私とアナタの間の距離は・・・ 公演情報 私とアナタの間の距離は・・・」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    楽しめました
    かなり重いテーマで、シリアスな作品なのかなーと思ってましたが、お笑いや人情劇的な要素も入っていて、あまり深刻にならずに楽しめました。ただちっと強引な展開で、どっちつかずの気もします。ライティングやセットの使い回しが印象的でした。

  • 満足度★★★

    次作も観てみたくなりました...
    10周年記念公演ということもあり、役者さんを含めて全体的に上手く纏まった芝居、劇団という点では評価出来ます。また、犯罪加害者を取り巻くストーリーも意外性があって大変興味を持って観る事が出来ました。強いて難点と言えば、他の方々のコメントにもありますが、本芝居の方向性においてコメディー的な笑いを織り込む必要があるかというのが、少々理解に苦しむところです。全体的にコメディータッチな芝居でも、またよりシリアスさを打ち出した芝居でも、役者さんのパフォーマンスから判断して見応えはあると思いますが、もう少しどちらに軸足をおいたストーリー、構成とした方が、観客のインプレッションは更に高まること間違いなし。
    また、観てみたいと思わせる劇団でした。個人的には羽柴裕吾さんの演技が気に入った...表情で演技が出来ていますね。 テッド・K

  • 満足度★★★

    劇団初見!
    ストーリー的に、笑をとるシーンが必要なのかどうか疑問(KYでわざとおどける人)復縁のドタバタは面白かったりするけど、逆にテーマがボケる。最後もアッサリと纏めて終演した印象。

    ネタバレBOX

    ホウと弟のエピソードも良く解らない。必要か?
    被害者が地上げ屋のヤクザというのもどうかと。加害者関係者にどこか「あんな奴!」みたいな感情在りきに感じられる。
    場面転換のダルさを感じますが、望月さんのキリッとした立ち振る舞いが萌えでした。
  • 満足度★★★★

    吉本テイスト
    初見。人情劇+喜劇+芸術。後半ががぜん面白い。前半は芸術性とコメディタッチの調和に違和感を感じたが、観終わった後にそれが持ち味と分かり、またみてみたい劇団と思った。

  • 満足度★★★

    なかなか良かった!
    個人的には、良い時間を過ごせた。
    10周年公演というだけあり、役者陣は安定していた。
    各々の役柄を個性的に演じていて、上手いと思った。
    芝居は「家族の絆」をテーマにしており、良い感じに纏めていた。
    公演時間は100分。
    あとはネタばれで。

    ネタバレBOX

    3姉妹を中心とした物語。
    長女が人を殺め、刑務所へ。刑期の6年が経過し、出所が近い。
    両親は既に亡くなっており、長女が経営していたレストランを、
    次女が経営。次女は教師をしていたが事件により、教師でいられなくなった。
    また婚約者との破局。
    3女も会社にいられなくなり、今は派遣社員。
    長女の事件で、皆人生が変わってしまった。
    長女が出社したら、その後の人生をどうするのか、といった内容の物語。

    私の個人的な印象であるが、登場人物が多く、エピソードが散漫になっていて、各々が深い内容ではなかったように思う。
    なんとなく良い話に纏まっており、強烈なインパクトがなかったかな。

    このエピソードや登場人物はいるのかなあ?といった所が幾つも。
    またコメディ-的な要素もあったが、シリアスな物語に絞った方が
    個人的には良かったように思えた。

    とはいえ、十分楽しめたのも事実。
    役者陣は皆さん良かったが、次女役の方は特に良かった!
    また、次回公演も観劇したいと思った。
  • 満足度★★★★

    情緒的
    静かで、情緒的で、しっとりとしたいい劇でした。途中泣かされるほどの感動もありました。
    とっても良ったですが、場面転換に使われてた三人の女性がテーブルクロスをかけたり、外したり、ランブをテーブルに置いたりする場面がとっても気になりました。もっとさら~ととながしてくれてもよかったのでは。あそこで場面転換ですよって観客にアピールしてるのは解りますが、せっかくの劇の感動が途切れてしまいました。三人の格好つけすぎの登場の仕方にもあると思う。
    それでも感動をありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    間がいい!
    今まで想像もしなかった、犯罪の加害者の家族の物語。彼らは言いたい事や訴えたい事、悔しいことや辛い事がいっぱいあって、でも加害者の家族ゆえに口には出来ない、という微妙なシチュエイションを上手に表していたと思います。お互いの何となくもどかしい間が絶妙でした。このタイトル、巧いですね。加害者の家族には、犯罪を犯した長女に対して言うに言われぬ感情があり、口に出せないだけに家族の中で距離が出来てしまうんだなぁ、とタイトルの意味がよく分かりました。次女役の女優さん、すごく良かったです。良かった理由はネタバレBOXへ・・・・・。

