玻璃ノ翅音 (ハリノハオト)  公演終了いたしました。ご来場ありがとうございました。 公演情報 玻璃ノ翅音 (ハリノハオト)  公演終了いたしました。ご来場ありがとうございました。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★

    残念…
    開演が遅れたので、少しもやもやとした気持ちでなかなか物語に入って行けなかったのが残念。もっと楽しみたかったかな

  • 満足度★★★

    楽しませてもらいました
    大正浪漫猟奇的ファンタジー、楽しませてもらいました。ただ個人的にはもっとダークな感じ方が好みです。照明ももっと落とした方がよいのでは?最前列で観ましたが、セットがちょっとチープなのが気になりました。

  • 満足度★★★★★

    期待をこめて
    一つの世界観を貫くという意味では素晴らしい。作演出の確かな才能を感じた美しい舞台だった。セット、衣装も好み。音響、照明の力、会場の空間もフルに使った展開も好み。開幕前に転んだ女性のことさえなかったらもっと楽しめた。残念。

    ネタバレBOX

    3月の大震災の後に扱いにくいテーマだったとは思うが、上手くまとめあげたとおもう。個人的には主演の木原春菜が光っていたと感じる。深澤寿美子、今夢子の安定した演技と台詞回しも良かった。劇中梅原真実が歌ったかごめかごめはもっと聞いていたいと感じた。発声が心地いい役者が多いのがいい。先が楽しみなメンバーが揃っている。ベテランを擁していることもあり、先々もっと伸びていく劇団だろう。期待をこめて星4つ。チラシ、パンフもよかった。
  • 時代はまわり、時代はめぐる
    日曜日、夜の部を観劇。これを書く前に、みなさんのコメントを読ませていただきました。開場すると小さな女の子がビニール袋を渡してくれました。場内は明るくなっていて、舞台には小さな椅子、上部にはステンドグラス。ちょっと見ただけではどこなのかわかりません。私…予約する時にはざっと説明文を読みますが、その後、実際にみるまでサイトをみたりちらしをみたりはしません。これは映画の場合でも同じで、予告編をみて決めるか、お気に入りのミニシアターなら時間があるときが優先。昔からこうで、Rockコンサートだって聴いたアルバムが1枚もなくてもホイホイでかけていきました。で、本公演、なにがなにしてがぼんやりとみえてくるのに少し時間がかかりました。なんていうか、これっていう味付けが足りないのかな、と思いました。以下駄文。

    ネタバレBOX

    最近、それ(成り行きまかせ)って損しているのかも、と思い始めました。小説やDVDだと「繰り返し」気になるところを確認することができます。ちらしも席についてちょっと読むだけでも随分違うんだと思います。でも〜、時間ギリギリに駆け込んで来たときでも、じっくりみていればわかるようなお話だとありがたいのです。前述のように頭の中で再現しながらみているので没頭できないのは私の問題として、お話ですが、どうも「らしさ」がよくみえまでんでした。ちょうど「華族令嬢たちの大正・昭和」(華族史料研究会というのがあるんですね…)を図書館に予約したところなのでまだ具体的例などありませんが、やはり、言葉使い、抑揚、イントネーション、立ち振舞い。ここらにもっと「らしさ」があって、当時の社会的な事件などを少しずつちりばめておくと本筋の味もひきしまったのではないかと。

    大正
    3年:第一次世界大戦勃発
    5年:ゴンドラの唄( 最近、お芝居の中でよく聴きます)
    6年:ロシア革命勃発
    7年:第一次世界大戦終結
    10年:原敬首相暗殺
    12年:関東大震災 甘粕事件
    14年:治安維持法公布

    木原さん、萩尾望都さんのキャラクターが似合う…なんて思いました。

    ☆☆☆
  • 満足度★★★★★

    胸を打たれた
    夜の回に見ました。
    最後の主人公の台詞に、こらえていた涙腺が崩壊しました。木原さんの演技とそれを見守り続ける音羽さんの組み合わせが大好きです。細かい表情も見逃したくない、うつくしい舞台だったと思います。
    個人的にはセーラー服の今さん、蔦ちゃんもよかったとおもいます。梅原さんは役の幅が広くて毎回同じひととは思えませんが、終った後に思い出すとああ梅原さんだったなと。

    ただ、三日月バビロン作品には珍しく台詞台詞で来たとゆう感じは受けました。もともと脚本と演出が秀逸な集団で言葉はいつもうつくしいけど、好き嫌いが分かれるのはこの情報量の多さ?って気もしました。それに加えて今回新人さんも多く、一番好きな「琥珀の宴」に比べると安定感という意味では少し不足かも。でも、確か前回新人だった3人がこんなになったのかと思うと、次はもっと安定した舞台ができる集団になってるんだろうという期待もできました。これは感想とは別のことですが。

    一番の感想は、この時期にこの劇を演じるのはものすごく神経を使ったのではないかということです。本当に見てよかったということです。
    震災で傷ついた心の人にとっては、間違いなく癒しや勇気になる舞台だと思います。そうじゃない私のような人にも、ちりばめられたうつくしい台詞のどれかが必ず心に包帯をしてくれます。今回も。

    千秋楽も頑張ってください。本当はもう一度見に行けたら行きたいくらいなのです。

  • 満足度

    自分には合わなかった
    相性が合わなかったのだろう、
    全然世界に入り込めず、感情移入も出来ず、何もかもがいちいち気になり、
    終演後自分をリセットするまで不快な気分が残った。
    演劇(だけではないが特に演劇や映画)はフライヤーだけでは分からないな、実際に見ないと、何も、
    という事を実感できた。

