キューちゃんは僕を探さない 公演情報 キューちゃんは僕を探さない」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ゲネプロ回を拝見

    今作は個人的にかなり珍しいケースで
    序盤から中盤あたりまではややピンと来なくて
    悪くは無いと感じるのだけど…だったのだけども

    中盤からグワングワンと面白くなった!

    大抵が入りでピンと来ないと自分の心も閉鎖して
    サヨウナラコースになるのに、戻ってきたよ!

    話が面白く興味深く在って幻想的でありつつ
    現実的な様でもあるし、ふんわりお伽話なようで
    不穏な面も顔を出したりと変遷も面白いですね

    極めて部分的に映画ミストを連想したりも 笑

    あとねあとね塚井を演じる春日紗矢子さんの
    素晴しい歌声にほわわわんですほわわわん

    自然に歌が馴染んで良かったなぁ

    流石に声楽科卒なんだろうかって調べましたら
    流石にそうだった流石です、素晴らしい👏

    登場人物の出方の按排も良いなぁ
    あとあと照明凄く良いですね
    ああいう照明初めて観たような

    元映画館そのものを
    気持ちよく使っていて
    とても好印象でもありました

    帰り道、にんまり笑顔
    最初はうーんだったキューちゃん
    終盤はとても愛おしかった

    良い演劇でした👏👏👏

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    物語の元になっている逸話は面白かったのですが、ラストが少し.....
    会場も雰囲気があって良かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/06/23 (金) 13:00

     CoRichに載っていたチラシのデザインが斬新で、良い意味で演劇の雰囲気じゃなくて、どちらかと言うと実験映画や写真美術という感じに惹かれた。また、あらすじに当たるところには、詩的に文章が書かれていて、どんな内容なのか気になり、元映画館というのも引っかかるところがあったので、とても期待して、実際に観に行った。

     主人公のひろは、自分の祖母に対して屈折した感情を抱いていて、その原因は生前あまり構ってもらえないどころか、祖母にかなり厳しく指導され、突き放されて無視され、ネグレクトになったのを彷彿させ、祖母の支配から抜け出せず、解放されたいがために友人であるあい子、太郎と祖母の家の中にあるピアノを壊し、火を付ける。しかし、壊れ燃え上がるピアノが消え、そのピアノが2足歩行で歩くピアノの赤ちゃんとなり、天からピアノの赤ちゃんの見守り役として塚井がどこからともなくやって来たことにより、祖母との生前の関わりを吹っ切れるどころか、むしろ深く関わらざる負えなくなり、そのピアノの赤ちゃんに「キューちゃん」と名付け、みんなで育てることにするが、生前の祖母とのピアノを通したトラウマがキューちゃんを見るたびに呼び起こされ葛藤し、祖母の呪縛に悩まされ、一人で抱え込もうとし、友人たちとの溝も深まっていき、どんどん孤独になっていく、ひろの人間らしさや自分探し、一歩進もうとするが、祖母とのことが頭を離れずなかなか前へ進むことができない、そのもやもやした感じに、途中イライラさせられつつも共感できた。
     一方の主人公、ピアノの赤ちゃんから少女へ急速に成長していくキューちゃんは、純粋無垢で、言葉を覚えたり、算数や英語の上達も早いが、ひろの友人たちとをも狂わせていく、本人も気付かない魔性さを秘めており、ひろにとっては、唯一最後まで慰め、諦めずに一緒にいて、元気付けてくれる存在でもあるキューちゃんだが、このままでは、キューちゃんの影響によって世界が崩壊しかねない状況で、ピアノの少女人間体のキューちゃんを壊すしか世界を元に戻せない状況になって、決断に悩むひろと、その究極の状況において、キューちゃん自身が壊されるのに、それを承知のうえで、おおらかに、のほほんとし、ひろに笑いかけ、優しく語りかけ、一緒に踊る場面に至っては、何とも言えずやるせない思いに駆られ、感動し、思わず涙が出た。
     それに究極の選択の場において、仮にその行為で世界が元に戻るとしても、自分を犠牲にすることをそうやすやすとはできないと思うので、キューちゃんがにこやかに自分が犠牲になることを了承したあり方に、関心してしまった。
     ピアノの少女になったキューちゃんとひろが最後のほうの場面で、キューちゃんが結婚式に着る白のドレスを着て、ひろと手を握って一条の光が放たれる開いたドアのほうに向かって仲睦まじく、しづしづと歩いてく姿は、ピアノの少女キューちゃんの人間体としての最後をイメージシーン風に幻想的に描いてるとも取れるし、ピアノの少女と人間のひろとだって、プラトニックな純愛は成立し、成就できるんだとも解釈できるのだが、いずれにしろ感慨深かった。

