或る夜の 公演情報 或る夜の」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-14件 / 14件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    地下鉄に取り残された人達の悲喜こもごも、様々な人生が交錯する群像劇
    ああ、最後は大きく掬いとっていくのね!と、最後に腑に落ちる面白い人情噺の詰め合わせだった
    リビートしたかった

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    不思議なストーリー。演者も見せ方も秀逸、良い時間が過ごせました。ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     一風、変わった作品だが面白い。(華4つ☆)

    ネタバレBOX

     物語は某地下鉄駅のホームで展開する。従って舞台美術は地下鉄のホーム。板上には太い円柱が2本少し前後をずらし適度な距離を置いて天井へ向かって伸びており、下手は駅の側壁とみえる。即ちホームの端に当たる場所だ。上手はホーム側に迫り出した部分があるので階段があるのかもしれないが狭くなっている。ホーム上にはやや不規則な市松模様。線路があるのは客席側という設定だ。
     最終を待つ人々は原因不明のシステムトラブルに巻き込まれ地下鉄のホームに閉じ込められてしまった。当初帰らなければならない理由だとか、締め切りに間に合わないとか、スマホの送受信が出来ない等様々な不平が聞こえる。そんな乗客たちは、平身低頭の駅員に詰め寄る。何とかならないのか? との切実な思いから。駅員は兎に角、出来ることを全力を尽くしてやる。然し防火シャッターが閉ざされ、緊急時職員の通る非常用出入口も閉ざされ、通信も一切通じない。外界からの受信も出来ないのだ。乗客たちのスマホも総て送受信できないことは先に記した通り。2時迄にバイト先へ到着できなければ仕事を失うと悲痛な叫びを挙げていた若い女性が線路伝いに歩いて脱出すると線路内立ち入りを決行しようとするが、駅員のみならず他の乗客たちも外界の状況が全く不明の折、急に回復して列車が走ってきたら確実に死ぬ、と諭して漸く収めた。この時の対話でバイトを失いそうな女性が反論した際、現代日本の極端な格差を生む雇用形態の差が如実に表れる点もグー。
     ところで、今作には不思議なキャラクターが登場する。乗客によってその人物は、高校時代の教師に見えたり、不倫相手であったり、犯罪者仲間であったりと様々に変容するのだが、実際には誰なのか分からない。然も乗り損ねた乗客の中には週間誌の記者とスタッフが居て記者は現在芸能人などのスキャンダルを扱う部署にいるが、本来は社会的な事件を扱う事件記者や社会部が扱うような記事を書きたいと望み普段から気がかりな事件についてはデータを集積していた。そしてこの不思議な人物が凶悪な殺人犯に極めて良く似ているとスタッフにもデータ写真を見せ警戒しだしたのである。
     次第にこの話が皆に伝わり結果、不思議な人物と記者は対決することになるが。不思議な人物はある質問を記者にぶつける。それは記者の生き希望していることに対する最も本質的な問いであった。記者は応えることができない。
     あとは読者の想像力に任せる。尺は約80分。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    非常の面白かったです。展開が以外で
    最初からのめりこんでアッと今の時間でした。
    次回作楽しみにしています。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    少し不思議なお話でした。みんなの心に潜むいろんな感情のお話だったのかな。と、勝手に想像しています。快刀乱麻さんの舞台はいつも楽しく拝見しています、今回はいつもとは少し違う感じでしたが楽しかったです。次回も楽しみにしていますね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    意外な展開、ちょっと不思議な魅力的な劇でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    地下鉄のホームに閉じ込められた人々、駅員を初めとして誰も外で何が起きているのか何故電車は来ないのか分からない。回収されない伏線。もう、全然大丈夫です。あれを見た後なので。
    駅のホームに見立てられた舞台は黄色い線の向こうに柱が2本。オープニングも客電が不安げに瞬いての暗転。真っ暗な中にそれぞれが手にするスマホの明かりが灯り、それを照明のようにして一人一人がこの状況をゴチるというもので、面白かったです。
    誰でもあって誰でもないあの男は何者だったのか。それぞれが抱える闇や不安があの地下鉄のホームに集まり淀んで、あのような幻覚?を見せたのではないか・・・と思えた。
    始発で帰る、あるいは出発する各々に幸いあれ!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    謎めいたストーリーに惹き込まれ…そしてラストも謎という印象でした。
    役者さん達は熱演で、それぞれのキャラを好演していました。
    不思議な時間を体験出来た舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    SFな話でした(少し不思議ーという奴デス)

    80分弱とチョイ短めながら
    何というか面白い舞台の提供が成されていたなぁと
    小劇場らしさを満喫できましたわ
    全席自由席

    ただー後ろの方が
    時々足を椅子にぶつけてくる衝撃が
    観劇の妨げになって残念でした・・・・・

    ネタバレBOX

    地下鉄ホームの端の方を舞台に再現
    奥に人が隠れるくらいの丸い柱が二本立ててあって
    客席側が線路になってるという作りです
    幕とかは無くて右手方向がもう一方のホームの端でーという設定
    もう白線ではないですねー今はー
    視覚障害者用のイエロー点字ブロックが綺麗に並べられてました

    一人の駅員と
    閉じ込められた客の群像劇ですけど
    ストーリーテラーに白髪の男が絡んで
    モノローグとか状況説明とかをして
    物語を引っ張ってゆくという話の作りです

