こ こ ち  り【ご来場ありがとうございました!!】 公演情報 こ こ ち  り【ご来場ありがとうございました!!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★★

    モダンでオシャレ
    7人の作家の短編作品と金沢敬江さんが立ち上げ振り付けした
    ダンスパフォーマンスとがほぼ交互に。

    7人のパフォーマーなかなかステキでした。

    全部が全部面白かったわけではないけれど、
    この作品は誰が書いて虹の何色かなと想像しながら、
    かなり私は楽しめました。

    衣装、選曲も良かった。

    金沢敬江さんの立ち上げた部分、かなり好み。
    次も観たい!

  • 満足度★★★

    様々なスタイルでの表現が面白い
    1編目で、3人の群読を微妙にズラした上にバックに日本語の歌まで流す(ワカってはいるものの無意識的に歌詞も聞き取ろうとしてしまい気が散るんだな)という意図してテキストを聞き取らせまいとする演出の意図がわからず先行きが不安になったものの、2編目以降はそんなことはなく胸をなでおろす。

    で、リーディング寄りのもの、芝居寄りのもの、むしろダンス系のものなどいろいろなスタイルでの表現が面白く、また、どれが誰の作品かを推測したり(2編しか当たらなかった:終演後に作品順を別紙で渡すアイデアも◎)しながら楽しむ。

  • 満足度★★★

    色を感じた
    虹をテーマにした7つの物語との事であったので、物語を7つ見せるのかなと思っていたら、少し事前の予想とは違いましたが、虹のそれぞれの色をテーマにした物語で、確かに7つの色を感じる事が出来ました。(物語によって強く感じたり弱く感じたりはしましたが)
    また、衣装の白色も今回のテーマに合ってると思いました。(色をテーマにしてるので、何色にも染まってない白【完全に真っ白ではないですが】を
    使ったのかと思いました)
    なかなかよかったです。

  • 満足度★★★

    感覚的な舞台でした
    劇場は住宅地の奥まったところにある、白壁な舞台。
    役者さんたちの衣装はみんな凝った着てみたいと思うような、白い服。
    そんな何色にも染まれる舞台、衣装で、演じる7人の役者さんはみなさん美男美女で。
    舞台の上で繰り広げられるのは、演劇というよりはパフォーマンスで。
    全体的に、とてもお洒落な印象のある舞台でした。

    脚本も7人の方が別々に書いておられるのですが、どのパートも個性が出ていて。
    わかる人には、どのパートをどなたが書かれたかわかったかもしれません。

    観るというよりは、感じるというような。
    感性を刺激されるような舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    良かった!!別に色に拘らなくてもいいんじゃない?!
    あまり虹色を意識しないで観ていましたが、さすがに紫という言葉が連発されると、あああれが黄色だったとか、そうかあれだからあれがグリーンなのかとか思い返し、逆に余計なことを考えてしまいました。

    ネタバレBOX

    うぶだから青というのもどうでもいいって思います。

    しかし、色のことはさて置いて…、

    とても新鮮でした!!

    ダンスですが、横の人と同じ動きだったと思ったら後ろの人と同期したりしてとても新鮮でした。

    お芝居も途中で入れ替わるところ、台詞をしゃべる人としゃべらない人が入れ替わったり、役柄が入れ替わったりして面白かったです。

    姉樹(姉貴)の吸血樹は、「私は好きなものしか食べない」というなんと怖くて贅沢でタカピーなお姉さんなんでしょうか。

    個人的には白井晃さんが嫌いなので、良く似た笑顔の役者さんがいてむかつきました。
  • 満足度★★★

    ヤワラカアタマしなくちゃ
    ダンスパフォーマンスを挟んでの短編集ですが、正直言って私には分かり辛い。セリフも聞き取りにくいし。その中でも、「ゴッホ」と「吸血木」は理解可能で楽しめました。やっぱり頭じゃなくて、体で感じるようにしなきゃダメですかね。

