巨大なウェディング・ケーキ 公演情報 巨大なウェディング・ケーキ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    満足です
    お気に入りのスペースでの朗読劇。シンプルだけど、実によく出来ていて、楽しい時間を過ごさせてもらいました。満足です。

  • 満足度★★★★★

    とても贅沢な時間でした。
    3つのストーリーでした。そこに一人の女性の人生が描かれていました。最初は父と娘。ふたつめは男と女。さいごは母と息子。どれも巨大なウェディング・ケーキから始まります。ケーキにたいしての愚痴でした。おふたりの表情がとても楽しかったし、朗読ということを忘れてしまうくらいでした。

  • 満足度★★★★★

    無題27
    一人の女性と父親~連れ合い~息子、3代にわたるお話。椅子が2脚あるだけの装飾を排した白い部屋。入り口横では(お話の間に)ハーモニカとギターの演奏。エレクトリックな演奏はよく聴きますが、生音は久しぶり。朗読とあったので、動きがあまりないのかなと思っていましたが、そんなことはありませんでした。豊かな表情、しぐさ。座席を入れ替えてお客さんにみえるようにとの配慮。演奏同様、アコースティックなお芝居。

    ネタバレBOX

    もとがラジオドラマ。今ではラジオを聴くことはありませんがずっと昔、ラジオドラマで想像の世界を旅したものです。「第七官界彷徨(尾崎)」「ビロード(啄木)」「影をなくした男(シャミッソー)」、他にもたくさん。SFもよく採りあげられていました。夜遅い時間だったので、布団の中、灯りを消して。何も見えないはずなのにまざまざと見えてくる物語。今日はそんなことを思い出しました。そうですね、ひとりひとりの「想像」のなかで振る舞うんですよね。
  • 満足度★★★★★

    立派な演劇
    朗読劇っていうのも完成度が高ければ立派な演劇ですよね。良い芝居でした。演出がもちろん良いんだろうけど,ストーリー自体にも感動を覚えます。良い話だったなぁ。本があれば読んでみたくなります。開幕前のコーヒーのサービスも嬉しいです。美味しかったです。

  • 満足度★★★★

    ウィットとともに埋め込まれた人生の感触
    物語に縫い込まれた
    一人の女性の人生の肌触りに
    すっかりと取り込まれてしまいました。

    大人のウィットと風味豊かなほろ苦さが
    役者たちのしっかりとした仕事で
    見事に生かされておりました。

    ネタバレBOX

    ひとりの女性の3つの時間が
    それぞれの時代の近しいであろう男性と
    綴られていきます。

    それぞれのエピソードの入口には
    お約束で巨大なウェディングケーキが
    織り込まれていて。
    それを横目で見るように、しなやかに空気が醸成されると
    主人公の日々の雰囲気や、相手の男性の想いまでもが
    けれんなく実直につたわってくる。

    台詞たちの、
    ちょっとした表現の遊び心やふくらみに
    心地よく時間が流れていく一方で
    組みあがっていく会話には
    その場や、時代の
    キャラクターたちの個性のようなものが
    じつにしなやかに織り込まれていて。

    クリアでナチュラルな感触の中に張られた
    シーンをまたぐしたたかな伏線が、
    ちょっとビターな味わいを隠し味に
    彼女の人生をつなげていく。
    父、腐れ縁の恋人、そして息子。
    時代を感じさせながらも
    決してステレオタイプではない
    一人の女性の人生が
    きちんとした時間の重さと彼女の内心の色たちとともに
    組みあがっていく。

    エピソードをつなぐ
    ギターとハーモニカの生演奏が
    それぞれの時代を生きる感触に
    リズムというか彩り加えて
    豊かな余韻を与えてくれます。

    終幕に歌われた「ケ・セラ・セラ」に
    ちょっと肩をすくめて、でも前を向いてさらに生きていく女性の姿や
    彼女と関わった男性たちのそれぞれの人生が
    豊かにリプライズされて・・・。

    秀逸な台本にしっかりと取り込まれ、
    べたな言い方ですが、本当に豊かな気持で
    会場を後にすることができました。

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