期間 |
2010/11/26 (金) ~ 2010/11/28 (日)
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劇場 |
鈴鹿市文化会館 けやきホール
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出演 |
ともさと衣(ころも) |
脚本 |
シャルル・ペロー |
演出 |
キアラ・グイディ |
料金(1枚あたり) |
1,500円 ~ 2,500円
【発売日】2010/08/25
一般・自由席 2500円 、学生券・自由席 1500円 ※中学生以下。
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公式/劇場サイト |
http://www.oyayubikozou.com/
※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
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タイムテーブル |
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説明 |
『親指こぞう』の劇場は、小さな茶色の木の箱です。赤いカーテンをくぐって中に入ると、あるものは、たくさんの小さなふるぼけたベッドと裸電球がひとつだけ。なんだかすごくいい匂いがする。おねえさんが優しく「ベッドに横になって…毛布にもぐりこんで…お話の時間だよ」と声をかけてくれる。パパとママも先生たちもベッドに横になっている。さあ、お姉さんのお話がはじまった。「むかしむかし、あるところに、貧しい木こりの夫婦がいました…」。お話のあいだ、家の扉があくところでは、「ギィーッ、ギィーッ」と本物の音がなるし、森の中をさまよい歩いているときは、落ち葉を踏みしめる音が「カサ、カサ」と聞こえてくる。うわあっ、人喰い鬼の家に、迷いこんじゃった!それじゃあ、この「ゴッツン、ガタ、ゴッツン、ガタッ」という足音はもしかしたら、人喰い鬼の足音!?…
『親指こぞう』は、イタリアの創作集団ソチエタス・ラファエロ・サンツィオが上演していたものを、演出家をはじめスタッフに日本に来てもらい、日本の女優・ともさと衣が出演するもので、これまでに全国で約100公演を重ねた人気作品です。木くずを敷き詰めた中に並んだ50個のベッドが客席。中央で朗読する声を寝ながら聞いていただきます。このお芝居のすべての演出効果は、「聴覚」を中心にした「知覚」に訴えるものになっています。約1時間の上演時間のあいだに、3人の音響係が休みなく、約300以上のキューにしたがって、生の音で効果を演出します。物語の中の音がほんとうに劇場に響き、本の中に入ったような感覚が味わえる不思議なお芝居です。こうして子供も大人も、飽きることなく、お話を聞いていられるのです。「聞く」という行為は、コミュニケーションの基本。徹底して「聞く」ことにこだわったお芝居――これが『親指こぞう』です。子供たち、そして大人たちにも、「聞く」ことはこんなに楽しいものなのか、と「芝居をみることの基本コース(かつ上級コース)」で感じてもらえれば何よりうれしいです。途中、怖いシーンもありますが、そういった感情も含めて、大人も子どもも一緒に、いままでにない新鮮な体験をしていただけることでしょう。
『親指こぞう―ブケッティーノ』あらすじ
ある貧乏な木こりの夫婦には10歳をかしらに7歳の末っ子まで7人の男の子たちがいました。一番下の末っ子は、うまれたときから体が小さく、どんな小さな穴にでももぐれることから、みんなに<ブケッティーノ>(イタリア語で「小さな穴」の意)と呼ばれていました。ある日、貧しい生活に耐えかねて、木こり夫婦は、子供たちを森のなかに置き去りにしました。一度はブケッティーノの機転で、家に帰りついた子供たちでしたが、二度目は、おおあらしの夜、山の中で人喰い鬼の家に迷い込み…。それでも一番みそっかすなちびの末っ子の智恵のおかげで困難をのりこえ、7人は無事に家に帰りつき、さらに一家は大金持ちになる…というお話です。何もできないと思われていたちびっ子が一家を救うこともある、黙っている子は考えているのだよ…という教訓がこめられた、ちょっとこわいけどハッピーエンドのお話です。
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その他注意事項 |
※未就学児は入場不可 |
スタッフ |
【音響デザイン・美術デザイン】ロメオ・カステルッチ 【オリジナル版脚色】クラウディア・カステルッチ 【オリジナル版チーフ・ノイズメーカー】カルメン・カステルッチ 【オリジナル版企画製作】ソチエタス・ラファエロ・サンツィオ 【原作】シャルル・ペロー 【翻訳】とよしま洋 【演出補】遠藤吉博 【日本版音響】相川晶/畠山慎一(サウンド・ウィーズ) 【舞台監督】有馬則純(ニケステージワークス) 【日本版チーフ・ノイズメーカー】田畑祭(ニケステージワークス)
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