満足度★★★★
パワフルでエネルギッシュでした
突っ走っているようで実は受身。
主張は叫ぶが地に足が着いてない。
なかなかの空回り具合を熱量傾けて演じきっていました。
感心・敬服いたしました。
方向ベクトルの無いエネルギーの放出劇に感じました。
そして独特な味のある面白さでした。
満足度★★★★★
感心してしまった
まったくこの劇団には感心させられる。まずは,舞台演出だ。前回の箱もそうだったけど工夫にあふれている。最初は舞台後ろのものが何かわからなかった。徐々に木の枠だとわかってきたが,その使い方が豊富である。椅子であったり,机であったり,電話,車,などなど。あの木の枠だけで全ての風景を作り上げてしまった。簡単に出来ることではない。次に,役者さんは体力勝負である。会場まもなくから舞台を歩いている。それもほとんど最後まで。万歩計をつけていたら凄い数字が出そうだ。そしてその中で演技して,先の木の枠を用いて場面設定したり,片付けたり。運動量は半端じゃないだろう。最後にもちろん脚本だ。いつもいつも心に残る問題提起がある。見ごたえがある。などなどとにかく感心して帰路についた自分であった。
満足度★★★★★
痛快!大満足!
初見の団体さんでしたが、東京の団体にはないパワーと発想力をもった団体さんだと思いました。1時間45分間「もてたい」というテーマをサバサバと力技で走り抜けました。また是非見たいです。
満足度★★★
面白い演出
モテたいと願いつつ、受け身でなかなか自分から動き出せない女性がもがくさまを、ちょっと変わった演出でエネルギッシュに描いた作品でした。
開場すると、開演まで十数人の人たちが舞台両袖間を歩いて往復し、舞台後方には様々なサイズの何十個ものグレーに塗られた木枠が立て掛けられていて印象的でした。「モテたい!」との絶叫で物語が始まりますが、歩行者立ちは絶えず歩き続けていて、孤立感がポップに表現されていました。
木枠だけを使って携帯電話から車、カフェ、オフィスまで表現するアイディアが、頻繁な場面転換をスムーズに接続していて素晴らしかったです。クライマックスの水の扱いも主人公の心情にマッチしていつて、心に残るシーンでした。
美術や役者の動きに関する演出は良かったのですが、役者たちが台詞を絶叫して何を言っているのか聞き取れないところがたくさんあって、ストレスを感じました。後半の静かなシーンとの対比を考えてのことだとは思いますが、やり過ぎで逆効果になっていると思いました。
面白くないギャグが何度も繰り返されるのも辛かったです。冒頭のシーンであった、歩きながら話していて舞台袖に入ると台詞の途中でもスパッと途切れて、また舞台に出てくると中断したところから再開するといった、構造的なユーモアをもっと見たかったです。
脚本や演出はとても楽しめたので、もう少し落ち着いたトーンの演技で観てみたいと思いました。
満足度★★★
缶バッジ5個目
自分の生活時間と裏腹に進む世間の時間。そこに感じる寂しさ、人恋しさなど。ちょっと立ち止まり優しくされたり、優しくしたりすれば「平和」が見えるかも。処が立ち止まる人は様々ですんなりいかないのが現実。そんな事を感じながら観劇。小道具の使い方は上手い。
満足度★★★★★
「モテ」と「平和」の融合!?
シュールっていうのは、「非日常的・超現実的」ってことで。そういう作品は、得てして、わかる人だけわかればいい的な印象があるけれど。
どの世代の観客も好感の持てる、間口の広いエンタメだと思いました。最初から最後まで笑いっ放し。見ていて次から次へ面白い人が出てきて、この先どうなるだろって思ってワクワクする内に終わる。難しい事を考えなくても、見終わって楽しかったって言えるのがサイコー。