満足度★★
楽しめなかった
興味深い企画だとは思うが、かなり立ち入った設問もあり、面食らった。答えは動作で表現されるので、答えながらも、他人の回答も一部視野に入ってくるわけだが、命令され集団催眠にかかっているような一種の不快感が終始拭えなかった。演劇の現場にいる人はまた違う興味もあるのだろうけど。
満足度★★★★
本当に西口公園で驚いた。
『出演者はアナタ。実物大ボードゲーム演劇が池袋に登場!』
フェスティバル/トーキョーの総合チラシに書いてあった煽り文を見てから気になって仕方なかった。
観てきました。というよりは、参加してきました。がしっくりとくる作品でした。
何だか精神分析のテストを受けてるようだった。膨大な量の中に、大事な質問が入り交じっているんじゃないかと思わせられる。
私と何かを測る非常によくできた物差しって感じ。
価値観だったり人生観とか、他人と測って分かること。集団対個人、生まれた場所によって考え方はぐっと変わるってことを目の前で認識しました。
設問が用意周到で感心した。時に皮肉やブラックジョークが効いていて面白い。またどんな立場でこの作品を楽しむのかも、観客それぞれの選択次第なんだなぁ。
1人で行って十分楽しかったけど、カップルで行くと更に楽しめたと思います。
満足度★★★★★
不思議な切なさ
アイデンティティそのものへの郷愁とでもいおうか。個人と公共と集団とをいちどに味わうという演劇体験のひとつの特徴的な要素を、ユーモアとペーソスと哀愁を伴って体感させてくれる作品だった。私にとっては。あなたにとっては?というのが、非常に多岐に渡るであろうことがまた興味深い。