留鳥の根 公演情報 留鳥の根」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★★

    想いは届く? 心は立ち直る。
    キャストそれぞれの心が、何も起こらない平和な町で、弱いものが追い詰められて、不安定になっていく、少しづつ言い訳を作りながら、壊れてくる様子、それを乗り越えて立ち直っていく姿
    人の心、想い、の変化をとても上手く赤裸々に描いたお芝居でした。
    面白いお芝居有難うございました。

    ネタバレBOX

    警察官の錦戸は、町を巡回をする、優しい警官 町民に良く思われたい。 少しづつ考えが間違えた方向へ、町民の太陽に成りたい。心が壊れていく。

    議員を目指す赤松、海岸のごみ拾いボランティアを、誰にでも声をかける。選挙活動をするが、後半上手くいかない、隠していた本音が出てしまう。

    ちょっと不安定な、ゆかり 純粋に赤松が好き 赤松の都合で振り回される。警察官と話をして自分を取り戻していく。

    ノブオとアキ 鰤の養殖に取り組んでいるが、有力者の息子が養殖をするため融資を切られる、アキが、壊れていく。

    何も起こらない平和な町で、弱いものが追い詰められて、少しづつ言い訳を作りながら、壊れてくる人、それを乗り越えていく人

    ノブオとアキが夜行バスで戻れるかなぁ、もう戻れない事は分かっている 町の不条理な出来事を都会で訴える。もう心は壊れていない。 
  • 満足度★★★★

    もわもわ、ざわざわ
    光と影、陽と闇。人間なんて心で思っている事と行動が伴わない時がある。人の役に立ちたい、助けたいと思うけど、変な空回りで悪循環になったり。必要とされていないけど、その相手の為に何かをしたいと思ったり。人間の奥にある黒い物がうごめいている様に感じました。

  • 満足度★★★

    じっくり静かに魅入る
    とても静かで淡々とした、心の暗部に迫るお芝居でした。
    きっと、観る人の立ち位置ごとに歩んできた人生ごとに、違った思いを抱いたのではないでしょうか。

    わたしにとっては、怒り、憤りをかきたてられる内容でした。
    登場人物ひとりひとり全員に正座させてぞれぞれに説教したくなるくらい、腹が立ちました(笑)

    最近、賑やかな舞台が続いていたのですが、このお芝居はじっくり耳を傾けるような、静かなお芝居。
    台詞の抑揚や間からかもし出される音色に、意識がゆきました。
    その音色ひとつひとつに、赤星さんの演出がこもっているような気がします。

    とても繊細で緻密で濃密なお芝居で、見応えがありました。

    ネタバレBOX

    チラシの写真では鼻血が出ているのですが、舞台上でも鼻血出ててびっくり(笑)
    あれメイクですよね・・・まさか・・・ねw

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