     劇中使われた音楽や音響、照明の的確さや実験性、劇内で使われる言葉の端々が詩的で、絶妙な間や文芸作品のようにゆったりと、また情感豊かに湿り気がある、それらが見事にマッチしていて心地よく、引き込まれた。
     ファンタジーなのに、そこはかとなくところどころ現実味があったり、社会問題がさり気なく練り込まれているように感じ、深く考えさせられた。
     元映画館という特性にあった、あんまり本編の劇には直接関係のない実験性に富んだ映像が時々流れているのも、良かった。

     劇の後のトークショーでは、脚本家、演出家の女性それぞれの静かな対話の中で、お互いの美的感覚やここでしか聞けない裏話、苦労話なども聞けて、ためになることも結構ある気がしたので、良かった。

  • 実演鑑賞

    良い舞台だったと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    未見の団体、元映画館も初めて。
    ダークファンタジー系にして心象劇のよう。なかなか手強い観せ方をする。かと言って見巧者向けという訳でもない。

    説明にあるピアノを擬人化し、永い旅物語を抒情的に紡ぐ。少しネタバレするが、キューちゃんとは擬人化したピアノの名前というか愛称。そして僕との対話を通して生と死、自然摂理、食物連鎖といった漠然とした心の彷徨が始まる と思うのだが…。そこに第三者もしくはキューちゃん との因縁があるモノが絡み、今いる空間(部屋)と外の世界が歪に捻じれ狂気を孕んだ様相を見せる。

    会場は元映画館、その構造を巧く利用した観せ方によって違った感覚(劇中劇)に陥りそう。いや そうかもしれない といった物語の結末がふわふわして つかめない。敢えて そう観せているのか、脚本(内容)が未消化なのか、または自分が解らないのか、その意味で手強い。
    (上演時間1時間25分 途中休憩なし)
    ♪北 みれい さんver♪

    ネタバレBOX

    舞台美術、冒頭は黒いビニールシートに覆われた堆いもの。上手壁は映画館のスクリーン、下手はカウンターがあり黒電話が置かれている。スタンドライト等、いくつか形状の異なる照明器具が暖色を灯している。天井にはシーリングファン。

    物語は3人の男女(ひろ、太郎、あい子)が或る部屋に忍び込んで、黒ビニールシートを叩き 中のモノを壊すところから始まる。壊したのはピアノ、それ以外に取り出したのは、ソファ・ローテーブル・椅子、それらをリビング風に並べる。同時に白い衣裳の少女が現れる。少女は ひろの祖母が大事にしていたピアノの生まれ変わりという。本当かウソか 信じられない話に戸惑う3人、そこへ塚井という人物が現れ不思議な話をし出す。ひろ(田山陽大サン)は 太郎(斎藤大學サン)とあい子(三木沙也香サン)が買い出しに行っている間に、ピアノの脚を1本焼いた。供養の意も込めて焼骨したという。

    塚井曰く、ピアノは もとは羊(ヒツジ)で、その昔 雌狼のために一本の足を与え、狼は飢えをしのぎ越冬して子を産んだ。羊は三本脚のピアノに産まれ変わり、今また二本足の人間に生まれ変わった。姿かたちは変われども魂は生き続ける。そして塚井は助けられた狼だという。輪廻転生といった印象、人間の3人はキューちゃんに言葉を教えるが、その中で食事の時に「いただきます」…尊い<命>を頂くのだと…。
    *羊(4本足)⇨ピアノ(3本足)⇨人(2本足)

    キューちゃん(羊)、塚井(狼)とも異なる行為、そのため自然界から見放され孤独な世界へ…彼女らに関わった人々も異常な世界(狂気)へ。神の仕業か精霊の悪戯か?正常な場所は この部屋だけ、ここから出られない。主体的に選択判断できないボク(ひろ)は、どうするのか?ひろ とキューちゃんがソファに並んで座った時にスクリーンに生命・自然界をイメージさせる映像が映る。映画館で映画を見ている二人 その劇中劇と思ったが、さらに物語は続く。ひろは祖母が嫌い、いや正確にはピアノが嫌いだったよう。まさかピアノに<魂>があろうとは想像だにしなかった。人(キューちゃん)は壊(殺)せないが、動物やモノは簡単に…寓話か。

