架空畳
    柔らかい非流線形のフーガ
    メメント/アライメント

    180分にも感じる60分。疲れた。心地よい疲労感。それは、全速力の110mハードルを短いインターバルで走り続けているように思考がフル回転しているから。いや、✖️18倍速ならば1080分の内容なのかも。とにかく濃い時間だった。
    油断をすればすぐに振り落とされてしまいそう。宇津木妙子の速射砲ノックを受けているような、安全バーをせずにバンザイしながら富士急ハイランドのフジヤマに乗っているような、スリリングなスピード感に無防備で挑んでいる感じ。
    目まぐるしく変わる語り手、語り部、時空。幾つかの軸が瞬時に、有無を言わさず気持ちよく入れ替わる。その圧倒的な瞬発力。気持ちいい。
    そこにキャストが発する言葉の語感、サウンド。気持ちいい。
    ただ、ただ、それが気持ちよくて楽しいと思える自分もドラマを追いかけて把握しようという気持ちを、やや諦めながら身を委ねる。それでも気持ちいい。
    この気持ちいい……を、たくさんの人に体感して欲しい。

    ◾️追記◾️
    決して少なくないキャスト。その全員に見事なまでに活躍するシーン、見せ場がある。応援するキャストがいらっしゃるなら、存分に楽しめるはず。安心して劇場に足を運んで欲しい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    舞台芸術の幅広さ奥深さを感じられる公演であり、好企画。
    観劇したのは、Select C「接 ここはクチ以上にモノを伝える」で、架空畳の『柔らかい非流線形のフーガ メメント/アライメント』とSky Theater PROJECT『黒沢家の家じまい』の二作品。タイトルからも何となく想像できるが、前者は抽象的でパフォーマンスという動的な描きであるが、後者は具体的で身近にある出来事を静的に紡いでいる。その意味では素舞台という共通した条件下で、まったく違うテイストの公演を観ることが出来る。それぞれの団体の個性を十分に活かした内容、それを端的に表すに相応しい空間(更地)での企画は面白い。

    『柔らかい非流線形のフーガ メメント/アライメント』は、或る役割を担った者たちの独白(言葉)を繋ぐことで、或るコトを準えた又は喩えたような作品。舞台技術の照明等に特徴があり心象的な印象を受ける。一方『黒沢家の家じまい』は、典型的なストレートプレイで、日常にあるリアルな会話劇。
    (上演時間2時間10分 途中休憩なし) 追記予定

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    <Select A:集> ー 離れてみたのに、追い詰められる。ー
    ◎青春事情
    『ソロソロ』
    ◎尾米タケル之一座
    『老婆の冒険』

    どちらも面白かったです。
    前説?で吉田さんがおっしゃったように・・・以下ネタバレ

    気になったこと
    終演後退場している時に聞こえてきた会話。「最初の話のオチが分からなかったんだけど」男性の声でしたが、お芝居にオチって必要?

    ネタバレBOX

    「最初から破綻しているような(みたいなこと言ってました)舞台ですが」の言葉通り、舞台にはテントやら椅子やら焚火の道具やら、思い切り並んでいました。確かチラシには「素舞台の座・高円寺1で」と書いてあったなと思いつつ再読すると、青春事情さんのところには「必要最小限のセット」とも書いてあったので、これはこれで良かったのでしょう(多分)。ソロキャンプに来たのに、なかなか一人になれない人たちのドタバタは、臭いセリフが飛び交ってなかなかに共感できるものでした。抽象表現なんてカケラもありませんが私は青春事情さんが大好きです。吉田さんには嫌がられて呆れられるかもしれませんが、分かったふりして無理して小難しい舞台はもう見なくていいかなと思ったことでした。
    ひとつ疑問が。熊への対処法「テントに入っている」は正しいのでしょうか?テントごと食われてしまいそうな気がするんですが。

    『老婆の冒険』
    尾米タケル之一座さんはそうたくさんは見ていないけどタイトルがこれだし『ソロソロ』があれだったので思い切り笑わせられるのかなと思っていたら全然違いましたが笑いどころもありました。こちらはちゃんと?素舞台で小道具もほとんどありません。役者がテーブルになったり木になったりしていました。そして老婆の心象風景と思われるような冒険譚でした。尾米タケル之一座さんはこんなこともできるんだ!と思いました。

    吉田さんが40代の劇団を集めましたみたいなことをおっしゃっていましたが、そんなことどこかに書いてありましたっけ?
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    Select B:閉。こそ会『ゆうてん』→The Stone Age ブライアント『あなたは何も悪くない』。1本目は、子供の頃、学校で見させられる演劇みたいな話ね。どちらかといえば、オウム(らしき教団)の元信者を扱った2本目の方が好み。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    素晴らしかったです。ミニマリストな演出に演劇の原点を見た思いです。まさかあの宗教団体の話だったとは… しかもああいったアングルであの団体を扱うとは… すごくよかったです。

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