実演鑑賞
満足度★★★★★
本当に素晴らしかった。
約2時間半の舞台だっが集中途切れる事なくあっという間に終わってしまった。
え〜、もっと観ていたい!と後ろ髪を引かれる思い。
ロマンスと粉では無意識のうちに涙…
そして、朝夏さんの歌、最高!
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/09/03 (日)
日比谷シアタークリエにて東宝『SHINE SHOW!』を観劇。
会社対抗のど自慢大会の舞台裏を描いたシチュエーションコメディ。その設定自体が面白いうえ、登場人物のキャラが濃すぎる。これまで観てきたシチュエーションコメディの中でもトップクラスの強いインパクトを与えてくれた作品でした。これは面白過ぎる。文句なしの★5つ評価です。
東宝さんの作品であることや、宝塚歌劇団やミュージカル出身者が多くキャスティングされていること、また、山田和也氏の演出ということで、何となくミュージカル作品を想像していましたが、実際はストレート・プレイに近く、その中に上手く楽曲が盛り込まれているような感覚でした。そしてその楽曲の一つ一つが実に良いアクセントになっているというか、見事なまでに計算されて披露される内容。冒頭のワンフレーズだけで終わるシーンもあれば、ほぼ1曲をじっくり聴かせるシーンもあれば、BGMだけで終わるシーンもあり、単にカラオケ楽曲が流れるだけでなく、その展開方法の引き出しの多さに驚きました。次はどんな曲がどのような形で登場するのだろうと、最後までワクワクが止まりませんでした。
登場人物のキャラ設定も実にお見事。メディア取材まで訪れる華やかで伝統のあるカラオケ大会という設定ながらも、登場する人物は芸能関係者ではなく、あくまでも一般の会社員という設定。それぞれに自分の仕事を抱えながらも、カラオケ大会に挑むというリアルの世界に近い設定のためか、思わず「仕事頑張れ」「カラオケ大会も頑張れ」と両方を応援したくなる感覚がありました。ただ、全員がカラオケ大会に前向きとなっている状況でもないというのがこれまた面白い。様々なパターンのアクシデントやトラブルに見舞われながらも、一つのイベントが進行していく様子はとても見応えがありましたし、とにかく面白かったです。よくぞここまでクセの強いキャラ達を登場させたなと、脚本の秀逸さに感服しました。アガリスクエンターテイメントさんの代表作『ナイゲン』も大好きなのですが、この『SHINE SHOW!』も大好きな作品になりそうです。
そして、そのクセの強いキャラを演じるキャストの皆さんも素晴らしいの一言。朝夏まなとさんは"出来る上司""頼もしいイベンター"をイメージしたためなのか、早口の台詞が印象的でしたが、早口なのに聴き易かったのが衝撃。西村直人さん、鹿島ゆきこさんのMC役もハマっていると感じましたし、花乃まりあさんと栗原沙也加さんが演じた"女同士の戦い"?のようなシーンも愉快でした。逆に中川晃教さん、斉藤コータさんが演じた"男同士の戦い"?も最高でした。他キャストさんも一人一人が完璧なまでにキャラに成り切っていて素晴らしかったです。もちろん劇中で披露された楽曲の数々にも拍手。
実演鑑賞
満足度★★★★★
アガリスクエンターテイメントさん原作の舞台がシアタークリエで上演される。しかもTHE CONVOYの石坂さんがご出演!というだけでチケットを取って詳細をよく知らぬまま見に行ったので、中川君の歌が聞けてラッキーです。
実演鑑賞
満足度★★★★
三谷幸喜の『ラヂオの時間』を映画館で初めて観た時、劇場中が大爆笑、拍手喝采。理想のコメディだと大満足。(その後、何度か観たがそこまで面白く感じられなかった。あの時の劇場は神がかっていた)。
今作もその系統の作品で、観客が心から拍手を贈っている。前の席の老夫婦が「面白いねえ」と言い合っているのが味わい深い。冨坂友氏がまた新たなステージに立った瞬間。彼を知らない人達が一斉に注目。TVや映画へと活躍の場は広がるだろう。小劇場の傑作をブラッシュアップして商業演劇の場に掛けるのはプロデューサーの正しい判断。今後増えていくのでは。