  • 住宅街の片隅の小さくて薄汚れた中華料理店
    (しかも、電車の通過する音や、犬の鳴き声が聞こえるような!)で、おいしい点心を食べたような気分。量は少なかったけど、皿ごとにいろいろな味を楽しめたし、熱い料理は熱いまま、冷たい料理は冷たいまま、最もおいしい状態で出そうとする意気込みが伝わってきた……みたいな。また行きたくなるお店だと思う。

    ネタバレBOX

    「ゴッホ」(「黄色」というべき?)」が良かった。黄色い毛糸を絵の具に見たてたりするのも楽しい。(ゴッホの作品の)絵の具が服に付いちゃっているから弁償かな?って、どんだけの額なんだ!
  • 満足度★★★


    初めて行く会場で、道が不安でしたが、丁寧な道案内メール頂き、ありがとうございました。
    ダンス的、身体表現中心の作品でした。個人的な趣味で、申し訳ありませんが、好きと苦手が共存しました。

    ネタバレBOX

    白い床と壁が、作品、役者さん、虹色を生えさせていて、良かったです。衣装も白ベースのオリジナルで、部分使いの黒が効いてました。特に、カラー別のライトアップの仕方や、濃淡が綺麗で、まさに体感する作品と思いました。

    ダンス的身体表現中心なので、オムニバスの繋がりを深める効果がある反面、どうしても目の前の動きを、追いすぎてしまい、私の足りない頭と心には、物語りの解釈が、追いつかなかったのが、残念でした。

    特に紫が、好きでした。作者の意図とは違うかも、しれませんが、夕暮れ後の宵闇迫り、星が瞬きを思い出す時の、濃密な空間が、広がりました。柏原直人さんが大人の男の色気たっぷり!?のLove感ムードで、三女優の愛しさをも、引き出しているようで良かったです。この空気感が、とても好きだったのですが、終始早口の演出が、もったいなく感じてしまい、もっとじっくり聞きたかったです。

    森、風、水の流れ等、勝手にイメージ膨らませ、楽しめました。水を注ぐ音色も良かったのですが、もっと強弱付けた方が、効果が出たと思いました。

    役者さんにしか出せない表現力で、意味も価値も、ありましたが、長い文章を何人かで、声揃えて続くシーンが、個人的に苦手です。どんなに頑張っても、雑音になってしまう部分が、あるのが、残念でたまりません。この作品は、かなり揃っていたが、動きながらでは、声が出ない体勢もあり、やはり本当の脚本力や、役者さんの個性を、活かし切れていないように、感じてしまいました。
    特に赤は、もっとじっくり味わいたかったです。
    黄は、部分的だったら、効果的だったのに、最初から最後迄は・・・
    と、好きと苦手が共存、でも、今後が気になる存在です。
  • 満足度★★★

    ライブ感を楽しみました。
    7人のパフォーマーがキラキラしていました。
    7つの作品の中で、上田誠さんの「ゴッホ(黄色)」とほさかようさんの「(吸血木!)緑の手触り(緑)」が好きでした。

  • 場所にはワクワク
    したんですが、私の好みではない公演なので短いし「へーっ」「綺麗」「頑張ってるね」という感想になりました。合同公演の1つに組まれてるなら、新鮮で楽しいと思います。

  • 満足度★★★

    お洒落
    豪華な作家たちと出演者たちによる、ダンスのある芝居というよりかは台詞のあるダンス作品でした。虹の7色をテーマにした各作家の短編とその間に入るダンスナンバーが交互に繋がる短編集といった趣きでした。

    それぞれの脚本は色そのものをテーマにしたものから、その色から連想されるイメージを並べたものまで、テイストとしてもコメディからホラーまでバラエティに富んでいて、それぞれの作品がどの人の手によるものかを想像しながら楽しみました。ただユニゾンの多用や早口などの演出が台詞を聞き取りにくくしていたのが残念でした。もう少し台詞をしっかり響かせて欲しかったです。また、脚本の多様性に比べて演出が似通った方向になりがちなのも勿体なかったです。

    衣装も小道具も照明も音楽も洒落たセンスでしたが、音楽の選曲はダンスに使うには普通過ぎて、ただのショーダンスにみえてしまう場面がところどころにありました。衣装も単体で見る分には凝っていて美しいのですが、舞台衣装としては主張し過ぎな感じがしました。色をテーマにしているので黒を使わず白だけに統一した方がコンセプトが明確になると思いました。

