山羊…それって…もしかして…シルビア? 公演情報 山羊…それって…もしかして…シルビア?」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★

    イマイチ
    幸せに暮らす中年夫婦だが、夫はとんでもない悩みを抱えていて、それが第三者により明らかにされ…
    みたいなストーリー。
    オールビー=不条理作家
    みたいなイメージがあったけど、この芝居は不条理感はなかった。
    まぁ、夫の秘密が実は、って段階でかなり不条理的ではあるんですが、物語がどう進んでいるかについては非常に捉えやすい作品。

    ネタバレBOX

    舞台は長方形に取られ、ちょっとしたリングのような形。
    その中で妻(=富沢亜古)と夫(=今村俊一)のバトルが繰り広げられる様はさながら格闘技のよう。

    ただ、この二人の演技がまったく噛み合ってないように私には思えて、演劇的にどうなのよ、と。
    夫を演じた今村さんは独特の身体性を持っていて、悪く言うと大げさだが良く言えばトリッキーな演技。
    好みは別れると思うのだけど、私にはなんだか地に足がついていない、台詞が相手にぶつかっていないように観えた。
    ゆえに富沢さんも、なんだか一人で芝居をしているようで、馴染めず。
    そんな中楽しかったのは、夫婦の共通の友人(=若松泰弘)と
    夫婦の息子(=采澤靖起)の二人。
    若松さんは、その独特の適当オーラというか、そういう雰囲気が素敵ににじみ出てる上にダンディ。まるちゃんのお父さん的魅力を感じる。
    アトリエデビューの采澤くんも、良い意味で文学座っぽくなくて良かった。

    キャスティングから、「コミカルにいこう」っていう演出方針が観て取れるようで、
    芝居がコミカルさによってだいぶ制約されているように見えた。
    文学座らしく、テキスト重視で作っていったら、きっともっと面白いし、もっと心を打つ作品になったように思う。
  • 満足度★★★★★

    必見!
    この芝居見れて良かった。
    7年前に青年団の、見てるけど。
    青年団も良かったけど、こっちはもっと良い。

    なんて言っていいか分からない。
    演劇って、こんな作品を作ることも可能なんだね。
    衝撃的でした。

    今村俊一の演技に素晴らしいリアリティがある。
    富沢亜古のラストの表情・状態は忘れられない。
    ラストは息子役も良かった。

  • 満足度★★★★

    誰にも言えない性癖
    山羊を好きになってしまったインテリ中年、一見歪んだ行為にも取れるがマジだった。不条理劇にも思えるが根底にそれぞれが抱える同性愛や倫理観、「知」の考え方に興味が尽きる事なく引き込まれる台詞劇でした。

    ネタバレBOX

    最後の妻の行為、妻には山羊ではなく完全に人間の女性に写って見えたんだろうな・・。
  • 満足度★★★★

    心地よい衝撃!
    すごくハッとして、ドキッとして、可笑しくて、グスンとして、ゾクゾクっとできた。これ脚本の凄さなのかな??演出の凄さなのかな?役者の凄さなのかな??ラストもいやはや、衝撃走りました。思わず終演後の舞台を目に焼き付けて来ました。すさまじく人間を感じた舞台でした。

このページのQRコードです。

拡大