LOVEMAIL from Santa 公演情報 LOVEMAIL from Santa」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 1.0
1-1件 / 1件中
  • 満足度

    ただただ閉口した
    リクエストの多かった再演物で初演のコリッチでの評価は☆4つだし、公演3週間前にチケットがほとんど売り切れ状態というツイッターの書き込みにあおられて期待感がふくらみ、観劇して大いに後悔した。
    自分の中の生涯ワースト1を更新。
    タイトルと「最愛の者を失って2年。あの頃の想いは、貴方の胸にまだありますか?」というコピーからクリスマスにふさわしいハートフルなストーリーを勝手に想像したのが大間違いだった。
    「どこまでがノンフィクションでどこまでがフィクションが分からない」というのがミソの劇団らしいが、基礎も何もあったものではない劇団員の酔いしれた素人演技を延々見せられ、途中退出したくて時間を持て余し、時計と天井を何度見たことか。ひたすら耐えた1時間45分。
    実力選抜主義で配役を決定する劇団とのことで大仰な公演ドキュメントがパンフとして配られたが、舞台に立っているのが選抜エースたちなら、振り落とされた劇団員はいったいどんなレベルなのか。
    高校演劇でももっと上手いと思う。
    身内以外でこの劇団の芝居が好きという人の気持ちが私には理解できない。
    劇団員全員、他の優れた劇団のWSに参加し、一から勉強し直すことをお勧めする。
    自分の中では評価以前のレベルだと思うが、コリッチのシステムだと「評価なし」は「棄権」と同じ扱いなのであえて☆1つとさせていただく。

    ネタバレBOX

    劇団員のウォーミングアップ風景から始まる。
    いちおうストーリーらしきものはあるが、そんなものはこの際、関係なく、「最愛の者」というのが交通事故で亡くなった座長の妻ということはわかるが、それは脇に置かれている印象。
    「役の争奪」「演出の悩み」みたいなのが、すべて滑舌の悪いカミカミの早口ことばで、ノンストップで続く。早い話が「演劇ごっこ」だ。
    全員が「ハァハァ」と息をし、他人が台詞を言っている間も全員がずっとこの「ハァハァ」を続けているのでうるさいこと!
    主役級の演技は悶絶するほどのヒドさだった。比較的マシな古参の山本尚史は声量豊かなのに滑舌が悪いから台詞が届かない。
    大木美奈、飯久保和葉、太田まさみのトリオの「ブス」「ブタ」「AKB48」をネタとする寒くてつまらない同じギャグの繰り返しに辟易した。
    大木、飯久保はWAHAHA本舗初期の久本雅美と柴田理恵コンビを意識している印象。この芝居で私が唯一息抜きになったのは太田まさみの沢田研二の「勝手にしやがれ」の似てないモノマネだった(苦笑)。
    演劇マゾを味わいたいというかたには観劇をお勧めする。

    「舞台進行上、終演後の役者面会はご遠慮させていただきます」という前説を意味不明に思ったが、なるほど苦情を言われたくないのかと納得。主宰の顔が見てみたかった。

このページのQRコードです。

拡大