満足度★★★
繋がらない
繋がるような繋がらないような。
どちらかというと後半の2話の方が好みでした。
怖いような怖くないような。
繋がらないならまったく繋がらないままの方が良かったような、でも確かにお話的には何も繋がってなくて。
1つ1つ楽しめた舞台でした。
でも、どうせなら15分くらいにまとめて、もっとちみっと沢山あったほうが効果的だったかも?
また機会があれば。
満足度★★★★
あとを引く切り口
二つの作品とも
間違いなく浮かんでくるものがあって、
飽きることなく観てしまいました。
良い意味での抜けの悪さがあって
観る側に残る・・・。
ちょっと不思議な質感のお芝居たちでした。
満足度★★
面白くなる要素
30分一幕の芝居×2本のオムニバス。
2本の作品の間に関連は無く、「繋がらない」話として構成しているとのこと。
「谷間!やわらかい!お願い!触らせて!」
病院という舞台に異質の者を紛れ込ませるとどうなるか、その発想からくる物語の展開としては無理なく見られました。ただ、巨乳のくだりはさすがに唐突で、それが笑いにつながるか、面白くなるかというところは紙一重というところです。
笑いの要素はあるのですが、全体的に"間"の取り方、空気感の作り方がもう一歩で、もっと面白くなるはずだったのが残念です。面白くなる要素はありました。
「2010年家族の旅」
こういう日常SF的なものは昔よくあったな、という感じで、ある種の懐かしさを覚えながら観させていただきました。父親役の方の演技の安定感で、作品全体がうまくまとまったかと思います。
子供達の年齢設定がよくわからず、しばらく戸惑いました。30分という短い枠なので、観る者が迷う時間が少なくなるような表現を望みます。
満足度★★★★
こうゆう世界観好きです
初日観てきました。「谷間!やわらかい!お願い!触らせて!」は三姉妹とゴスロリちゃんの病院の待合室での話。気まずい会話が妙に笑えます。ゴスロリちゃんが実にいい。「2010年家族の旅」はなぜか一家族だけ生き残ってしまった四人家族の話。やっぱり家族だけだと息が詰まりますね。ほのぼのと絶望が混ざった何とも言えない感じ。私はこうゆう世界観好きですね。
なんというのか……
「ノアの箱庭」と「かいたい」の回を観たのだけれど、佇まいは面白そうで、面白くなりそうな雰囲気もあるのだが、どちらの芝居も結局イマイチという感じのまま終わってしまった。起承転結の起と承だけ、あるいは起だけ観たような不思議なイマイチ半端感がどんよりと全体を包んでいた。この先どうなるかは気になったのだけれど、不思議なイマイチ半端感は、今のところ私には「つまらない世界」でしかなかった。もう少しで次の世界へ繋がりそうな気もするのだが……。
満足度★★
不思議な空気感
ソテツトンネルとロスリスバーガーの合同公演で、共通の設定やテーマはないように見えましたが、脱力系とはまた異なる、奇妙な温度の低さが共通して感じられました。
ロスリスバーガー『谷間!やわらかい!お願い!触らせて!』
母親の癌の手術が終わるのを病院で待つ3姉妹のところに三女の友達がやって来て繰り広げられる会話が描かれていました。沈黙が多い、独特なテンポの会話が気まずい雰囲気を醸し出していました。
終盤でタイトルに関わる流れになるのですが、それぞれの人物の心境が読めず、唐突に感じました。
ソテツトンネル『2010年家族の旅』
詳しいことは明かされませんが、世の中で唯一生きて残った家族の物語でした。父親が作った奇妙なルールに従って暮らすことに疑問を持ち始めた子供2人が重大な事実を知るという話で、オチは途中で読めてしまいましたが、家族の奇妙な距離感が魅力的でした。とっ散らかった美術も内容に合っていたと思います。
とりわけ悪い点があったわけではないのですが、観劇後にあまり満足感を感じませんでした。時間がそれぞれ30分程度と展開を作るには短く、どちらも似た空気感でメリハリに欠けたからでしょうか。