実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/27 (水)
観終わった後に、あぁ!このタイトルの意味わかった!!ってなりました、何も情報なしに観たもので。面白かった。
女3人集まれば姦しいのに女5人があれやこれやと…
「推し活」生きていくのに必要です
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/27 (水)
赤坂RED/THEATERにてトム・プロジェクト『沼の中の淑女たち』を観劇。
K-POPアイドル「RION」の推し活という“沼”にどっぷりとハマった淑女たちのお話。芸能人、スポーツ選手、アニメキャラなど、いつの時代であっても何か特定の人や物を熱烈に応援するような、いわゆる“推し活”といわれる文化は存在しているのだと思いますが、今回はその対象がK-POPアイドルという、まさに現代の時代にマッチしたような内容でした。個人的には身の周りにK-POPアイドルの推し活をしている人はいないものの、韓流ブームが一種の社会現象のようになった時代は知っているので、今回の設定は妙にリアリティがあり、最初から最後まで面白おかしく拝見させていただきました。まぁ細かく見ていくと、色々と突っ込みどころ満載の内容や設定ではあるのですが、推し活をテーマとした作品なので、多少無理があってもそれを含めて面白い。オタク、マニアックといったカテゴリー?をとことん追求したような最高傑作であったと感じました。
そもそも推し活と聞くと、お金がかかる、他の何かを犠牲にするなど、マイナスのイメージを持つ場合や状況もあると思いますが、今回の作品を観て改めて感じたのは、推し活こそ人生を豊かにしたり、生活に張り合いが出たり、元気になれる要素なのではないかということ。当然、バランスや加減は必要だと思いますが、人間やはり何かしらの推し活はした方が良いと思います。それが活力になるのは間違いないはず。・・と考えると、自分自身は何の推し活をしているのだろう、、とも思ってしまうのですが、トム・プロジェクトさんの公演に定期的に足を運んでいるように、少なくともトム・プロジェクトさんは推しているカンパニーの一つだと思いますし、そもそも演劇自体が人生を豊かにし、活力を与えてくれているものの一つではあるので、演劇というカテゴリー全体を推しているような気がします。
今回は女性キャスト5人のみによる公演でしたが、登場人物一人一人のキャラが濃く、そのキャラを演じているキャストさんの演じ方というか、雰囲気が上手くマッチングしており、フィクションなのにまるで現実にありそうな光景にも見えてしまう不思議な感覚でした。5人全員が見事なハマり役に感じました。今年3月に拝見した『ソングマン』に続き、コメディ要素が多くありながらも、観終わった後にただ面白いだけでない、何かに気付かされるような満足感のある作品。今回も安定の良作だと感じました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
よくある話をきめ細かく筋立てしていく作家もさることながら、5人の女優の個性がうまく生かされている。ラストまで笑いを交えながらの展開は退屈しない。
この5人の女優によるその後を観たくなった。こんな時代、なんだかほっこりした気持ちで劇場を後にするのも久しぶりだ。
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/09/27 (水) 19:00
ONEOR8の田村孝裕がトム・プロジェクトに書き下ろした作品を、5人の個性ある女優が演じて、楽しい舞台になっている。97分。
大金持ちの「まおまお」(羽田美智子)の家でシェアハウスをしながら暮らす「オカピ」(柴田理恵)・「あいちん」(阿知波悟美)・「ちっち」(長尾純子)は4人ともK-POPアイドルのRIONの沼にはまっているが、そこに新人の「オダマキ」(森川由樹)が住もうとする…、の物語。ちょっとありえない設定だが、推し活あるあるなエピソードが満載で、微笑ましく観ていられる。ちょっといい気分で帰れる作品だった。