アメノクサリ 公演情報 アメノクサリ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
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  • 満足度★★★★

    羨ましきは、真摯な取り組みと若さなり・・。
    未観の『劇団東京都鈴木区』“鈴木さん”の演出作という事で、伺いました。「劇団鴉霞」からの派生ユニットで、再活動第一弾作との事、初観会場のラビネストが学生街にあった事を含め、真摯に芝居に打ち込む若人と、その芝居に観入る若人との緊迫した空気に触れ、自然と気持ちが若返り、次の世代を担う芝居人の存在に安堵しました・・が、最後に思わぬ見せ場がやって来ました・・カーテンコールと共に主催主演探偵役の“伊智さん”が体全体を床に貼り付けての最上級の土下座、理由はオープニングの第一声でセリフを噛んでしまった事に対するお詫びで、再チャレンジを懇願、客席も異常に盛り上がりで容認・・他の役者さんは唖然としながらスタンバイで一端舞台から掃け、何の打ち合せも無く再スタート、冒頭の台詞が・・そして右手奥に探偵に相談に来られる方[衣装を着替え+鬘装着(記憶では?)]が、登場しようとした矢先に・・“伊智さん”当人が御納得されたのか突然の打ち切り・・で、ジ・エンド(登場者さん、微妙に“つんのめった”さんとなりにけり) 若さの特権か、異例な事が起こるから芝居(ライブ)は面白い。。後は、照明と音が良かったです。“鈴木さん”万難を排して「がざびぃ」伺います。

  • 満足度★★★★

    やっぱり生がいい。
    さてと・・・

    観てきた。
    面白かった。

    期待していた鈴木智晴氏の演出を堪能出来たし、探偵役の伊智生士冶氏がこれまで観たことも無い珍しいパフォーマンスを見せてくれたので、改めて舞台っていいなと、やっぱり生っていいなと、ビールとかエ○チの話だけじゃなくそう思った。

    ネタバレBOX

    それにしても探偵役の伊智生士冶氏・・・

    どうしても品川庄司の庄司に見えてしまい、いったいいつあれをやってくれるのかとワクワクしながら待ち構えていたのだが、残念ながら彼は庄司じゃないし、どこぞのアイドルと結婚もしていないわけで、当然愛する女性の名前を公共の場で叫ぶようなことはしなかったが、代わりに舞台の上で言うべきセリフをすっかり忘れてしまっていたのには驚かされたし、というか、まだ始まって数分なんだけど・・・と、舞台の始まりがあまりに危うい感じで、こちらがついつい叫びそうになった。

    そして終了後、伊智生士冶氏は舞台挨拶の後に冒頭のシーンをもう一度やり直すという強硬手段を取ったわけだが、おかげでこの日一番に会場が沸いたし、なんだかあったかい雰囲気に包まれたし、そんなの見たことない・・・ってものが見れたしで、まぁ、なんだかいろんな意味でよかったなと、いやはやほんと・・・生っていいなと、なんだかそう思った。

    さて、そんなセリフが吹っ飛んだところから始まった伊智生士冶氏の登場シーン、どこかで聞いた様な曲、どこかで見た様なスポットライトの当て方・・・って、ん?あれ?これって脚本の鈴木氏が脚本・演出を手掛けた『時給探偵』の冒頭と一緒では・・・

    と思ってるところに出てきたキャバ嬢のキャピキャピ具合、これもなんだかどこかで見た様な気がするが、これはどうだったろうか・・・。

    まぁ、なんにしろわかりやすいキャラのつくりは嫌いじゃなく、むしろ好きで、そうやって、そのわかりやすいキャラ設定と同様にわかりやすいコメディが展開されることを期待していたのだが、物語は一転シリアスに、そしてミステリアスに、とかなりの急角度で方向を変えていったのだが・・・多重人格に探偵モノに盲目の少女に殺人・・・となると少々盛り込み過ぎているのでは・・・と感じずにはいられなかった。

    そして名前、これがまたなかなか覚えられず、途中、サチコだかチハルだかミサトだかシンジだか誰だかなんだかよくわからなくなり、昔の彼女であるマユミやらチサトやらの名前を思い出しながらウトウトしてしまった。

    ところで、行方不明の女性が実は亡くなっていた、そして誰かがすり替わっていた、というネタは宮部みゆきの小説『火車』でも使われていて、そのネタにとても衝撃を受けたのを憶えているが、今回同様のネタでほとんど衝撃を受けなかったのは・・・うーん、なんでだろう。

    まぁ、なんにしろ難解な話で観終わった後にストレスを感じるかも・・・と思った途中の考えとは異なり、最後にはある程度すっきりさせてくれたので・・・ふぅ、なんだかホッとした。

    布にライトを当てて人物を浮かび上がらせるアイデアや、枠に鎖をかけてアメノクサリにかけている(?)ところなども、なんてゆーか、良かった。

    色んな意味でとても面白かった。
  • 満足度★★★

    久々のエレジー
    以前観た作品がとても良かったので観に行くことにしました。

    ネタバレBOX

    目の見えない妹の前から姿を消した姉は、父親を殺していた。

    ある日、友人の名前を偽り、なりすましていた女性が姿を消した。

    その女性は消息をたっていた姉だったが―


    悲劇を演じて行く劇団とのこと。

    今回は前回のような時代ものではなく、現代もの。推理劇のような印象もありました。

    早々に展開に気付いてしまったので、巻き込まれていくような感じは受けなかったのですが、静かに、それでいてきちんと芝居をつくっていく姿勢のようなものが見えました。

    布の後ろにたって影のように表現されているところはとてもわかりやすくて良かったです。

    小屋もラビネストということで、小作品。

    前回のような時代ものもまたやってほしいです。
  • 満足度★★★★

    なかなか
    最初登場人物の多さについて行けず混乱・・・。演出の方がおっしゃっていましたが、途中から登場人物を追うことをあきらめてから楽しくなりました。

    でもアキラの謎が出たときは笑っちゃった。笑う所じゃないんだろうけど。

    出だしの失敗はドンマイ。え?って思っちゃったけど。

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