満足度★★★★★
やぶさかワールドの完成形を見た!
まず登場人物たちの”活き”の良さに惹かれました。メインキャストだけで七、八人はいるのに、それぞれが個性的な性格で、しっかり過去を持っている。それらを二時間でまとめ上げた脚本家の海老原さんには感服しました。
その中でも「幼い白蛇の精」「病弱な主人公の妹」「我が子を失った聖職者」を三本柱にストーリーは展開し、見事に大団円へと向かう。ここ数年で観たやぶさかさんの公演で一番好きなストーリーです。
劇場の大きさと役者さんの声量が見合ってなかったり、大がかりなセット転換に手間取ったりもありましたが、より大きな舞台・演出へとチャレンジしていく姿勢はとても評価できると感じました。
ここまで磨き上がった「やぶさかワールド」を、今後とも研鑽し続けていって欲しいと思います!
満足度★★★★
元気をもらいました。
毎年観にいくようになりましたやぶさかさんの舞台です!何も知らない(ちょっとおとぼけな)白蛇の少年神が命を知り、人を知る、感動のラストでした。悲しみや慈しみの感情がそのまま力になって、命を救うところにぐっときます。お笑いもいつもながらバッチリガッチリとってくださり嬉しかったです。怒涛の展開で、セリフが聞き取れなかったところもあったので、もう一回見たい…新作があれば次回も観にいきたいです!