くるみ割り人形 公演情報 くるみ割り人形」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    面白かった。クララは齊藤耀さん、王子は今井智也氏、金平糖の精は山口緋奈子さん、ドロッセルマイヤーは齊藤拓氏、デコレーションケーキ・プリマは永倉凛さん。

    今井智也氏は人気あるだろうな。少女漫画みたいなルックス。チャイコフスキーはPOP。現代に生まれても抜群の作曲センス。
    バレエは脚の芸術。伝説のニジンスキーなんて、どんなだったのか観てみたいもの。
    バレエを体験出来る素晴らしい機会。ずっと続けて欲しい。

    ネタバレBOX

    Ally J. Levine氏によると、1892年、ロシア・サンクトペテルブルク初演の『くるみ割り人形』は大不評に終わった。しかし1954年、ジョージ・バランシン率いるニューヨーク・シティ・バレエ団により、この作品は大ヒット作と生まれ変わることに。彼はバレエ教室の子供達に出演機会を与えたかった。8歳から12歳の子供達に、能力に応じて役を割り振る。ステージ上で経験を積み、テクニックを上げることで更なる役がもたらされる。子供のバレエ教育としての作品へと。そしてその子供達が親になった時、自分の子供にやらせたいのはこの作品。経験の通過儀礼としてのバレエ。世代を越えて共通言語として残るバレエ。

    子供の頃、カラヤン指揮の『くるみ割り人形』をずっと聴いていた。それがどんな場面なのかも分からぬままに妄想して。いざ目の当たりにすると、ちょっと勿体ない使い方。基本的にはいろんな踊りを宮廷で眺める品評会スタイル。物語にバレエが溶け込めば傑作足り得るのだろう。バレエであることを忘れる位、物語にのめり込ませさえすれば。理想の『くるみ割り人形』を誰かが完成させて欲しい。『銀河鉄道の夜』と世界観が被る気がする。

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