    各登場人物の背景を語る上で
    その人物に深く関わりのある人物にと
    対象者には見えてしまうという設定は
    かつて『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載された
    『魔界学園』の主人公=転校生=の登場みたくて
    懐かしく思えたなぁ~まぁ漫画の方は身体と魂が合体して完成するんだが~
    今作では魂のみの感じで
    見る人によって異なって見えるというのは面白いよなぁ~と

    いろいろと抱えてた心のオリが
    男によって溶かされて
    明るくなる早朝に閉鎖状態は解かれて
    皆駅から出てゆくところで終演デス

    オープニングの暗転からの
    スマートフォンを用いての明かりの使い方は面白かった~♪
    不思議男さん
    長大な台詞量で一部噛んだりしたけどー
    岐阜からの来訪と舞台がとても楽しめたーとの合わせ技で
    星数はオマケします(^-^)
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    原因不明のトラブルで地下鉄のホームに閉じ込められた人々。よくある“実は事故で既に亡くなっている人達で…”ってパターンの奴かと思ったら、ぼんやりとした結末に。予想は裏切られたけど、うーん。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    地下鉄のホームに閉じ込められ、外との連絡が出来なくなった一夜の話。
    自分だったらとてもパニくるような状況で嫌だなあと思いながらの観劇。
    謎な部分もありながらのラストだがさくっと見れた作品でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    説明や当日パンフにも記されているが、地下鉄の最終電車を待つホームでの不思議な出来事。地上からは見えない地下鉄のホームに閉じ込められた人々の、その外見から伺えない心の「ひっかかり」が交差するシュールな物語。役者陣は、見えない心を上手く体(表)現する好演。

    謎の男が一人ひとりの心に語り掛ける。人生の歩みや目標に疑問や迷いを抱き、前に進めない人々へ 厳しくそして優しく寄り添うような描き方。閉じ込められた地下鉄ホームという密室(空間)状態、そして終電から翌朝の始発迄という数時間に紡がれる濃密な会話。と いうか心内の彷徨といった内容だ。

    登場人物(職業)の設定が妙。一人ひとりの心情吐露がリアルで 共感してしまう。地上から見えない地下鉄、それに準えて 外見から何を思い考えているか解らない人間の本心を炙り出す。当日パンフに敢えて 回収しない伏線もあると。すべて答え合わせをするような舞台ではなく、「楽しく思考を巡らして」ほしいとある。そう言えば、物語でも その時々で自分で考え選択をしてきている、といった旨の台詞があったなぁ。
    (上演時間1時間20分 途中休憩なし) 10.9追記

    ネタバレBOX

    舞台美術は、地下鉄ホームを思わせる大理石風の円柱と点字(視覚障害者誘導用)ブロックというシンプルなものであるが、状況設定には十分。客席側が線路ということで、ホームに閉じ込められた人々を俯瞰するような。冒頭 薄暗い中で謎の男を中心に、それぞれの人の顔をスマホのライトで色々な角度から照らし出す。勿論 怪しげな雰囲気を漂わすこと、登場人物の心を 色々な角度から覗き見るといった比喩を重ねたよう。まさに演出の妙。

    終電を待つ人々、突然システムダウンでホームに閉じ込められてしまう。外部と連絡が取れず 不安になり右往左往する。1人の駅員が駅事務所へ連絡しているが…。人々は、週刊誌の記者2人(先輩男と後輩女)、会社員、フリーター、主婦、女経営者、劇団員、そして会社員(日替わりゲスト)と 職業も年齢も違う。

    謎の男が現れ、夫々が抱える希望・諦念・悔悟や性格について話し出す。いや 謎の男の姿を借りた自分(幻影)と向き合う。謎の男は、向き合った人と関わり…例えば 会社員の学生時代の教師、女経営者のパートナー、主婦が苛めた同級生になり、思いを吐露させていく。そして時には厳しい指摘をする。週刊誌の男記者は、社会記者を目指していたが、今ではゴシップネタの記者に甘んじている。時事ネタをメモし、いつもカメラを持ち歩いている。

    謎の男が凶悪犯に仕立て上げられ、縄で縛りあげられる。その様子をカメラに収めようとするがシャッターが切れない。今の仕事に甘んじ新たなスタート(シャッター)が切れないよう。他にも会社員のカフェ経営の諦め、女経営者と不適切なパートナーとの関係、虐めと悔悟、といった呪縛に囚われている。謎の男が縄から抜ける=呪縛からの解放といった描き。人は 必ずしも思い描いた通りには生きられない。また、夜中にバイトしているフリーター。時間通りに出勤しなければ という責任感(呪縛)、その柔軟性に欠けた息苦しさからの解放も…。人は いろんな思いに囚われ、それでも生きている。

    SFのような雰囲気もあるが、もっと人の心の中を冷徹に見つめた心象劇といった印象だ。そして始発電車で新たなスタート(希望)が、そんな優しさが感じられる。
    ちなみに 伏線回収について、システムダウンの原因は何だろう。そんな目にあったら怖い。もう1つ、日替わりゲストの会社員は、どんな役割を担っていたのだろうか。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    地下鉄のホームが舞台の、ちょっとシュールでファンタジックな群像劇。70分程の上演時間がいい。ちょいとヒューマンドラマっぽいとこともあって、なかなかに楽しめました。当日パンフにも書いてあったけど、未回収の伏線多いですね。ただこれをどうやって楽しむのかは自分にはわからない。

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