満足度★★★★
良質な物語
コリッチのチケプレ(ありがとうございました)で観ました。昨年、新国立劇場でワーグナーの『指輪』:「ジークフリート」「神々の黄昏」を観ました。それは天上、地上、地下の世界をめぐる壮大で雄大な「物語」で、今回、観ながら同じような感じを受けました。散りばめられたひとつひとつの「お話」が織りなすファンタジー。エンディングも光と言の葉と、見守る人々とが静かにひとつになり
余韻を残しつつ劇場を後にしました。話が幾重にも組み合わさっているので初めは場面展開に追いつくのに少し苦労しましたが、とてもよいお話ですね。
満足度★★★
成長の楽しみな劇団!
まだ4回公演とのことで、役者陣の力量が上位とはいえないものの、芝居としては全体バランスのとれた仕上がりであった。
荒削りであるが、ファンタジーストーリーが良く、また、ファンタジーものに大事な照明の使い方がとても上手かった。
観劇者は、小劇場にありがちな役者の関係者が多かったようであるが、
一般人にも楽しめる芝居だった。
上から目線で恐縮であるが、経験を積んだら楽しみな劇団になると思った。
今後も注目したいと思う。