Michelle 公演情報 Michelle」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-3件 / 3件中
  • !!
    観劇!!

  • 満足度★★★

    初 WAKUプロデュース
    TARAKOさんって…
    本当に素でもまる子ちゃんの声なんだなぁ。
    かわいくてやさしい声だったな。

    そんなTARAKOさんが描く世界は、
    ハートフルなのストーリーなのですが、
    救われないなかなかシビアな部分もあり。
    観やすい作品だったと思う。

    声優の方々の声ってやっぱりすごいなと。
    良い声なんだよね。独特なかんじもあるけど。

    時間がなくて観れなかったけれど、
    番外公演も観たかった。

    ネタバレBOX

    コスプレパブの常連客ガテンなカラス役の
    古山憲太郎氏(モダンスイマーズ)めあてで行ったので、
    彼のかなりかわいいコスプレが観れて楽しかったな。
  • 満足度★★★

    父性愛
    このお芝居も声優さんが出るため、アニメファンで満席。当日券がなく、ガッカリして帰る人も見受けられました。
    休憩なしの2時間、エピソードをつなぐための暗転が多く、少々疲れました。
    登場人物が多く、話を盛り込みすぎた感があります。
    「男たちの愛」を描いていて、なかでも父性愛が主要テーマだと思ったが、いくつもの山があり、周辺の女性の話も出すので、全体として散漫な印象を受けた。
    千秋楽の挨拶で「いろいろあるけど、皆さん、元気で頑張りましょう」と言ったTARAKOさんの言葉が胸に響きました。そういう思いを込めて作ったお芝居なのでしょうけれど、違和感も残った。
    題名はビートルズの曲名からきている。
    前説で、「劇中、ナマハゲたちが出てきて場内を通ります。そのとき、泣く子はいねぇかーと言ったらいちおう反応して泣いてあげてください。ナマハゲも大人の役者なので反応がないと困惑します」と言うので、いつナマハゲが出てくるのかと思っていたら、とうとう出てこなかった。「演技で泣かせる」という比喩で言ったのだろうか。比喩にしてはストレートな物言いだったのだが。わかりにくいギャグはやめてほしい(笑)。

    ネタバレBOX

    子供のいない森下夫妻(鹿島良太・皆口裕子)。夫は会社をリストラされて求職活動中だが妻には内緒にしていて、結婚前の女装癖が出てコスプレパブに通う。コスプレパブの経営者(楠見尚己)は若いとき離婚し、一人息子を施設に預け、同じ境遇のリュウ(柏進)を養子にしている。森下と同じマンションの木内夫妻にもミュージシャ志望の一人息子光太郎(山下平祐)がいて、夫(木原実)はリストラ後、第二の就職先で、子沢山の若い上司(佐野貴之)にいじめられているが木内の妻(山口美紗)がガンで入院してしまう。木内もコスプレパブに通い始める。光太郎の親友(杉原勇武)を幼い頃からいじめ続ける金持ちの息子町田(斉藤佑介)が実はコスプレパブの経営者の実の息子。森下の妻の妹(今村真沙美)は町田の会社の詐欺にひっかかりそうになるが、そこの女子社員(柳沢三千代)が片思いのリュウに貢いでいる。コスプレパブには離婚した妻の間にモモという一人娘のいる日雇い労働者カラス(古山憲太郎)が常連客で、従業員ナミダ(松野太紀)がモモという名の猫を可愛がっている。
    これらの人物が絡み合って話が展開するが、もう少し登場人物を減らして話をすっきりさせたほうがよいと思う。森下の妻の妹の描き方が不十分だ。
    一番不満だったのは、森下、木内、木内の息子、リュウらの周囲や家族に対する態度に思いやりが欠けていること。これでは幸せになれないと思うが、彼らはあまり自覚がないのだ。
    特に町田とリュウは不幸な生い立ちとはいえ、描き方が最後まで不愉快になるほどひねくれており、救いがない。
    狙いはほんわかと心温まるストーリーなのだろうが、後味の悪さが残った。
    木原、鹿島のコメディ的な場面は面白かったし、古山はどんな芝居でも独特の存在感と誠実な演技を残す。モダンスイマーズではありえないお茶目なコスプレもファン必見。

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