    キューちゃんは白衣裳、塚井は黒衣裳で前世イメージ、薄暗い室内に暖色の照明が柔らかく灯る。音響は外世界の狂気と乱舞のような騒音。そんな中で塚井(春日紗矢子サン)の美しい歌(声楽)が聴き所。因みに観た回は、楽器(ピアノ)の音量と彼女の声量がアンバランスで、せっかくの歌声が聞きにくかったのが残念。演出は幻想的であり、その雰囲気作りは巧い。演技は手堅くキャラクターをしっかり立ち上げている。特にキューちゃんを演じた 北さんは純真な赤ん坊の演技が愛らしかった。
    全体的に好印象なだけに、結末が今一つなのが惜しい。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    劇団初見。この劇場も初めて(迷いました)。ちょっとキュートだけど、ダークなファンタジー。割と入り込みやすい世界観でしたが、ラストは分かりにくいなー。劇中歌よかったです。

この公演に関するtwitter

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  1. 遅ればせながら『キューちゃんは僕を探さない』無事閉幕いたしました。 去年公演延期となってから全ステージやりきれたことがなによりも嬉しく思います! ご来場いただきありがとうございました! 衣裳については別ツイートでちょこちょこ呟… https://t.co/X04PiHKJw9

    1年以上前

  2. 『キューちゃんは僕を探さない』 明日ついに千秋楽となります…! まだお席若干のご用意があるかと思うので是非足をお運びください🦵 北ちゃんキューちゃん、塚井の衣裳製作者打木の写真を添えておきます。 (予約フォーム)… https://t.co/CFgiSS0REr

    1年以上前

  3. ꧁キューちゃんは僕を探さない꧂ 本日、25日(日)最終日です。 私の出演回は13時の回で最後です🚪 残り3席余裕がございます。 1人でも多くの方に生命が詰まったこの時間を体感して頂きたいな〜と思うのですが💭 ご都合いかがですか… https://t.co/timd0UaAkB

    1年以上前

  4. 6/24 13:00 projecttiyo キューちゃんは僕を探さない https://t.co/1rfkKYdeJm

    1年以上前

  5. 昨日から上演しているprojecttiyo『キューちゃんは僕を探さない』で照明プランを担当しております! カラフルな明かりを作りがちな僕ですが、今回は元映画館の雰囲気を活かしてシンプルで暖かい明かりにしてみました。 是非劇場へ足を… https://t.co/B0wbNeV7BZ

    1年以上前

  6. projecttiyo『キューちゃんは僕を探さない 』、観た。 面白かった!! 正直、話を追いきれなかったり、オチがよくわかってないけど、 本と演出が好きなような気がした。

    1年以上前

  7. ꧁キューちゃんは僕を探さない꧂ 明日6/21より開幕します。 皆さまのご予約、ご来場を心よりお待ちしております🐏 詳細は引用元ツイートをご確認下さい✒︎ ご予約はこちら https://t.co/IiA4CLAEyxhttps://t.co/mShYHBmuTM

    1年以上前

  8. 【お知らせ】 6/21(水)〜6/25(日)で舞台「キューちゃんは僕を探さない」に出ます 下のURLから予約していただけますと、僕に把握しやすくなりますので、よければそこからお願いします… https://t.co/aAzGWiFCax

    1年以上前

  9. 【こりっちチケットプレゼント!6/18(日)〆切(東京)】 projecttiyo / 藤井ちより「キューちゃんは僕を探さない」06/21(水)~06/25(日)於:元映画館 CoRich舞台芸術!:… https://t.co/EzudMs3Kgv

    1年以上前

  10. ✴︎キューちゃんは僕を探さない✴︎ 演劇の舞台に出ます! 公演初日まであと8日! ご予約はこちら↓ https://t.co/IiA4CLAEyx 詳細は引用ツイート元などなど!ご確認下さいませ🐏… https://t.co/RpEOMJCJuU

    1年以上前

  11. まじ髪伸びた、 今度の公演が終わったら切ろうと思っておりますゆえ、ぜひ観に来てね() 🎹キューちゃんは僕を探さない (ちゃか扱いチケット) https://t.co/UbwdstqCsn https://t.co/QXC8IeRh7p

    1年以上前

  12. ꧁キューちゃんは僕を探さない꧂ ご予約はこちら※詳細は引用元ツイート https://t.co/IiA4CLA6IZ https://t.co/HfZZAFRWHT https://t.co/XZWjO43RzW

    1年以上前

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