    女性陣のダンスは表現力があり、素晴らしかったです。特に演出・振付の金崎敬江さんの動きが洗練された美しさで、印象に残りました。

  • 満足度★★★

    舞台の上では、脚本と格闘していた
    会場の雰囲気にマッチした、ちょっとスタイリッシュなテイストがある舞台であった。

    だけど、そこには真剣勝負の格闘があったと思う。

    ネタバレBOX

    豪華な執筆陣に惹かれて観に行った。
    その脚本と格闘している様が見えるような舞台だった。
    そのせいか、演出が勝り、ややバランスが悪いと感じるパートもあった。
    言い過ぎかもしれないが、その脚本家が行わない演出をあえて選択したような気さえした。つまり、脚本の意図とは違う演出をしているような感覚があった。
    例えば、ゆっくり上演されるつもりのものをテンポを早くしたり、というような感覚だ。笑えるはずのパートが笑えなかったりと(その劇団で上演されれば、あんな感じで笑えたのになあ、と思いつつ見ていた。誰が書いたのかなんとなくわかったので。後で配られたチラシを見たら思ったとおりだった)。

    全体は、虹のように、7つのパートに別れているのだが、音楽CDのアルバムで言えば、曲順をもう少し考えたほうがよいのではないかと思った。
    ダンスの後のファースト・パートは、ダンスとのギャップを見せて、「つかみ」をきちんとしてほしかったと思うし、演出が似通うものが並びすぎるのも…。
    7つの色のように、脚本だけでなく、演出も7種類用意できれば言うことがなかったかも。

    さらに、音楽が意外とベタな感じで、特に歌詞のある歌が入ると、その歌に舞台の上を持っていかれてしまう印象がするところもあった。

    ダンスシーンなのだが、ここの舞台はドタドタと音がしてしまっていた。床が箱のような構造になっているのだろう。
    ある程度動きがあり、テンポに乗っているときはいいのだが、ラストのカノンのように、静かでテンポのゆっくりした曲のときには、プロのダンサーではないので、どうしてもステップまでは、曲に乗り切れておらず、美しい曲にドタバタという足音が響いてしまっている。あまり歩き回らない振り付けなど、実際の舞台に立ったときにそれを感じて臨機応変に変更するなどの必要があったかもしれない。

    また、台詞を言いながら(繰り返しながら・この繰り返しのあるパートが、また多い)、何かをマイムのように行うところが随所にあった(例えば、サンタとトナカイがやって来るとか、カルタをしているとか)が、意味が見えすぎるわりには、台詞との関連性があまり見えてこないところがあり、逆にそっちばかりに気を取られてしまったということもある。

    とは言え、「これはいいかも」と思うようなセンスの光る演出もあるのは確かだ。小道具のシンプルな使い方や舞台上でのバランスがいいのだ(脚立の使い方が秀逸!)。

    役者さんたちは、全体的に無機質でスタイリッシュ、とても品を感じる演技であったと思う。
    特に、金崎敬江さん自身の身体のキレがいいことが印象に残った。そして、女優さん3人ともが、台詞を言い演技をしているときに、見事に輝いていた。そこが見事。
  • 満足度★★★★

    洒脱で、しかも豊か
    7人の作家たちの世界が
    一つの料理としてしなやかに取り込まれて。

    洗練を感じる舞台から
    豊かな言葉たちが光や音、そして仕草にのせられて
    観る側の感覚にそのまま伝わってくるのが圧巻。

    とても洒脱で満ちた時間に
    浸ることができました。

    ネタバレBOX

    冒頭から、
    舞台の息使いに観る側の呼吸がシンクロするようなところがあって。
    気がつけば舞台のリズムに
    落としこまれている。

    7人の作家達の創作が
    完成したものというようは
    まるで素材のように料理され
    観る側に運ばれてきます。

    言葉たちが文字として受け渡されるのではなく
    パフォーマーたちの動きや
    照明の色調、様々な音・、
    それらが重ねられ舞台自体の色合いとともに
    ダイレクトに観る側の内に入り込んでくる。
    その感じがとても心地よい。

