アドレナリンの夜 公演情報 アドレナリンの夜」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★

    鑑賞日2023/10/06 (金) 18:30

    相葉 長田 石川 平井 の回
    3階席最前列ド真ん中。わかっててとったけど手すりが邪魔。開演前から舞台セットが見えてる状態だったのでバミリ(‪各ステージと舞台ツラにわかりやすい✕‬とT、中央のステージにちっちゃい×、ステージよりふた周りくらい小さく·····と四角くバミリ)を頼りに姿勢をずり下げて手すりの隙間から覗くような姿勢で観劇。

    ネタバレBOX

    ソロが各自2本ずつと4人揃っての話が1本。多い…9本で100分だから1本が5分強くらい?最後の話がちょっと長めだったかな。秋元さん脚本だからぶっちゃけ期待してなかったけど、なんだろなー…あえてなのかな、ベタだなぁ。起承転結の起の時点でオチが読める。オチがわかってても面白い話ってあるけど、全然ワクワクドキドキしなかった。オチがわかってからは役者の熱演に頼りっぱなしで…うーん、好ましい役者じゃなかったら耐えられないな。しかもしっかり全員で稽古した作品じゃないから(当日初対面)目を台本に向けるのか前を向くのか、どの程度身振りをするのか、役者に任せてる感じした。曲のタイミングとか明かりのきっかけとか、最後の話の動線とか、そういう部分は演出が決めて各自に伝えただろうけど、演技的な部分はたぶんあんまり言われてないと思う。なんか固まってない感じした。
    相葉くん初めましてだったけど、さすが場数を感じさせる落ち着き。人気役者さんなの納得。声、抑揚、滑舌、台詞とモノローグで読み方の使い分け、朗読劇としてどの程度身振りを入れるか、塩梅が1番安定していた。そういう演技という点では、凌雅くんいまひとつ。朗読劇を観てるというより台本持って荒通ししてるのを観てるって感じだった。台本を素直に読む、という良さは強く出てた。誰がどの話の担当か、ていうのがピタッとハマっていたので、凌雅くんやりやすかったんじゃないかなー。1本目のラジオも2本目の麻酔も結末が断末魔。素直に表現するからこそ「読んでます感」「演技してます感」があるのがアレなんだけど、切羽詰まってきてうわあああああ!ってなると良さがぐっと出る。ラジオの最後、ぐらっとかしいでいく様子がすごい良かった。麻酔の最後の叫びも良かった。爆発力のある役者、好きだよ。麻酔の主人公の年齢がふわふわしてたなぁ、最初は高校生くらいかと思ってたら「子供の僕にはわからないけど」って言い出して映像の手が小学生くらいで、ちょっぴり混乱した。小学生だと思うんだけど台詞がちょこちょこ小学生ぽくない。脚本も悪い。
    長田さん、コントを見る限りお芝居上手いイメージだったけど、ちょっと台詞が一本調子というか、悪くは無いんだけどね。警備員のやつ、女の子が後ろに立ってるって場面で演奏担当のオバケさんが長田さんの背後に立ってる女の子に見立てられてて、このためにこの格好なのか?!てなった。ていうか最初に登場してまさかの演奏し始めて「お前が弾くんかーい!」てなったし、最後まであの人はなんだったのかわからないし、開演前にスクリーンに映ってた紳士も本編になにか関係あるかと思ったら一切出てこなかった。なんだったんだ。なーんかね、いろんなネタをぽいぽい出すだけ出して回収せずに終わる感じがめっちゃ秋元康だなって思った。最後の「台本」も細かいところ考えると全然繋がらなくなる。え、結局なんでそうなったん?てなる。最終的にどうなったん?セットばたーん!てなった時の平井さんガチでビクッてしてたな(笑)
    平井さん、1本目の見えないお友達のやつ。これの序盤、自由にアドリブっぽいガヤいれてて若干スベッてたから大丈夫か?て思ったけど、変に作らない自然体な語り口が良かったんだよな。友達から恐怖体験を聞いてる、みたいな感じ。ささやき女将のくだりちょっと長かったけどウケてたね。2本目ホテルの話、ループするのは怖かったなー。世にも奇妙な物語系のお話だった。

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