期待度♪♪♪♪♪
鐘下戯曲世界を舞台上に最大限魅せてくれ、今も新たに発見させてくれるハツビロコウが、いつしか他作家の戯曲も手がけ、大御所イプセンの秀逸舞台、そして前作「かもめ」も期待に違わずであったチェーホフ二作目と来ればわざわざ書くまでもなく期待値は普通にリミッターに達しておるんだが、そこは冷静に、様子を窺いつつ、鑑賞させて頂く。黙って、息を潜めて、まあ無理なんだが。
期待度♪♪♪♪♪
本団体さんは何回も拝見させていただいてます。海外の秀作を確かな演出と演技で丁寧に見せてくれていつも楽しみにしています。今回作品も面白そうです。
期待度♪♪♪♪♪
毎回思いがけぬ表現を観せてくれるハツビロコウが、チェーホフの「ワーニャ伯父さん」を登場人物を7名に絞って様々な角度からその行動を注意深く観察しながら丁寧に創作を試みるというのだから、これはもう期待以外のなにものでもない。
そういえばかつて柄本明が「チェーホフってのは小高い丘の上から望遠鏡で眺めてくすくす笑っているような喜劇なんだ」と言っていたが、これも至言だなぁ。