    舞台上の感覚がそのまま置かれて
    舞台そのものに浸潤されていく感じ。

    そこには物語があって・・・。
    心地よい切れとウィットを内包し
    時にはしなやかにデフォルメされ
    紡がれていくストーリーたち。

    あるいはひと時に込められたニュアンスの描写があって・・・。
    言葉の長さ、重なり、ずれ、繰り返し・・・。
    動きからあふれるイメージ、刹那の感触、
    動作が言葉を生かし、つなげ、
    言葉が動作にさらなる意味を作りだす。
    次第に世界が現れていくような高揚感。

    それらが舞台のトーンとなり
    舞台全体としてのテイストに重ねられ
    7つの創作は小皿ではなく、あたかも一皿の料理のように
    供されていくのです。

    味わいは色とともにそれぞれであっても
    観る側とまったくの別世界ではなく
    観る側が感じているような範疇に
    重なりあっていて・・・。
    でも、醸し出される世界は
    ベタな言い方だけれど、とてもお洒落な感じがする。

    昔の言葉から芽吹く時の広がりが
    今に満ちてきて心を奪われたり。

    日常のひと時が日々のルーティンを作り
    やがて季節となり一年の巡りへと導かれたり。
    ことばや動作のシークエンスに
    観る側のなにかが解き放たれ
    共振をして、
    なにかを解放していく。

    初日ということもあってか
    パフォーマンスとして、
    昇華していく余地もいくつか感じました。
    すべてとはいわないけれど、
    たとえば観る側にとって要になるような部分のユニゾンは
    もう一歩緻密に作られた方がよいだろうし
    言葉の重なりがさらになるリハリへとつながる場面では
    もっと精緻に演じられればとは思う。

    でも、そんなことがほとんど気にならないほど
    引き込まれる。
    しなやかで本当に強いつながれ感が生まれて、
    観終わっても、しばらく
    その時間に浸っていたい気分・・・。

    光の色にも語る力があって。
    舞台の白を存分に生きる。
    音楽が観る側の想いの手をとり
    しなやかにそれぞれのシーンの雰囲気に導いていく。

    最後までひたすら見続けて・・・。
    振り返れば
    この作品の虜になっておりました。
  • 満足度★★★

    bird's eye viewも
    こんな雰囲気あったような気がした。

  • 満足度★★★

    満足…ではない
    脚本の顔触れが豪華だったので期待しすぎたかなぁ。
    すべての本と表現(演出)がマッチしていたとは思えない。
    一見の価値はあるけど。
    終演後の構成表の配布は嬉しい。
    百花さんがとても綺麗だった。

    ネタバレBOX

    赤澤ムックの脚本に「君に胸キュン」はどうなんだろう。
    初っぱなだったので、そこでつまずいてしまった。
  • 満足度★★★★★

    まっさらな 心 ひとつ で
    『こ こ  ち   り』 の純白の空間の中で、miel (見える)もの、
    そして、「視えた」世界の感動を伝えたくて、
    いっぱい、いっぱい羅列した文字を、今全て消しました。

    これからあの空間へ入る方には是非、

    まっさらな心ひとつであって欲しいから。


    ネタバレBOX

    私にとって、『こ こ  ち   り』 は、 涙のふるさと でした。

    そして、
    そのふるさとの空には、『虹』。
    淡く、あたたかく、背景に溶け入りそうな、七色の 虹。

    (人は、「ひとり」だよね。でも、「ひとりぼっち」じゃない。)

    そんなメッセージが、心に伝わってきました。
    この舞台を描き出してくださった、全ての皆様に、
    心から、感謝します。
    『こ こ  ち   り』 と出会う前には存在しなかった自分が今ここにいます。
    浄化された自分が、今日からを生きていくんだと思います。

    ほんとうに、ありがとうございました。
  • 満足度★★★★

    ここちよい贅沢
    しゃれおつな77分間。堪能したです。特に女優陣。

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