    ネタバレBOX

    次女役の女優さん、さして目立つ服装をしているわけではないのですが、いつもキチンと、派手でも地味でもなく、靴も服装に合わせて全部替えて、ああ、この人は役柄をよく研究しているんだな、と感心しました。教職を辞し、加害者の姉に代わって必死に食堂と家族を支える次女。世間の偏見や蔑視から身を守るため、またそれに負けないため、彼女はいつもキチンとしている。そんなことしか出来ないけれど、キチンとしている。そのような女性を表すのに、とてもよく考えられた衣装だったと思います。演技ももちろんですが、衣装も役柄をよく語っていた。私はこういうの、いつも隅々まで観ます、というより気になります。(笑)
  • 無題80
    ここ2日ほど体調がよくないので、その影響があるのでしょう。今夜ももうひとつノレませんでした。舞台上、下手奥にカウンター、手前の方にテーブルと椅子が4セット。ここが刑務所、バー、食堂になります。場面転換では真っ暗にはならず、その様子が見えます。衝立て、灯り、テーブルクロスを使いそれぞれの場面らしさを表現しています。幻冬社新書に「加害者家族」(鈴木伸元著)というのがあるのですが、壮絶です。本公演、いつものようにお話の内容を知らずにみにきています。途中からわかるのですが、どうも違和感が拭い切れませんでした。

    ネタバレBOX

    家族が中心、姉妹、親子…。起きてしまった「事件」。深くは触れず、その後、周囲に起こったこともあっさりとやり過ごす(離婚、教師を辞めた…)。ベトナムからの出稼ぎはいいとして、家族とは何ら関係ないけど、そのままキャバクラに行くということでいいのかな。自分たちだけがよければ、とも受け取れるし、世の中、美談ばかりじゃないよ、ともいえるけど、何だったのでしょう。などなど、んーと、家族愛ではないし(いや、そうなのかな?それにしてはうす味すぎる)、償うことの意味を問うのでもないし…。どこに感情を持って行ったらいいのかよくわかりませんでした。役者さんはよかったと思いますし、黒眼鏡・黒ベルトの3人も面白い設定でした。照明によるスカイツリーとそれを見上げるシーン…オリガ食堂が繁盛してほしいと思ったのでした。

    チケットにあった整理番号って何だったのでしょう。結局、意味はなかったようですが、それならば受付時に一言あってもいいと思います。
  • 満足度★★★★

    丸くおさまりそう?
    こじれにこじれそうに思えた人間関係が、ベストな状態ではないにせよ、各人それぞれ6〜8割くらいの満足でどうにか丸くおさまりそうなエンディングで、見ているこっちもホッとしました。シリアスな女性陣とは対照的な、怪しくコミカルな男性陣も好演。

    ネタバレBOX

    ベトナムから出稼ぎに来た女の子が、チャラチャラしてる腹違いの弟に言いくるめられて歌舞伎町のキャバクラで働くことになったのはかわいそう。
  • 満足度★★★

    役者同士の
    距離感というものも意識しました。

    ネタバレBOX

    地上げ屋相手に殺人してしまった長女、先生を辞めて食堂を受け継いだ次女、加害者家族として就職が上手くいかない三女、親に反対され次女との婚約を破棄した男、長女と離婚したが未練が残る夫、密かに料理を学んでいて食堂を継ぎたいと思う長女の娘、刑務所へも訪ねていた長女の同級生の男、食堂関係者等を含めたそれぞれの距離感を表した話。

    なぜ加害者がもてて、加害者家族が就職できないのか、いくら常識無しの若者とは言え、次女が経営しているのに長女の娘が将来跡を継ぎたいと言い出すのか、ベトナム娘のキャバクラへの転職など、社会に対してあるいは身近な人々に対して少々納得いかない距離感もありましたが、思うように行かない人生をそれなりに折り合いを付けていく現実感がにじみ出ていました。

    それにしても役者同士の距離感が上手くいっていないのか全体の間が悪いように感じました。また場面転換も、ストップモーションがあまりにも長く続くとそこまでやらなくてもと思ってしまいました。

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