    上演前に転倒した観客がいたためか上演開始が10分から15分押し。
    それならそれでせめて一言くらいアナウンスでも何でもいいから入れて欲しかった。え、いつ始まるの?と不安になった。

    ネタバレBOX

    主役姉妹がいくら異父姉妹といえど、いやいやいや、と全力でツッコミ入れたいほどに歳が離れていた。ちょっとあのキャスティングはどうなん?と思わざるを得ない。最初の夜汽車のシーンで姉を別の若い役者さんが演じていた(はず)なので、余計に気になって仕方がなかった。え、姉はあの人じゃないの?と。

    主演妹役の台詞回し?喋り方?にどうしても最後まで違和感が残った。
    一言で言えば単調。声量を出すのは大事だし基本だが、それに終始しているのではないか?と。小さいハコなんだから、あんなに声張らなくても十分後ろの席まで届くだろう。

    主演姉役の衣装にも心の中でツッコミ。
    スカートというか、ワンピースのすそが処理されてなくてえらく解けてて糸が垂れまくっていたのだが、あれは意図的?でも(旧)華族のお嬢様が着る服でそれはないんじゃないか?

    追記(2011/05/29)
    蔦子役の深澤さん、茜役の今さん、京湖役のゆきなさんは安心してみていられた。深澤さんは台詞を時々噛んだりもしていたけど、それよりもやはり安定感の方が上回った。この3人の自然な演技を見ると、どうしてもそれ以外の役者さんの不自然さが際立ってしまう…。

    「幻想奇譚」、と銘打っているが、どうしても「幻想的」な雰囲気を出すのに台詞というか言葉に頼りすぎな気がした。しかも冗長、しかも長台詞の言い方が単調。正直もう少しコンパクトにできなかったのか?またはその長さを感じさせない演出は出来なかったのか、と思う。長台詞に対して、観客に「長いなあ…」と感じさせてしまってはもうそれを塗り替えることはかなり困難ではないかと。

    そして結局何を伝えたい作品だったのかも自分の中ではっきりしなくてもやもやが残った。もしや最後の主演妹役の台詞?え、あんだけ長い尺で伝えたかったのってそれ?そんなに簡単ではない、と思いたい、でも…。もしくはただ幻想的な雰囲気を観客に味わって欲しかったのか。
  • 満足度★★★★★

    残念な演劇
    冒頭の注意喚起の仕方が良い♪
    その後、しばらくあり、不思議な空気感で始る。
    物語が進むにつれ、世界観が見え始める。神道の神々を用いて、
    その意味不明な存在を否定する事から、生まれる発想。

    コンセプトがしっかりとあり、中々お目にかかれない秀逸なシナリオだと思う。
    言葉が美しく、しかし、きちんと、創りこんでいる。そんな印象。
    欲を言えば、主人公の声☆
    声がナレーションの様に透き通った、美しい、聞き取りやすい声
    なのだが、台詞が長い時は、もう少し、強弱が欲しい。
    凄く、気を遣われているのだが、激情の大きさからして、
    トーンを下げても十分響き渡ると思います。音響も照明も何もかもが素晴らしい。

    舞台設定も素敵。台本を販売してくれていたら、もっと素敵♪

  • 満足度★★★★

    台詞が光ってます
    観客の方が暗がりの中、段差でつまずき足にけがをされたようで、足元が暗くて危ない目にあったことのある私としても気になりました。せめて始まる前までは場内明るくしてほしいなあ。
    そのせいか開演が遅れ、その間なにも説明もなく、もぞもぞしながら待ちわびて10分余り、やっと始まりました。
    おとぎ話のような謎解きの様な不思議な劇でした。演技も洗練されてる一方で台詞の美しさにこだわりすぎたところあるかなって。ひとつひとつの台詞に頷いて、感心してたらとても疲れてしまった。もう少しスピード感があればなお良かったなあと思いつつ劇場を後にしました。

  • 満足度★★★★★

    心の再生。泣けた。
    深い。言葉がいちいち綺麗。でもそういう劇団にありがちな浮ついた感がないのが好印象。硬質透明というイメージに間違いは無い。最初は少し長く、難しく感じてしまったが、パズルが解かれていく後半には涙が止まらなくなっていた。親戚が被災してるので、演劇なんか観るよりボランティアにいこうかと考えていた週末だったが、この時期にこのストーリー、見て正解だった。3月からもやもやしてた気持ちに整理がついたというか、素直にさせてもらえたような。分厚い文学を読み終えた後読感ににてる。言葉が今もじわじわ来てる。セットも音楽も好み。若手はもう少し感があるけど、主演脇役陣の個性と実力に今後も期待

    ネタバレBOX

    大正時代って大正ロマンのイメージしかなかったが、関東大震災。前もって気付いてたら見に行かなかったかも。でも観て大正解。「何かがあった」、と匂わせられているのがアヘンとか、異国の血を引くオーナー姉妹とか、金髪の幽霊とか、どれだ?と思っているうちに、決定的シーンで地震だと気付く脚本の構成は見事。口を聞かない姉さま役の細かい視線の演技が複雑なストーリーを分りやすくして、口達者な感じの女給と探偵が謎を解いて、最後に主演のシオンを演じた方の素直で心を打つ台詞で東北大地震でどっか狂ったままだった心が浄化されたみたいな。パンフに生と死、そして心の再生をテーマにしている劇団という記述がある。多くの人に知ってほしい劇団だと思う。

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