冨坂作品の魅力は言葉と理屈を使った、相手への説得。絶対に曲がる筈のない意志を曲げてみせる驚きのディベート術。ロゴス(論理)、パトス(共感)、エトス(信頼)。(ただ使い過ぎると観客への効果は薄れていく)。
去年、恵比寿の小劇場で5日間だけやった作品。大絶賛でCoRich舞台芸術アワード!第1位を獲得。観ておくべきだった。
元宝塚女優、長身スラリの朝夏まなとさん。早口の長台詞も聴き取り易く完璧。
その部下となる小越(おごえ)勇輝氏は小柄で二人のシルエットのバランスが抜群。
司会役の西村直人氏は「たいめいけん」3代目シェフ・茂出木浩司を思わせる。
もう一人の司会者役、鹿島ゆきこさん。掛け合いが見事。
花乃(かの)まりあさんはマジで元乃木坂だと思って観ていた。自虐ギャグが凄えなあ、と。
栗原沙也加さんの『ロマンスの神様』は見事。とても楽しそうに歌うので、会場中が盛り上がる。
木内(きのうち)健人氏の『粉雪』は凄かった。カラオケのレベルではない。
中川晃教氏は名前をよく聞くのだが、流石プロの歌手。『楓』で唸らせる。
斉藤コータ氏は固定ファンがいるのか、やたら受けていた。
ゲスト歌手役の山下雷舞氏は甲津拓平と草野大悟を足した感じ。
制作アシスタント役の前田友里子さんは里村明衣子
の貫禄。何か売れそう。
場所柄もあり、この系の作品が観客に一番支持されるのでは。豪華なショーでお正月なんかに合いそう。
是非観に行って頂きたい。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/08/30 (水) 13:00
昨年、アガリスクエンターテイメントによるオリジナル・バージョンを見て、とても楽しかった作品が、規模が大きくなって帰ってきました。現にアガリスクのメンバーも出演してるので、アガリスクの応援として見に行ったようなもんです。インパクトは初演のほうが大きかったですが、有名な役者も参加してスケールアップし、完成度の高まったバージョンも見所はたくさん。
8/29の新聞のテレビ欄に「会社対抗でのど自慢?」とあったので、NHKの夕方のニュースを見てみたら、このお芝居のことではなくて、本当に新宿のビルでのど自慢大会をやってるという内容でした。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/08/27 (日) 13:00
ビルのテナント代表で争われる歌合戦の舞台の裏表を観劇してきました。
裏でのバタバタ劇も素敵な歌声も楽しめて良かった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
お馴染みのaga-riskの面々がシアタークリエで有名スターの方々と共演しているのを見るのは不思議な感覚だ。安定のaga-riskクオリティが更にパワーアップしていて大いに楽しませてもらった。
これを観ていて確信したのは、私がTVとか劇場でのプロのお笑いを必要としておらず圧倒的に音楽を求めているということだ。そういうわけで感動するのはお芝居そのものではなく歌となってしまう。その中でも高音炸裂2連発の
栗原沙也加さん「ロマンスの神様」(広瀬香美)
木内健人さん「粉雪」(レミオロメン)
とそれに続くバラード
中川晃教さん「楓」(スピッツ)
には心が震えた。
この舞台は歌が主役ではないので曲の途中にドタバタが入るのだがそれがかなり鬱陶しい。歌を聞かせてよと叫びたい気分だ。それを一番感じたのは朝夏まなとさんのあの歌である。コメディとしては拍手喝采をする場面なのだろうが私は逆にすっかり落ち込んでしまった。もちろんこれは私が観方を誤っているのである。それは分かっている。最後の1コーラスくらい演出を無視して爆発してくれないかと期待したが当然それはなかった。
MC役の鹿島ゆきこさんにシアタークリエ級の華を感じた。
*実在の大会の決勝が行われました。
「新宿三井ビルディング会社対抗のど自慢大会」、4年ぶり開催の第46回はPayPay銀行が優勝(2023/8/25)